きくクリブログ

2025.08.15更新

アトピー性皮膚炎について


アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎は、「アトピー素因」をもった人に発症する、かゆみを伴う慢性の皮膚の炎症です。

「アトピー素因」とは、アレルギーを起こしやすい体質のことで、具体的には、以下のような特徴が挙げられます。

 

・家族やご自身にアレルギー疾患(ぜんそく、アレルギー性鼻炎、結膜炎など)がある

・IgE抗体(アレルギー反応に関わる抗体)を作りやすい体質

 

このアトピー素因に加え、様々な要因が複雑に絡み合い、皮膚のバリア機能が低下し、炎症が起こりやすい状態になります。

症状は、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、慢性的に続きます。

 

疫学

アトピー性皮膚炎は、世界中で患者数が増加している疾患です。

特に先進国での発症率が高く、日本では、小児の10~20%、成人の5~10%が罹患していると言われています。

乳幼児期に発症することが多いですが、近年では成人になってから初めて発症するケースも増えています。性差による大きな違いはありません。

季節によって症状に変化が見られることも多く、冬場は空気が乾燥することで悪化しやすく、夏場は汗をかくことでかゆみが増すことがあります。

このように、アトピー性皮膚炎は、その時の環境や体調に大きく左右される病気なのです。

 

原因
アトピー性皮膚炎の原因は、一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っています。


1. 皮膚のバリア機能の低下

私たちの皮膚は、外からの刺激や異物の侵入を防ぎ、体内の水分が蒸発するのを防ぐ「バリア機能」をもっています。

アトピー性皮膚炎の患者様の皮膚は、このバリア機能が低下していることが分かっています。

その原因の一つとして、フィラグリンというタンパク質が関わっています。

フィラグリンは、皮膚の角質層を形成する重要な成分ですが、アトピー性皮膚炎の患者様の中には、このフィラグリンを作る遺伝子に異常がある方がいることが分かっています。

フィラグリンが不足すると、皮膚の細胞同士の結びつきが弱くなり、スカスカの状態になってしまいます。

その結果、アレルゲン(ダニ、ほこり、花粉など)や刺激物質(汗、石鹸、洗剤など)が皮膚の奥に侵入しやすくなり、さらに、皮膚の水分が外に逃げやすくなるため、乾燥肌になりやすいのです。

 

2. 免疫機能の異常

アトピー性皮膚炎の患者様は、免疫機能に異常があり、アレルゲンに対して過敏に反応してしまいます。

通常は無害な物質であるダニやほこりに対しても、過剰な免疫反応が起こり、炎症を引き起こします。

 

3. 遺伝的要因

アトピー性皮膚炎は、遺伝的な要因が大きく関わっています。

両親のどちらか、または両方がアトピー性皮膚炎である場合、お子様が発症するリスクは高くなります。

 

4. 環境要因

環境要因もアトピー性皮膚炎の発症や悪化に影響を与えます。

 

・アレルゲン: ダニ、ほこり、ハウスダスト、花粉、ペットのフケなど

・刺激物質: 汗、乾燥、紫外線、衣類の摩擦、石鹸、洗剤、シャンプーなど

・ストレス: 精神的なストレスは、かゆみを増幅させ、症状を悪化させることがあります。

・食生活: 特定の食物がアレルゲンとなり、症状を引き起こすこともあります。

 

これらの要因が複合的に作用し、皮膚のバリア機能が破綻し、かゆみと炎症の悪循環に陥るのです。

 

診断

アトピー性皮膚炎の診断は、主に問診と視診によって行われます。

診断のポイントは以下の通りです。

 

・かゆみがあること
・皮膚炎が慢性的(乳児では2ヶ月以上、その他では6ヶ月以上)に続いている、または繰り返していること
・皮膚炎の分布や特徴(左右対称性、年齢による特徴的な皮疹)
・アトピー素因(家族歴や既往歴)の有無

 

これらの基準を総合的に判断して診断を下します。血液検査でIgE抗体の値や、特定のアレルゲンに対するIgE抗体を調べることがありますが、これはあくまで補助的な診断です。

 

治療

アトピー性皮膚炎の治療は、「悪化要因を取り除くこと」と「皮膚の炎症を抑えること」の2つが柱となります。

 

1. 生活習慣の改善

薬物療法に加えて、日々の生活習慣を見直すことが、治療の成功には不可欠です。

 

