きくクリブログ

2025.07.25更新


はじめに:肌の悩み、どこに相談すればいい?

肌のトラブルや悩みを抱えたとき、「皮膚科と美容皮膚科、どちらに行けばいいのだろう?」と迷う方は少なくありません。

同じ「皮膚」を扱うクリニックであっても、その目的やアプローチには大きな違いがあります。

このコラムでは、皮膚科と美容皮膚科の根本的な違いを分かりやすく解説し、患者様の肌悩みに合わせて最適なクリニックを選ぶための具体的なヒントを提供します。

 

この記事でわかること

・皮膚科と美容皮膚科の目的、診療内容、保険適用の違い。

・ニキビ、シミ、イボなど、具体的な症状ごとの最適な受診先。

・クリニック受診時に知っておきたい大切なポイント。

 

目的と診療内容:病気の治療 vs.美しさの追求

皮膚科と美容皮膚科の最も根本的な違いは、その「目的」にあります。

この目的の違いを明確に理解することで、その後の診療内容、治療方法、そして費用に関わる保険適用の違いが、患者様にとって論理的に理解しやすくなります。

 

皮膚科の目的と診療内容:病気の治療と健康な肌への回復

皮膚科は、皮膚、髪、爪など、全身の皮膚に生じる病気や疾患の診断と治療を専門としています。

その主な目的は、病気を治し、健康な状態に回復させること、そして症状によって日常生活に支障が出ないようにすることです。

例えば、アトピー性皮膚炎、湿疹、蕁麻疹、水虫、ヘルペス、帯状疱疹、やけど、重度のニキビなど、痛みやかゆみ、炎症といった症状を伴う皮膚トラブルが主な診療対象となります。

皮膚科は、これらの症状の原因を特定し、医学的な観点から適切な治療を提供することで、患者様の健康と生活の質の向上を目指します。

 

美容皮膚科の目的と診療内容:肌の美しさや若々しさの追求

一方、美容皮膚科は、病気の治療というよりも、肌をより美しく、若々しく保つことを主な目的としています。

シミ、そばかす、シワ、たるみ、ニキビ跡、毛穴の開きや黒ずみ、赤ら顔など、健康上の問題というよりは、審美的な改善を求める肌の悩みに対応します。

美容皮膚科は、メスを使わない施術が中心となる点が特徴であり、最新の医療技術や機器を用いて、患者様の「こうなりたい」という美の目標を達成するためのサポートを行います。

 

診療内容と治療方法:保険適用と自由診療の境界線

皮膚科と美容皮膚科の目的の違いは、提供される診療内容と治療方法、そして最も重要な費用負担の仕組みに直結します。

 

皮膚科の主な診療内容と治療(保険適用)

皮膚科では、主に内服薬や外用薬、漢方薬などを用いた治療が行われます。

治療は健康保険が適用される範囲内で行われ、病気の治癒を目指すことが中心です。

特定の疾患(例:太田母斑、扁平母斑、外傷性色素沈着など)に対しては、レーザー治療も保険適用となる場合がありますが、これはあくまで「病気」と診断された場合に限られます。

 

主な診療疾患例:

湿疹、かぶれ、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹

ニキビ(炎症が強く、病的な側面がある「尋常性ざ瘡」の場合)

水虫、たむし、ヘルペス、帯状疱疹

イボ(ウイルス性、尋常性疣贅など病的なもの)

 

美容皮膚科の主な診療内容と治療(自由診療)

美容皮膚科では、内服薬や外用薬、ビタミン剤に加え、レーザー治療(ピコレーザー、YAGレーザーなど)、ピーリング、注射(ボトックス、ヒアルロン酸)、美容点滴、ダーマペン、医療ハイフ(HIFU)など、多岐にわたる最先端の医療機器や薬剤を用いた治療が行われます。

これらの治療は、より美しさを追求する目的のため、基本的に健康保険適用外の「自由診療」となります 。

そのため、治療費は全額自己負担となり、高額になる場合があります。

 

主な診療内容例:

シミ、そばかす、肝斑(美容目的のもの)

ニキビ跡(クレーター、色素沈着など)の改善、根本的な肌質改善、繰り返すニキビの予防

シワ、たるみ、ほうれい線の改善

毛穴の開き、黒ずみ、赤ら顔(美容目的のもの)

医療脱毛、美肌・アンチエイジング全般

 

 

あなたの肌悩みに最適なのは?【症状別ガイド】

具体的な肌の症状ごとに、どちらのクリニックを受診すべきかを見ていきましょう。

 

・ニキビ・ニキビ跡

炎症や痛み、腫れが強いニキビはまず皮膚科へ。

ニキビ跡の改善や根本的な肌質改善、繰り返すニキビには美容皮膚科が適しています。

 

・シミ、そばかす、肝斑

病的なシミ(太田母斑、扁平母斑、外傷性色素沈着など)は皮膚科で保険適用のレーザー治療が可能です。

美容目的のシミ(老人性色素斑、そばかす、肝斑など)は美容皮膚科が適しています。

まずは皮膚科で診断を受け、病的なものか判断してもらいましょう。

 

・イボ

ウイルス性、または病的なイボは皮膚科で保険適用にて治療を受けられます 。

美容目的で取り除きたいイボは美容皮膚科が適しています(自由診療)

 

・シワ、たるみ

加齢による肌の変化であり、主に美容皮膚科の領域となります。

 

・毛穴の開き、黒ずみ

美容的な悩みに分類されるため、美容皮膚科での相談が一般的です。

 

・肌荒れ、乾燥、赤み

炎症を伴う肌荒れは、まず皮膚科を受診し、原因を特定して適切な治療を受けることが重要です。

症状が落ち着いた後、肌質改善や再発予防、より美しい肌を目指す場合は、美容皮膚科も検討可能です。

 

 

ニキビや肌荒れのように、皮膚科と美容皮膚科のどちらでも対応可能な症状については、まずは皮膚科で診断・治療を受け、その後、美容目的のケアが必要であれば美容皮膚科を検討するという流れを理解することが重要です。

 

 

知っておきたい!