保湿: 乾燥はアトピー性皮膚炎の大敵です。入浴後や、乾燥が気になる時には、こまめに保湿剤を塗るようにしましょう。

 

スキンケア: 強くこすらず、優しく洗うことが大切です。刺激の少ない石鹸やシャンプーを選び、ぬるま湯で洗い流しましょう。

 

汗対策: 汗をかいたら、すぐにシャワーを浴びたり、濡れたタオルで拭いたりして、清潔な状態を保ちましょう。

 

衣類: 肌触りの良い綿素材の衣類を選び、ウールや化学繊維など刺激の強い素材は避けましょう。

 

アレルゲン対策: 部屋をこまめに掃除し、ダニやほこりを取り除くようにしましょう。

 

ストレス対策: 適度な運動や趣味を見つけるなどして、ストレスを上手に発散することも大切です。

 

 

2. 薬物療法

アトピー性皮膚炎の治療薬には、外用薬と内服薬があります。

 

外用薬(塗り薬)

(1)ステロイド外用薬

炎症を強力に抑える効果があります。症状の程度に合わせて、弱いものから強いものまで、様々な種類があります。

副作用を心配される患者様もいらっしゃいますが、医師の指示通りに、適切な量を、適切な期間使用すれば、副作用のリスクは最小限に抑えられます。

自己判断で塗るのをやめたり、量を減らしたりせず、必ず医師の指示に従ってください。

 

(2)タクロリムス軟膏

ステロイドではない、新しいタイプの外用薬です。ステロイドでコントロールが難しい場合や、顔など皮膚の薄い部分に使用されることが多いです。

 

(3)コレクチム軟膏

JAK阻害剤という新しいタイプの塗り薬で、かゆみと炎症の原因となるサイトカインの働きをブロックします。

2020年に保険適用となり、新たな治療選択肢として注目されています。

 

内服薬(飲み薬)

(1)抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬

かゆみを抑えるために使用されます。眠気などの副作用に注意が必要です。

(2)ステロイド内服薬

重症の場合に、一時的に炎症を抑えるために使用されます。長期使用は副作用のリスクがあるため、医師の指示を厳守してください。

(3)シクロスポリン内服薬

免疫抑制剤の一種で、重症の患者様に使用されます。

 

3. 生物学的製剤(注射薬)

従来の治療で効果が見られない、重症の患者様に対する新しい治療法です。

 

4. 光線療法

紫外線の一種であるUVAやUVBを患部に照射することで、炎症を抑える治療法です。

週に数回、医療機関で治療を行います。

 

予防、対策

アトピー性皮膚炎は、症状の波があるため、良い状態を保つことが重要です。

1. 日常生活での対策

毎日のスキンケア: 保湿と洗浄を習慣化しましょう。

掻かない工夫: かゆみを感じたら、冷やす、保湿剤を塗るなどして、掻かないように心がけましょう。爪を短く切ることも有効です。

環境整備: こまめな掃除、換気を行い、アレルゲンを減らしましょう。

体調管理: 規則正しい生活、バランスの取れた食事、十分な睡眠は、免疫力を高め、症状の安定に繋がります。

 

2. 医師との連携

アトピー性皮膚炎の治療は、患者様と医師の二人三脚で進めていくことが大切です。

症状が落ち着いている時でも、定期的に診察を受け、皮膚の状態をチェックしてもらいましょう。

症状が悪化した場合や、かゆみで眠れないなど、日常生活に支障をきたす場合は、すぐに受診してください。

 

その他

1. 食物アレルギーとの関係

乳幼児期のアトピー性皮膚炎では、食物アレルギーを合併していることがあります。

しかし、自己判断で特定の食べ物を除去することは、栄養不足に繋がる可能性があるため、必ず医師の指導のもとで行ってください。

 

2. 合併症

アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が低下しているため、細菌やウイルスに感染しやすい状態です。

特に、とびひ(伝染性膿痂疹)やヘルペスなどの感染症には注意が必要です。

また、アトピー性皮膚炎の患者様は、アレルギー性鼻炎や気管支ぜんそく、アレルギー性結膜炎などを合併しやすいことが知られています。

 

3. 精神的なケア

かゆみや見た目の問題から、精神的なストレスを感じる患者様も少なくありません。ご家族や周囲の理解とサポートが非常に大切です。

 