受診時の注意点とクリニック選びのポイント

適切なクリニックを選ぶためには、いくつかの重要なポイントがあります。

 

過去の治療歴の申告の重要性

他のクリニックで受けた治療(レーザー、光治療、ヒアルロン酸、ボトックス、美容整形手術など)や、体内に金属がある場合は、必ず医師に伝えましょう。

これは、副作用のリスクを避け、安全で効果的な治療計画を立てる上で非常に重要です。

 

カウンセリングの活用

どちらのクリニックを選べばいいか迷う場合や、自分の症状がどちらに該当するか分からない場合は、一人で悩まず、まずは皮膚科を受診し、医師に相談してみましょう。

美容皮膚科でも無料カウンセリングを行っているところが多く、治療内容や費用について詳しく聞くことができます。

 

 

まとめ:迷ったらまずは相談を

皮膚科は「病気の治療」、美容皮膚科は「美しさの追求」という異なる目的を持っています。

患者様ご自身の肌の症状や、どのような状態を目指したいのかによって、最適な受診先は異なります。

ニキビや肌荒れなど、炎症や痛みがある場合はまず皮膚科へ。

シミやシワ、ニキビ跡など、美容的な改善を目的とする場合は美容皮膚科の受診を検討しましょう。

しかし、中にはどちらのクリニックでも対応可能な症状や、判断に迷うケースもあります。

そのような時は、一人で悩まず、まずは専門医にご相談ください。菊川内科皮膚科クリニックでは、患者様一人ひとりの肌の状態を丁寧に診察し、最適な治療方針をご提案いたします。

皮膚のトラブルでお困りの際は、どうぞお気軽にご来院ください。

 

♪ 診察予約はこちらから ♪

 


~~監修 医療法人社団 俊爽会  理事長 小林俊一~~

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.07.22更新

当院で取り扱っている自費薬品についてのお知らせですstar

今回はAGA治療薬についてです。

 

AGA(男性型脱毛症)とは………pencil2

AGAは、額の生え際や頭頂部が薄毛になってしまうことで、成人男性のおよそ30%はこれに当てはまると言われています。

原因としては遺伝や男性ホルモンの影響が指摘されており、当院では飲み薬を使用した治療を行っております。

 

 

 

このようなことで、お悩みの方はお気軽にご相談ください。

 

leaf髪の毛のボリュームが気になる

 

leaf髪の毛が細くなってきた

 

leaf抜け毛が多い髪の毛がセットしづらい 

 

leaf年齢の割に髪の毛が少ないように感じる

 

 

 

当院で扱っている治療薬は3種類あります。

(2025年7月22日現在)

 

gift フィナステリド (税込み価格 5,500円)

 

gift デュタステリド(税込み価格 6,600円)

 

gift ミノキシオン(税込み価格 3,960円)

 

 

 

1. 根本原因にアプローチする

  「フィナステリド」と「デュタステリド

AGAの根本原因に働きかけるのが、フィナステリドとデュタステリドです。

これらは、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、悪玉男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)に変換されるのを阻害するお薬です。

 

burnフィナステリド(プロペシア錠の主成分)

世界中で最も広く使われているAGA治療薬の一つです。その安全性と効果は、長年の実績によって確立されています。

DHT生成を強力にブロックし、脱毛の進行を抑制します。

服用を続けることで、薄毛の進行を食い止め、将来的にも自信を持てる頭髪を維持する土台を築きます。

 

burnデュタステリド(ザガーロカプセルの主成分)

フィナステリドよりもさらに強力なDHT阻害作用を持つ、最新のAGA治療薬です。

フィナステリドがブロックする酵素が1種類であるのに対し、デュタステリドは2種類の酵素をブロックするため、より広範囲にDHT生成を抑制します。

 

 

2. 直接髪の毛に栄養を届ける「ミノキシオン

さらに積極的な発毛を促したい方に、ミノキシジルをおすすめします。

ミノキシジルは、男性ホルモンに作用するフィナステリドやデュタステリドとは異なり、

直接毛母細胞に働きかけ、髪の毛の成長を促す外用薬(塗り薬)です。

 

burnミノキシジル(リアップなどの主成分)

頭皮の血行を促進し、毛母細胞に栄養と酸素を豊富に届けます。

これにより、休止期の毛包を刺激して成長期へと移行させ、細く弱った毛を太く強く育てます。

内服薬と併用することで、相乗効果が期待できます。

内側から原因を抑え、外側から発毛を促進する、まさに盤石な治療体制を築くことができます。

 

 

ご購入をご希望の場合、

まず、患者様一人ひとりの症状や、お体の状態にあったお薬がどれか、皮膚科医と診察にてご相談いただきます。

ご予約なく診察可能となっておりますので、ご興味のある方は、お気軽に当院までお越しください。

 

 

都営新宿線菊川駅より徒歩2分、菊川内科皮膚科クリニックです。

 

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.07.20更新

 

受診先で迷ったときに

「お腹の調子が悪い」「なんとなく体調がすぐれない」――そんな時、内科と消化器内科のどちらを受診すればよいのか迷った経験はありませんか?

現代の医療機関は専門分化が進み、診療科が細かく分かれています。

そのため、患者さんにとって「自分の症状はどこに相談すればいいの?」という疑問が生じやすいのも事実です。

本コラムでは、内科と消化器内科の違い、そして症状別の受診目安について、分かりやすく解説します。

 

 

内科と消化器内科の違い

まず、内科と消化器内科の違いを整理しましょう。

 

内科は、発熱や咳、頭痛、全身のだるさなど、体調不良全般を幅広く診療する科です。

高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病の管理、風邪やインフルエンザなどの感染症、また「どこが悪いか分からない」といった漠然とした不調にも対応します。


消化器内科は、内科の中でも特に「消化器」と呼ばれる臓器――食道・胃・小腸・大腸・肝臓・胆のう・膵臓など――に関する病気や症状を専門的に診る科です。

消化管の疾患に加え、肝臓や胆のう、膵臓などの消化に関わる臓器の病気にも精通し、内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)や超音波検査などの専門的な診断・治療を行います。

 

消化器内科が専門とする症状・疾患

消化器内科が専門とする主な症状・疾患には、以下のようなものがあります。

 

・腹痛・胃痛・胸やけ・吐き気・嘔吐

・下痢・便秘・血便・下血

・食欲不振・膨満感・体重減少

・胃炎・胃潰瘍・逆流性食道炎

・肝炎・胆石症・膵炎

・大腸ポリープ・過敏性腸症候群(IBS)・潰瘍性大腸炎

・肝硬変・膵のう胞・胆のうポリープ など

 

これらの症状が続く場合や、急激に悪化した場合は、消化器内科の受診が適切です。

特に、血便や下血、激しい腹痛、原因不明の体重減少などは、重大な疾患が隠れている可能性もあるため、早めの受診をおすすめします。

 

内科が対応する症状・疾患

内科は、以下のような症状や疾患に幅広く対応しています。

 

・風邪・インフルエンザ・発熱・咳・喉の痛み・鼻づまり

・高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病

・動悸・息切れ・めまい・頭痛・全身のだるさ・疲労感

・軽度の腹痛や体調不良全般

 

「どこが悪いのか分からない」「全身の調子が悪い」「複数の症状がある」といった場合は、まず内科で相談するとよいでしょう。

必要に応じて、より専門的な診療科へ紹介してもらうこともできます。

 

 

どちらを受診すべきか迷ったときのポイント

実際に「どちらを受診すればいいのか分からない」と感じた場合、以下のポイントを参考にしてみてください。

 

・症状が消化器に特化している場合
例:胃が痛い、胸やけが続く、血便が出る、強い吐き気や下痢がある、食欲がない、など
  → 消化器内科の受診が適切です。

 

・症状が漠然としている場合
例:なんとなく体調が悪い、発熱や咳、全身のだるさ、どこが悪いのか分からない、複数の症状が同時にある、など
→ まずは内科で相談しましょう。


・迷った場合や複数の診療科があるクリニックの場合

受付で症状を伝え、どの科で診てもらうべきか相談するのも安心です。

内科で診察を受けた後、必要に応じて消化器内科へ紹介されるケースも多くあります。

 

 

症状別:受診の目安

激しい腹痛、吐血、意識障害、急激な症状の悪化など、緊急性が高い場合は、迷わず救急外来を受診してください。

 

 

まとめとクリニックからのアドバイス

「どちらを受診すればいいか分からない」ときは、無理に自己判断せず、まずは菊川内科皮膚科クリニックの内科でご相談ください。

症状が消化器に特化している場合や、専門的な検査が必要と考えられる場合は、消化器内科を選びましょう。

また、早めの受診が、病気の早期発見・早期治療につながります。

当院では、患者さん一人ひとりの症状に合わせて、内科・消化器内科の専門医が丁寧に診察いたします。

気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

インターネットからのご予約は こちらをクリックしてください

 

 

 

 

監修:俊爽会 理事長 

日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医 小林俊一

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.07.18更新


「こんな症状で皮膚科に行っていいのかな?」肌のトラブルで迷った経験はありませんか?

自己判断での対処は、症状を悪化させたり、治りを遅らせたりする可能性があります。

どのような肌の症状のときに皮膚科を受診すべきか、その目安と早期治療の重要性について解説します。

ご自身の肌の健康を守るため、ぜひ参考にしてください。

 

1. こんな症状は要注意!皮膚科を受診すべきサイン

皮膚の症状は多岐にわたりますが、特に以下のようなサインが見られたら、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

 

1-1. 治まらないかゆみ、赤み、腫れ

一時的なかゆみや赤みはよくありますが、数日経っても治まらない、あるいは悪化している場合は注意が必要です。

アトピー性皮膚炎や湿疹、接触性皮膚炎などの可能性があります。慢性化する前に適切な治療を受けることが大切です。

 

1-2. 発疹、水ぶくれ、ただれ、かき壊しがある

原因不明の発疹が広がる、水ぶくれができている、皮膚がただれている、また、かゆみで掻き壊してじゅくじゅくしている状態は、細菌やウイルスの感染、重度の湿疹などが考えられます。

自己判断での市販薬の使用は、かえって症状を悪化させるリスクがあるため避けましょう。

 

1-3. 繰り返すじんましんやアレルギー症状

特定の食べ物や物質に触れてじんましんが繰り返し出る、あるいは原因不明のじんましんが全身に出る場合は、アレルギー反応の可能性があります。

専門的なアレルギー検査を含め、医師による診断が不可欠です。

菊川内科皮膚科クリニックではView39というアレルギー検査を導入しております。

View39は、39種類の主要なアレルゲンに対する特異的IgE抗体を、一度の少量の採血で調べられる新しいアレルギー検査です。

花粉や食物、動物、ダニなど幅広い項目を網羅し、原因不明のアレルギー症状の特定や治療方針決定に役立ちます。

 

1-4. 治らないニキビや吹き出物

ニキビや吹き出物は、適切な治療を行わないと悪化してニキビ跡が残ってしまうことがあります。

炎症が強いニキビや広範囲にわたるニキビは、皮膚科での治療が効果的です。自己流のケアには限界があります。

 

1-5. 強めの症状が出る虫刺され

通常の虫刺されは自然に治まりますが、異常に腫れ上がったり、激しい痛みを伴ったり、患部が広範囲に及んだりする場合は、アレルギー反応や細菌感染の可能性があります。

特に、掻き壊しから「とびひ」になることもあるため、早めの処置や投薬が重要です。

 