最後に

アトピー性皮膚炎は、完治が難しい病気と言われることもありますが、適切な治療と日々のケアで、症状をコントロールし、健やかな肌を保つことは十分に可能です。

つらい時は一人で悩まず、いつでもご相談ください。

 

都営新宿線菊川駅より徒歩2分、菊川内科皮膚科クリニックです。

~監修 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一~

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.08.13更新

このブログは、地域の皆さまが安心して消化器内科を受診できるようお届けします。

 

「受診するけれど、食事は普段通りでいいの?」

「胃が痛いから消化器内科に行こうと思うけれど、受診する日は食事をどうしたらいいんだろう?」

「便の検査があるけれど、何か食べるものに気をつけた方がいいのかな?」

初めて消化器内科を受診される方や、特定の検査を控えている方から、このようなご質問をよくいただきます。

体調が悪い中、受診前の食事のことまで気にするのは、とても大変なことですよね。

当院では、患者様が少しでも安心して受診できるよう、受診前の食事について大切なポイントをお伝えいたします。状況によって対応が異なりますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

【基本】診察・問診のみの場合:普段通りの食事で大丈夫です

「なんとなく胃の調子が悪い」「お腹が張る気がする」「便秘がちで相談したい」など、診察や問診が主となる初診の場合は、基本的に普段通りの食事で大丈夫です。

特別な食事制限は必要ありませんので、ご安心ください。

ただし、診察時に症状について詳しくお伺いするため、

・いつから症状があるか

・どんな症状か(痛み、不快感、吐き気など)

・症状が出るのはどんな時か(食後、空腹時など)

・普段の食生活で気になること

などをメモしておくと、スムーズな診察に繋がります。

嘔吐や下痢があった場合には、その時の色や性状、回数なども分かると参考になります。

無理に食事を抜いたり、極端な食事にしたりする必要はありませんが、もし胃の不調が強い場合は、消化に良いものを少量摂るなど、ご自身の体調に合わせて調整してください。

 

 

【検査前】特に注意が必要なケース:絶食や食事制限をお願いする場合があります

消化器内科では、症状の原因を詳しく調べるために、様々な検査を行います。

特に、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)や大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)、腹部エコー検査の場合には、検査の精度を高めるために事前の食事制限や絶食をお願いすることがあります。

 

「検査の種類別!具体的な食事制限」


・胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)の場合

胃カメラは、食道、胃、十二指腸の内部を直接観察する検査です。正確な診断のために、検査前には胃を空にする必要があります。

・検査の前日

消化の良いものを中心に摂るように心がけましょう。

20時頃までには食事を済ませるようお願いします。

・検査当日の朝

基本的に絶食です。少量の水は飲んで良いです。

 

・大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)の場合

大腸カメラは、大腸の内部を直接観察する検査です。

腸内をきれいにすることが非常に重要であり、食事制限の期間も胃カメラより長くなります。

食物繊維の多い食品の摂取を控えるようにしましょう。

具体的には、野菜(特に葉物野菜、根菜)、きのこ類、海藻類、こんにゃく、果物(種のあるもの)、豆類、穀物類(玄米、パンの耳など)は避けてください。

野菜ジュースや果物ジュースにも食物繊維が含まれているので、注意をしましょう。

多くの場合は、クリニックから渡される専用の検査食を摂取します。

 

・超音波検査(腹部エコー)の場合

腹部エコーは、肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓などの臓器を超音波で観察する検査です。

絶食が基本です。特に胆嚢を観察する際には、食事を摂ると胆嚢が収縮してしまい、正確な評価が難しくなるためです。

食事から6時間は空けた状態が望ましいです。

午前検査の方は、検査当日の朝食は抜いていらしてください。

水かお茶は少量でしたら飲んで良いです。

尿をためてきて来院いただきますようお願いいたします。

そうすることで、下腹部を検査する際、より正確な検査ができます。

 

 

「食事制限中に気をつけたいこと」

水分補給の重要性

検査前の食事制限中は、脱水症状を防ぐためにこまめな水分補給が非常に大切です。
水やお茶、スポーツドリンクなどを積極的に摂りましょう。ただし、大腸カメラの下剤服用中は、指示された水分以外は控える場合がありますので、クリニックにご相談ください。

薬の服用

現在、服用している薬がある場合は、必ず事前にクリニックに申告してください。

特に、糖尿病の薬や血液をサラサラにする薬などは、検査前に中止する必要がある場合があります。自己判断で中断せずに、医師や看護師にお伝えください。

喫煙・飲酒

検査前の喫煙や飲酒は、胃液の分泌を促したり、胃腸の動きに影響を与えたりする可能性があるため、基本的に控えるようにしてください。

 

検査前の食事制限中は、体調管理にも気を配ることが大切です。

 

「どうしても我慢できない場合はどうすればいいですか?」

空腹感が辛い、体調が優れない(めまい、ふらつきなど)といった異変を感じたり、食事制限を続けるのが難しいと感じたりした場合は、無理をせずに、すぐにクリニックに相談してください。

ご自身の体調を第一に考え、適切なアドバイスを求めましょう。不安なことがあれば、遠慮なく質問し、納得した上で検査に臨むことが大切です。

 

「最後に」
消化器内科の受診は、ご自身の健康を守るための大切な一歩です。

「消化器内科を受診する際に食事制限は必要ですか?」という疑問は、多くの方が抱える共通の不安です。

検査の種類によって食事制限の有無や内容が異なること、そしてその理由をご理解ください。

正確な診断と適切な治療のためには、クリニックからの食事に関する指示を守ることが非常に重要です。

もし、指示された内容に不明な点があれば、遠慮なく医療機関に問い合わせて確認するようにしましょう。

 

 


監修:俊爽会 理事長 

日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医 

日本内科学会 総合内科専門医  小林俊一

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.08.08更新

皮膚科で行われる検査とは?

皮膚のトラブル解決には正確な診断が不可欠です。

皮膚科では、患者様の症状や病歴に応じて様々な検査が行われます。

これらの検査は、皮膚のトラブルの原因を特定し、一人ひとりに最適な治療法を見つけるための重要なステップです。

菊川内科皮膚科クリニックでは、患者様の不安を軽減し、安心して検査を受けていただけるよう、検査の目的や流れを丁寧に説明しています。

 

 

皮膚科で行われる主な検査の種類と目的

皮膚科で行われる検査は多岐にわたりますが、ここでは当院でよく行われる代表的な検査についてご紹介します。

 

【検査の例】

 hihu

 


顕微鏡検査(水虫・ダニの確認)

水虫やタムシ、疥癬の原因となる真菌やダニを確認する検査です。 

症状のある皮膚や爪、皮などを採取し、顕微鏡で直接観察します。

多くの場合、その場で結果が判明し、速やかに診断と治療方針の決定が可能です。

 

ダーモスコピー検査(ほくろ・できものの精密検査)

ほくろや皮膚のできもの、腫瘍、脱毛症などを特殊な拡大鏡(ダーモスコープ)で詳しく観察する検査です。

肉眼では見えない皮膚内部の構造や色素分布を詳細に観察し、良性か悪性かを判断します。痛みはなく短時間で完了し、結果もその場で診断可能です。

 

アレルギー検査

アレルギーが疑われる場合、パッチテストとプリックテストをすることもあります。

 

〇パッチテスト(かぶれの原因特定)

接触性皮膚炎(かぶれ)の原因物質を特定する検査です 。

疑われる物質を染み込ませたシールを背中などに貼り、複数回(48時間後、72時間後、7日後など)皮膚の反応を観察し判定します。

検査中は貼付部位を濡らさないよう、入浴や激しい運動は避けてください。

最終結果は貼付から約1週間後に判明します。

※当院ではこちらの検査は行っていません※



〇プリックテスト(食物アレルギーなど)

食物アレルギーや花粉症など、即時型アレルギーの原因を調べる検査です。

腕の皮膚にアレルゲンエキスをたらし、検査用の針で軽く刺し、15分後の反応を観察します。非常に短時間で結果が判明します。

※当院ではこちらの検査は行っていません※

 

皮膚生検(精密な病理診断)

診断が難しい皮膚病や腫瘍の確定診断に不可欠な検査です。

局所麻酔後、病変部の一部を採取し、病理検査で詳しく組織を調べます。

侵襲的な検査のため、事前の説明と同意が必要です。

結果が出るまでにはおよそ2週間程度かかります。

 

 

血液検査(全身の状態や特定の疾患の診断)