1-6. 爪や髪の毛の異変

爪の変色や厚み、もろさは爪白癬(水虫)の可能性があり、検査が必要な場合があります。

髪の毛では手櫛で髪が大量に抜ける、部分的に円形脱毛症が起きている、AGA(男性型脱毛症)などがある場合は要注意です。

見た目の問題だけでなく、早期治療が大切な疾患もありますので、気になる場合はご相談ください。

 

1-7. 市販薬で改善しない、悪化する症状

市販薬を使っても症状が良くならない、むしろ赤みやかゆみが増した場合は、その薬が症状に合っていないか、より専門的な治療が必要なサインです。

自己判断での使用を中止し、皮膚科を受診してください。

 

1-8. 原因不明の皮膚症状や全身症状
明らかな原因が分からない皮膚症状や、発熱、倦怠感などの全身症状を伴う皮膚トラブルは、内臓疾患のサインである可能性もゼロではありません。

このような場合は、速やかに医療機関を受診してください。

 

 

 

2. 「これくらいで…」と思わないで!早期受診のメリット
「こんな軽い症状で皮膚科に行っていいのかな?」とためらう方もいますが、皮膚トラブルにおいては早期受診が非常に重要です。

 

2-1. 症状の悪化を防ぎ、早く治る

皮膚の症状は、放置すると悪化し、治療に時間がかかったり、痕が残ったりするリスクが高まります。

初期の段階で適切な診断と治療を受けることで、症状の悪化を防ぎ、より早く治すことができます。治療期間の短縮や費用負担の軽減にもつながる場合があります。

 

2-2. 正しい診断と適切な治療

皮膚科医は、豊富な知識と経験、そして専門機器を用いて、肉眼では見えない部分まで詳しく診察し、正確な診断を下します。

その診断に基づき、症状に合った最適な治療法(内服薬、外用薬、処置など)を提案することができます。自己判断では難しい、的確な治療が受けられます。

 

2-3. 自己判断による悪化や痕残りを防ぐ

誤った自己判断や不適切な市販薬の使用、間違ったケアは、かえって症状を悪化させたり、色素沈着や瘢痕などの痕を残してしまうことがあります。

専門家による適切な治療を受けることで、このようなリスクを回避し、きれいに治すことが期待できます。

 

 

3. 皮膚科ではどんなことをするの?主な検査と治療
皮膚科を受診すると、一般的に以下のような流れで診察が進みます。

 

3-1. 丁寧な問診と視診

いつから、どのような症状があるのか、かゆみや痛みはあるか、他に持病があるかなどを詳しくお伺いします。

その後、患部を直接目で見て詳しく状態を確認します。

 

3-2. 必要に応じた検査

診断のために、以下のような検査を行うことがあります。

ダーモスコピー: ほくろやシミ、皮膚がんなどの鑑別に用いる特殊な拡大鏡です。

アレルギー検査: 血液検査などで、アレルギーの原因物質を特定します。

真菌検査: 水虫などのカビによる疾患が疑われる場合、皮膚の一部を採取して顕微鏡で調べます。

 

3-3. 薬による治療と生活指導

診断に基づき、症状を改善するための内服薬や外用薬を処方します。

また、日々の生活習慣や適切なスキンケアの方法についてもアドバイスを行います。

保湿の仕方など、皮膚の健康に影響を与える要因について具体的に指導することで、再発予防や症状の安定を目指します。

 

 

4. 当院にご相談ください:専門医があなたの肌悩みに寄り添います

菊川内科皮膚科クリニックでは、お子様からご高齢の方まで、あらゆる皮膚のトラブルに対応しています。

患者様一人ひとりの症状やライフスタイルに合わせた丁寧な診察と、分かりやすい説明を心がけております。

「こんなこと聞いてもいいのかな?」とためらわず、少しでも気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

専門医が親身になってお話を伺い、最適な治療法をご提案いたします。地域の皆様の肌の健康をサポートできるよう、スタッフ一同努めてまいります。

 


気になる症状があれば、まずはご相談を

 

皮膚は、私たちの体を守る大切なバリアです。

日々の生活の中で、様々な刺激にさらされ、時にはトラブルを起こすこともあります。

「たかが皮膚の症状」と軽視せず、長引くかゆみ、広がる発疹、治らないニキビなど、どんな小さなことでも気になる症状があれば、菊川内科皮膚科クリニックの皮膚科にご相談ください。

早期の段階で適切なケアを行うことが、肌の健康を守り、快適な毎日を送るための第一歩となります。

 

診察予約は ♪ こちらをクリックしてください ♪

 


~~監修 医療法人社団 俊爽会  理事長 小林俊一~~

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.07.16更新

最近よく聞くことが多いのでブログにしてみましたnico

 

脂漏性皮膚炎ってご存じでしょうか??

脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)は、頭皮や顔面、耳の裏、胸、わきの下など、

皮脂の分泌が盛んな部位に発生する湿疹です。

赤み、かゆみ、皮むけ、フケのような症状が特徴で、

乳児から大人まで幅広い年齢層に見られます汗

 

どのような原因があるのか?

主な原因は、皮膚に常在するカビ(真菌)の一種「マラセチア」の異常増殖です。

マラセチアの増殖を促す要因としては以下が挙げられます。

・過剰な皮脂分泌

・ビタミンB2、B6の代謝異常や不足

ホルモンバランスの乱れ

・洗顔・洗髪の不足や逆に洗いすぎ

ストレス、寝不足、食生活の乱れ

 

どんな症状がでるのか?

・赤みやかゆみ

皮膚の剥がれ(フケ状、うろこ状)

黄色味を帯びた湿り気のあるフケ

 

予防方法は?

脂漏性皮膚炎を予防するためには、日常生活の工夫やセルフケアが重要です。

皮膚・頭皮を清潔に保つ

皮脂の分泌を抑える生活習慣

・紫外線対策

・抗真菌成分入りのシャンプーや洗顔料の活用

 

病院を受診した方がいい場合は?

かゆみや痛みが強く、日常生活に支障をきたす場合は受診が必要です。

顔や頭皮だけでなく、首や胸、背中、わきの下、足の付け根などにも症状が広がる場合は、他の疾患との鑑別も必要です。

 

どのような診察が行われるか?

実際に皮膚の状態を観察し、赤み、皮むけ、フケ、湿疹の範囲や特徴を確認します。

脂漏性皮膚炎に特徴的な部位(頭皮、顔、耳の裏、胸部など)を中心に診察します。

 

脂漏性皮膚炎で大切なこと

・皮膚・頭皮を清潔に保つ

・保湿を心がける

・頭皮や皮膚を傷つけない

再発しやすいことを理解し、継続的にケアする

脂漏性皮膚炎

 

日々日常生活から意識していきましょうnote2

不安なことがあれば、いつでもご相談ください。

 


都営新宿線菊川駅より徒歩2分、菊川内科皮膚科クリニックです。

 

 【医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修】

 

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.07.14更新

胃腸炎について


胃腸炎って何?

胃腸炎は、胃や腸の粘膜に炎症が起こることで、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの症状を引き起こす病気の総称です。

主にウイルスや細菌の感染によって起こることが多いですが、食中毒や薬剤、アレルギーなどが原因となることもあります。

多くの場合、数日で自然に治りますが、脱水症状など注意が必要なケースもあります。

 

症状の特性

胃腸炎の主な症状は以下の通りです。

 

・吐き気・嘔吐

 食べたものや胃液を吐いてしまうことがあります。特に感染初期に強く出やすい傾向があります。

・下痢

便が水っぽくなったり、回数が増えたりします。ときに血が混じることもあります。

・腹痛

お腹がゴロゴロ鳴ったり、差し込むような痛みを感じることがあります。 

・発熱

原因によっては、微熱から高熱まで発熱を伴うことがあります。

・頭痛、倦怠感

全身の倦怠感や頭痛を伴うこともあります。


これらの症状は、原因となる病原体や個人の免疫力によって、その程度や出現の仕方が異なります。特に小さなお子さんや高齢の方では、脱水症状に注意が必要です。

 

胃腸炎が起こるきっかけ

胃腸炎は様々なきっかけで発生します。

 

・ウイルス感染

最も一般的な原因です。

ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなどが代表的で、感染者の便や嘔吐物から排出されたウイルスが口に入ることで感染(経口感染)します。

また、汚染された食品(特に二枚貝など)からの感染もあります。

 

細菌感染

カンピロバクター、サルモネラ、病原性大腸菌、腸炎ビブリオなどが原因となります。

主に生肉や加熱不十分な食品、汚染された水などを摂取することで感染します。

 

寄生虫感染

クリプトスポリジウムやジアルジアなど、稀に寄生虫が原因となることもあります。

 

薬剤性

抗生物質や特定の薬剤の副作用として胃腸炎に似た症状が出ることがあります。

 

アレルギー

特定の食品に対するアレルギー反応として、胃腸炎症状が現れることがあります。

 

胃腸炎のタイプ

胃腸炎は、その原因や発症の仕方によって大きく2つのタイプに分けられます。

 

①急性胃腸炎

突然発症し、短期間で治癒するタイプです。

ウイルスや細菌による感染が主な原因で、いわゆる「お腹の風邪」と呼ばれることもあります。

 

②慢性胃腸炎

症状が数週間から数ヶ月以上続くタイプです。

感染症が原因で慢性化することは稀で、ストレス、生活習慣、特定の疾患(過敏性腸症候群、炎症性腸疾患など)が関与していることが多いです。

 

胃腸炎の発生部位ごとの特性

胃腸炎は、炎症が起こる部位によって症状の特性が異なります。

 

・胃炎(胃の炎症)

吐き気、嘔吐、上腹部痛が中心です。

 

・小腸炎(小腸の炎症)

下痢、腹部のゴロゴロ感(腹鳴)、けいれん性の腹痛が特徴的です。

水分や栄養の吸収障害が起こりやすく、脱水になりやすい傾向があります。

 

・大腸炎(大腸の炎症)

下痢(ときに血便)、下腹部痛、しぶり腹(排便後も便が残っているような不快感)が中心です。

 

多くの胃腸炎では、胃から腸にかけて広範囲に炎症が及ぶため、これらの症状が複合的に現れることがほとんどです。

 

胃腸炎を引き起こす主な疾患

胃腸炎の症状を呈する主な疾患には、以下のようなものがあります。

 

・感染性胃腸炎

ノロウイルス、ロタウイルス、サポウイルス、アデノウイルスなどのウイルスや、カンピロバクター、サルモネラ、病原性大腸菌、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌などの細菌によるものです。

・食中毒

毒素型(黄色ブドウ球菌、セレウス菌など)や感染型(サルモネラ、カンピロバクターなど)があり、汚染された食品を摂取することで発症します。

・薬剤性腸炎

特定の薬剤(抗生物質、NSAIDsなど)の使用によって、腸に炎症が起こる病気です。

・炎症性腸疾患

潰瘍性大腸炎やクローン病など、原因不明の慢性的な炎症が腸に起こる病気です。胃腸炎とは異なり、長期的な治療が必要となります。

・過敏性腸症候群

腸に明らかな異常がないにもかかわらず、ストレスなどで腹痛や下痢、便秘を繰り返す病気です。

 

胃腸炎を和らげるためセルフケアは?

胃腸炎の症状を和らげ、回復を早めるためには、自宅での適切なセルフケアが非常に重要です。

 

・十分な水分補給

嘔吐や下痢によって体から水分や電解質が失われるため、経口補水液などを少量ずつこまめに摂取し、脱水を予防することが最も重要です。

スポーツドリンクも有効ですが、糖分が多いものもあるため注意が必要です。

 

・消化に良い食事

胃腸に負担をかけないよう、消化の良いものを少量ずつ摂るようにしましょう。

おかゆ、うどん、すりおろしリンゴ、よく煮込んだ野菜などがおすすめです。脂っこいもの、香辛料の強いもの、冷たいもの、アルコール、カフェインなどは避けてください。

 

・体を休める

無理をせず、安静にして体力を回復させることが大切です。

 

・市販薬の利用

吐き気止めや整腸剤などの市販薬もありますが、自己判断での使用は避けて、薬剤師や医師に相談することをお勧めします。

特に下痢止め薬は、病原体の排出を妨げる可能性があるため、むやみに使用しない方が良い場合もあります。

 

受診するタイミングは?