全身の健康状態や、天疱瘡や類天疱瘡などの自己免疫疾患、感染症の有無、貧血、肝機能、腎機能などを調べるために行われます。

採血による一般的な検査です。

検査項目によっては、食事や飲酒、喫煙などが結果に影響するため、事前の指示に従うことが重要です。

結果は一般的な項目であれば当日~数日後、詳しい項目は1~2週間程度かかることがあります。

 

 

その他の検査

上記以外にも、以下のような専門的な検査が行われることがあります。

 

遺伝子検査:角化症など、皮膚に症状が出る遺伝性疾患の診断に用いられ、結果に3~6ヶ月かかることがあります。

 

光線過敏検査(MED検査)::光線によって皮膚の病気が引き起こされる疑いがある場合に行われ、24時間後に判定します。

 

画像検査::病気や治療内容に応じて、レントゲン、超音波(エコー)検査、CT、MRI、PETなどが行われることがあります。

 

検査キットを使用した迅速検査::単純ヘルペスや帯状疱疹などのウイルス性疾患の診断に用いられます。

 

ウッド灯による診察::ブラックライトを使い、病変の範囲や色素異常などを診断します。

 

硝子圧法::皮膚病変をガラス板で圧迫して、色調変化を観察する簡易的な検査です。

 

検査を受ける前の心構えと注意点

検査は、病気の正確な診断と、患者様一人ひとりに合った適切な治療のために不可欠なステップです。

菊川内科皮膚科クリニックでは、患者様の不安に寄り添い、検査の目的、具体的な流れ、所要時間などを事前に丁寧に説明し、患者様が検査を具体的にイメージできるように努めています。

パッチテストや血液検査など、検査によっては事前の準備が必要です。

正確な結果を得るため、必ず医師や看護師の指示に従ってください。

当院で行っていない検査につきましては大学病院や連携医療機関へのご紹介となります。

 

検査結果は、いつ、どのように伝えられる?

検査結果が出るまでの期間は、検査の種類によって異なります。

顕微鏡検査やダーモスコピーなど、多くはその場で結果がわかります。

一方で、皮膚生検は約2週間、血液検査は数日~2週間程度、遺伝子検査は3~6ヶ月と時間がかかる場合があります 。

結果説明時には、患者様の「結果が気になります」という気持ちに共感し、医師が患者様の症状や病歴と合わせて総合的に判断し、分かりやすく丁寧にご説明します 。

結果について疑問点や不安なことがあれば、遠慮なく質問してください。

 

安心して受診するために

皮膚の症状は一人ひとり異なり、その診断には専門的な知識と経験が必要です。

菊川内科皮膚科クリニックでは、患者様一人ひとりの状態に合わせた最適な検査と治療を提供し、健やかな生活を取り戻すサポートをいたします。

ご自身の皮膚の症状について気になることがあれば、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。

専門の医師とスタッフが、皆様の不安に寄り添い、丁寧に対応いたします。

 


♪ ご予約はこちらから ♪

 

~~監修 医療法人社団 俊爽会  理事長 小林俊一~~

 

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.08.06更新

「薬ってたくさんあって、どれがどんな効果があるのかわからない」「副作用が心配で、きちんと飲めているか不安」…そんな風に感じたことはありませんか?

毎日飲むお薬だからこそ、正しく理解して、安心して使っていただきたい。

このブログでは、近年注目されている新しいお薬「ウゴービ」を例に、薬と上手に付き合うための大切なポイントをお伝えします。

ご自身の健康を守るために、ぜひ最後までお読みいただき、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね。

 

当院でも処方可能なお薬となっています。

 

 

「ウゴービ」はどのような病気に効くの?

「ウゴービ」は、肥満症の治療薬として最近日本でも使えるようになった、新しいタイプのお薬です。

「肥満症」と聞くと、単に体重が重いだけと思われるかもしれません。

しかし、肥満は高血圧や糖尿病、脂質異常症など、さまざまな病気を引き起こす原因となります。

ウゴービは、このような健康に悪影響を及ぼす「肥満症」を改善するために使われます。

具体的には、体の中にあるGLP-1というホルモンと同じような働きをすることで、食欲を抑え、満腹感を感じやすくする効果があります。

「食べたい」という気持ちを自然にコントロールすることで、食事の量が減り、体重を減らすサポートをしてくれるのです。

 

どのような種類があるの?