多くの場合、胃腸炎は数日で自然に治まりますが、以下のような場合は医療機関を受診してください。

・激しい腹痛や嘔吐が続く
・血便や黒い便が出る
・38℃以上の高熱が続く
・脱水症状の兆候
・症状が改善しない、または悪化する
・乳幼児や高齢者、持病がある方 

 

どのような検査が必要で、何を調べる?

医療機関では、症状や診察所見に応じて、以下のような検査を行うことがあります。

・便検査

症状や状況に応じて、便中のウイルスや細菌、寄生虫の有無を調べることがあります。

・血液検査

必要に応じて、炎症の程度や脱水の有無、肝臓や腎臓の機能などを確認することがあります。

・内視鏡検査

症状が長引く場合や、血便が続くなど他の重篤な疾患(炎症性腸疾患や腫瘍など)が疑われる場合には、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)や大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)を検討することがあります。

これにより、直接胃や腸の粘膜の状態を観察し、必要に応じて組織を採取して病理検査を行うことで、より詳細な診断が可能です。

 


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どのような診断と治療が行われるの?

診断

主に問診と身体診察、必要に応じて便検査などから総合的に診断を行います。

多くの場合、症状の特徴からウイルス性胃腸炎と診断されることが多いです。

 

治療

胃腸炎の治療は、症状を和らげ、回復をサポートする対症療法が中心となります。

水分・電解質の補給: 脱水予防のため、経口補水液などでしっかり補給します。

症状を聞き、お薬が処方されることもあります。

 

どのような診察が行われるの?

内科クリニックでの診察では、主に以下のような流れで進みます。

問診

受付で記入された問診票を元に、医師が詳しく症状や経過、食歴、アレルギーの有無、既往歴、服用中の薬などを伺います。

 

身体診察

腹部の触診を行い、痛みのある場所や硬さ、お腹の音などを確認します。また、全身の状態(顔色、皮膚の乾燥具合など)から脱水の有無を評価します。

 

必要に応じた検査

医師の判断で、便検査や血液検査などを提案し、説明します。

 

診断と説明

診察や検査結果から病状を診断し、現在の状態や考えられる原因について詳しく説明します。

 

治療方針の説明と処方

症状を和らげるための薬の処方や、自宅での過ごし方、食事に関するアドバイスなど、治療方針を具体的に説明します。

 

再診の指示

必要に応じて、次回の受診の目安や、症状が悪化した場合の受診タイミングなどを伝えます。

 

 

最後に…

胃腸炎は、誰でもかかる可能性のある身近な病気です。

多くの場合、安静と水分補給で自然に回復しますが、症状が重い場合や長引く場合は、迷わず医療機関を受診してください。

特に小さなお子さんやご高齢の方、基礎疾患をお持ちの方は、重症化するリスクがあるため注意が必要です。

日頃からの手洗いの徹底や食品の適切な管理など、感染予防に努めることも大切です。

もし胃腸炎かな?と感じたら、無理せず早めにご相談ください。

 

 

都営新宿線菊川駅より徒歩2分、菊川内科皮膚科クリニックです。

 

監修:俊爽会 理事長 

日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医 小林俊一

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.07.11更新

イボ(疣贅)について
皮膚にできる「イボ」は医学的に「疣贅(ゆうぜい)」と呼ばれ、多くはヒトパピローマウイルス(HPV)感染によるものです。

イボの基本知識から診断、治療、セルフケアまで解説いたします。


疣贅って何?
イボは皮膚の隆起で、多くはHPV感染による「ウイルス性疣贅」です。

ウイルスが微細な傷から侵入し、細胞が増殖して形成されます 。潜伏期間は1〜6ヶ月程度です。

加齢や紫外線が原因の「老人性イボ」など非ウイルス性のものもあります。

 

症状の特性
イボは通常、痛みやかゆみを伴いません。

しかし放置すると増殖し、他者へ感染させるリスクがあります。

ウイルス性イボは表面がざらざらした突起状です。

足の裏のイボは体重で平らになりやすく、歩行時に痛むことがあります。

イボに見られる黒い点は血管の塊です。

 

疣贅が起こるきっかけ
主な原因はHPV感染で、皮膚の傷から侵入します。

直接接触や、プールサイドなどを介した間接接触でも感染します。

免疫力低下時や皮膚に傷がある場合に発生しやすいです。非ウイルス性のイボは、紫外線、加齢、摩擦などが原因です。

 

 

疣贅のタイプ
イボはウイルス性と非ウイルス性に大別されます。

 

ウイルス性イボ

・尋常性疣贅(手足に多いざらざらした突起)

・扁平疣贅(顔や手の甲に多い平らな斑点)

・尖圭コンジローマ(性器周辺のカリフラワー状)

・伝染性軟属腫(子供に多い水いぼ) などがあります。

 

非ウイルス性イボ

・老人性疣贅(加齢・紫外線が原因の茶色い盛り上がり)

・軟性線維腫(首や脇の下のぶら下がったイボ) などがあります。

 

疣贅の発生部位ごとの特性
イボは部位により特性が異なります。

手足のイボは治療に難渋することが多く、足底イボはタコやウオノメと鑑別が必要です。

顔や首のイボは見た目の問題で治療希望が多いです。


疣贅を和らげるためのセルフケアは?
市販薬は角質を柔らかくする効果は期待できますが、ウイルス排除や組織除去はできません。

副作用が生じたら使用を中止し、皮膚科を受診してください。

無理に触ったり潰したりすると、ウイルスが広がり悪化や細菌感染のリスクがあります。

皮膚を清潔に保ち保湿し、免疫力を高める生活習慣も大切です。

 

受診するタイミングは?
イボは放置すると増えたり大きくなったり、他人に感染させるリスクがあるため、早めの受診が推奨されます。

短期間で増大・変化した場合、色や形が変わった場合(悪性腫瘍の可能性も)、痛みやかゆみが出た場合、市販薬が効かない場合は速やかに皮膚科を受診してください。

 

どのような検査が必要で、何を調べる?
皮膚科では主に以下の検査が行われます。

視診でほとんど診断可能ですが 、ダーモスコピー検査で詳細に観察します。

タコやウオノメとの鑑別には角質削りを行い、点状出血を確認します。

悪性腫瘍が疑われる場合は、皮膚生検(病理組織検査)で組織を詳しく調べます。

 

どのような診断と治療が行われるの?
イボの種類や状態に応じ、最適な治療法が選択されます。

 

・液体窒素療法

最も一般的で簡便な治療法です。-196℃の液体窒素でイボを凍結・壊死させます 。複数回繰り返す必要があります 。

 

・炭酸ガスレーザー治療

液体窒素で効果が見られにくい大型・難治性のイボに検討されます 。局所麻酔後、レーザーでイボ組織を蒸発させます 。

 

・内服薬(ヨクイニン)

免疫力向上を促しますが、単独効果は限定的です 。

 

・外用薬

強い酸で組織を腐食させたり、角質を柔らかくしたりします 。

 

どのような診察が行われるの?
医療機関では、まず受付で問診票にご記入いただき、医師がイボの状態を診察します。

イボの種類や治療法を説明し 、最適な治療方針を提案します。

納得いただければ施術を行い、治療後はスキンケアや注意点が説明され、定期的な通院で経過を観察します。

 

最後に…
イボは多くの方が経験する皮膚の悩みですが、適切な診断と治療で改善が期待できます。

放置すると増えたり、他人に感染させたり、まれに皮膚がんが隠れていることもあります。

気になるイボがあれば、お気軽に医療機関にご相談ください。

 


都営新宿線菊川駅より徒歩2分、菊川内科皮膚科クリニックです。

 


~監修 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一~

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.07.09更新

こんにちは。

今回はおいしく楽しいブログです(b゚v`*)

 

先日、退職された先生を囲って、お食事会を行いましたwine

約1か月ぶりに先生にお会いできるこの日を、スタッフ一同楽しみにしていましたflower2

 

今回は、森下のフェボさんにお世話になりました!

とてもおしゃれで素敵なお料理の数々…。

 

oishiiryouri

 

これは何が入っているのかなー?どうやって作っているんだろう…と

味覚も思考もフル回転で、大変おいしくいただきましたheart2

 

素敵なメニューに話も弾み、時間が過ぎるのはあっという間でしたehe

どうして楽しいときほど、時間が過ぎるのが早いのでしょう。

永遠の謎です(ノ_・。)

 

 改めて、フェボさん、素敵なお料理と時間をありがとうございました!!!

 そして先生、職場は違いますが、また是非お会いしましょう!!!

 

次はみんなで、菊川納涼会がしたいなあnote2note2

素敵なビアガーデンをご存じの方がいらっしゃいましたら、

ぜひ教えてください( ´艸`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.07.07更新

脱水症について

「夏は水分を摂りましょう」という言葉はよく聞きますが、実は脱水症は夏だけの病気ではありません。

季節を問わず、様々な状況で誰にでも起こりうる身近な病気です。

「なんとなく体調が悪い」「疲れが取れない」といった、普段見過ごしがちな不調が、実は脱水症のサインかもしれません。

この記事では、脱水症の基礎知識から、ご自身でできるセルフケア、そして医療機関を受診するタイミングまで詳しく解説します。

 

脱水症って何?
脱水症とは、体内の水分と電解質(ナトリウムやカリウムなど)が不足した状態を指します。

体内の水分は体重の約60%を占めており、生命を維持するために非常に重要な役割を担っています。体液が不足すると、体内の臓器が正常に機能できなくなり、様々な不調が現れるのです。

 

症状の特性
脱水症の症状は、軽度から重度まで多岐にわたります。

〇軽度の症状

・口や喉の渇き

・尿量の減少、尿の色が濃くなる

・頭痛、めまい、立ちくらみ

・皮膚や唇の乾燥

〇中度の症状

・強いだるさ、倦怠感

・食欲不振、吐き気

・体温の上昇(熱中症の症状)

・集中力や判断力の低下

〇重度の症状

・意識障害、けいれん

・手足の震え

・血圧の低下

・腎不全など重篤な合併症

 

脱水症が起こるきっかけ

脱水症は、水分摂取量が不足したり、体外へ水分が過剰に排出されたりすることで起こります。

〇水分摂取量の不足

・発熱や下痢、嘔吐など体調不良時

・高齢者や乳幼児で水分補給が不十分な場合

・スポーツや激しい運動で汗を大量にかいた後

〇水分排出量の増加

・多量の発汗(特に高温多湿の環境下)

・下痢や嘔吐

・多尿(糖尿病など)

 

脱水症のタイプ

脱水症は、失われた体液の成分によって3つのタイプに分けられます。

高張性脱水: 体液の水分が電解質よりも多く失われるタイプ。喉の渇きを強く感じます。

等張性脱水: 水分と電解質がバランス良く失われるタイプ。気づきにくいため、注意が必要です。

低張性脱水: 電解質よりも水分が多く失われるタイプ。むくみが出たり、全身倦怠感、食欲不振などが現れます。

 

脱水症の発生部位ごとの特性

脱水症は全身に影響を及ぼしますが、特に影響が出やすい部位があります。

 

①脳: 意識障害や頭痛、めまいを引き起こします。

②腎臓: 尿量が減少し、腎機能が低下します。

③皮膚: 乾燥し、弾力性が失われます。

④消化器: 食欲不振、吐き気、便秘などを引き起こすことがあります。

特に、下痢や嘔吐が原因で脱水症になることもあれば、脱水症が原因で消化器症状が悪化することもあります。

 

脱水症を引き起こす主な疾患

脱水症は、様々な疾患の症状として現れることがあります。

 

感染性胃腸炎: 下痢や嘔吐を伴い、水分や電解質が大量に失われます。

糖尿病: 血糖値が高いと尿量が増え、脱水症になりやすくなります。

熱中症: 高温下で体温調節ができなくなり、多量の発汗で脱水が進みます。

慢性的な消化器疾患: 過敏性腸症候群や**炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)**など、下痢や腹痛が続く病気は、慢性的な脱水状態を引き起こす可能性があります。

 

これらの疾患は、単なる脱水症の症状と思われがちですが、根本に別の病気が隠れていることがあります。

 

脱水症を和らげるためのセルフケアは?

軽度の脱水症であれば、ご自宅でのセルフケアで改善が期待できます。

こまめな水分補給: 喉が渇く前に、少しずつ頻繁に水分を摂りましょう。

塩分・糖分の補給: 水分と一緒に、塩分や糖分も補給することが大切です。スポーツドリンクや経口補水液が効果的です。

経口補水液の活用: 脱水状態の改善には、水やお茶よりも電解質がバランス良く含まれた経口補水液が適しています。

 

受診するタイミングは?

以下のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。

・口の中が乾燥して喋りにくい

・意識がぼんやりする、呼びかけへの反応が鈍い

・尿がほとんど出ない、または色が非常に濃い

・下痢や嘔吐が続いている

・セルフケアをしても症状が改善しない

 

特に、消化器症状が長引く場合は、単なる脱水症ではなく、消化器系の病気が隠れている可能性があります。その場合は、適切な診断と治療が必要です。

 

どのような検査が必要で、何を調べる?
クリニックでは、まず脱水の状態を評価するために、血液検査や尿検査を行います。

 

〇血液検査

ヘモグロビン濃度やヘマトクリット値、電解質(ナトリウム、カリウム、クロール)、腎機能を示すクレアチニンなどを調べ、脱水の程度や全身状態を評価します。

〇尿検査

尿の比重や色、ケトン体などを調べ、脱水の程度を把握します。

 

さらに、下痢や腹痛などの消化器症状が続く場合は、その原因を特定するために、より詳しい検査が必要になることがあります。

「最近、下痢が続いている」「お腹の調子がずっと悪い」といったお悩みはありませんか?

もしかすると、内視鏡検査によって、脱水症の原因となっている病気が見つかるかもしれません。

内視鏡検査は、食道、胃、大腸の粘膜を直接観察できるため、潰瘍や炎症、ポリープなどの異常を早期に発見し、適切な治療へとつなげることができます。

 

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どのような診察が行われるの?
当クリニックでは、まず問診で症状や経過を詳しくお伺いします。

脱水症の程度や原因を判断するため、触診や視診で皮膚の弾力性や口の乾燥状態などを確認します。

もし、下痢や腹痛が慢性的に続く場合は、脱水症の原因を特定するため、さらに詳しい診察や検査についてご提案させていただきます。

 

どのような診断と治療が行われるの?
検査の結果に基づき、脱水症の診断と治療方針を決定します。

軽度〜中度の場合: 経口補水液や点滴による水分・電解質の補給を行います。

重度の場合: 入院して集中的な点滴治療が必要になることもあります。

基礎疾患がある場合: 糖尿病や消化器疾患など、脱水症の原因となっている病気があれば、その治療も並行して行います。

当クリニックでは、消化器専門医が在籍しており、内視鏡検査を含めた専門的な診療が可能です。脱水症の裏に隠れているかもしれない病気を早期に発見し、根本的な治療につなげることが可能です。

 

最後に…
脱水症は身近な病気ですが、放置すると命に関わることもあります。「喉が渇いたな」と感じた時には、すでに脱水が始まっています。

日頃からこまめな水分補給を心がけ、体調に異変を感じたら早めに医療機関を受診しましょう。

特に、下痢や腹痛が続くなど、気になる消化器症状がある場合は、自己判断せずに一度ご相談ください。

 


都営新宿線菊川駅より徒歩2分、菊川内科皮膚科クリニックです。

 

監修:俊爽会 理事長 

日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医 小林俊一

 

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.07.04更新

先日、オテズラ錠についての勉強会を開いていただきましたflower2

オテズラは主に尋常性乾癬の症状で処方されることが多い薬です!

 

乾癬とは??

身体の中の免疫のバランス異常によっておこる、全身性の炎症性疾患です。

患者数は40万~50万人で男女比2:1です。

乾癬は人に移る病気ではありません!!

 

乾癬の原因

遺伝や環境的要因(生活習慣の乱れや、肥満、ストレス)と言われています。

皮膚症状は、摩擦を受けやすい部位に多く見られます。

 


乾癬の予防

・生活習慣の改善

・適度な運動

・ストレス管理

皮膚への刺激を避ける

生活習慣の見直しや皮膚への刺激を避けること、ストレス管理、適切なスキンケアが重要です。

完全な予防は難しいものの、これらの工夫で発症や悪化リスクを減らすことが期待できます。

 

 

オテズラ錠は飲み続けることが大切とのことnote2note2

オテズラは、従来の内服薬と比べて副作用が少なく、使いやすい乾癬治療薬です!

バイオ製剤ほどの効果はないものの、皮膚・関節・爪の症状改善、生活の質向上が期待できます!

 

 

今日の勉強会を聞いて、生活習慣など見直そうと思いましたglitter

 

ちなみに余談ですが、、、、。

オテズラ錠の名前の由来を伺ったところ、乾癬は手と頭に多く発症するのでオテズラと言うそうですgya

 

勉強会

 

 

 


都営新宿線菊川駅より徒歩2分、菊川内科皮膚科クリニックです。

 

 

【医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修】

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

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