ウゴービは、お薬の成分名である「セマグルチド」を含むお薬の一つです。この成分は、肥満症の治療だけでなく、糖尿病の治療にも使われることがあります。

ウゴービの特徴は、注射薬であることです。毎日飲む錠剤とは違い、週に1回、ご自身で注射して使います。

「注射」と聞くと少し怖いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、針はとても細く、痛みも感じにくいように工夫されています。

初めての方でも安心して使えるよう、当院では看護師が丁寧に指導しますのでご安心ください。

 

ウゴービ治療の適応について

ウゴービによる治療は、肥満症と診断された方で、以下の項目を満たす方が対象となります。

必須項目

高血圧、脂質異常症、または2型糖尿病のいずれかの診断を受けている。

 

追加項目(いずれか一つ)

BMIが35以上である。

BMIが27以上35未満であり、かつ以下11項目の「肥満に関連する健康障害」のうち、合計2つ以上を有する。

2型糖尿病

脂質異常症

高血圧

高尿酸血症・痛風

冠動脈疾患

脳梗塞

非アルコール性脂肪性肝疾患

月経異常・不妊

閉塞性睡眠時無呼吸症候群

運動器疾患

肥満関連腎臓病

 

※特に2型糖尿病、脂質異常症、高血圧のいずれか1つ以上を満たすことが必須です。

※ご自身のBMIは「体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))」で簡単に算出できます。

ご自身の状態が適応となるかご不明な場合は、お気軽にご相談ください。

 

 

「ウゴービ」薬の正しい飲み方・使い方

ウゴービは、週に1回、決まった曜日にご自身で注射します。

 

【正しい使い方と保管のポイント】

いつ使う?

毎週決まった曜日に、ご自身で注射します。食前や食後など、特に決まったタイミングはありません。

 

どうやって保管する?

冷蔵庫で保管してください。冷凍したり、直射日光の当たる場所に置いたりしないように注意しましょう。

 

忘れてしまったら?

1日2日程度遅れても大丈夫です。気づいた時点で注射し、その後はまた決まった曜日に戻して使用します。ただし、自己判断は避け、医師や薬剤師にご相談ください。

 

 

「ウゴービ」薬の副作用

どんなお薬にも、効果のほかに「副作用」というものが起こる可能性があります。

ウゴービの場合、比較的多いのが「吐き気」や「下痢」「便秘」といった胃腸の症状です。

これらは、体が薬に慣れてくるにつれて、だんだんと落ち着いてくることがほとんどです。

もしも症状がひどい、または長期間続くようであれば、お気軽にクリニックにご相談ください。

また、ごくまれに重い副作用として「膵炎」などが起こる可能性も指摘されています。何かいつもと違う体調の変化を感じた際は、すぐに医師にご連絡ください。

 

 

薬に関するよくある質問

Q1. 薬は、お茶や牛乳で飲んでもいいですか?

A. 基本的には、お薬は水かぬるま湯で飲んでください。

お茶に含まれる成分や、牛乳に含まれるカルシウムなどが、お薬の吸収を妨げたり、効果を弱めてしまうことがあります。

 

 

Q2. 飲み忘れてしまった場合はどうすればいいですか?

A. 飲み忘れに気づいた時点で、すぐに飲んでください。

ただし、次の飲む時間が近い場合は、1回分を飛ばしてください。2回分をまとめて飲むのは絶対にやめましょう。

 

 

Q3. 症状が良くなってきたら、自分で飲むのをやめてもいいですか?

A. 自己判断でお薬を中断するのは危険です。

症状が改善したように見えても、病気の原因が残っていることがあります。必ず医師の指示に従ってください。

 

 

最後に…

お薬は、私たちの健康を助けてくれる大切なパートナーです。

しかし、その使い方を間違えてしまうと、本来の効果が得られなかったり、思わぬ副作用が出てしまったりすることもあります。

ご自身の判断だけでなく、専門家である医師や薬剤師に相談することが、安心して治療を進めるための第一歩です。

「このお薬、どう使うの?」「この症状は副作用?」など、どんな些細なことでも構いません。

お薬に関する疑問や不安があれば、いつでもお気軽にご相談ください。

 

 

 

監修 医療法人社団 俊爽会 理事長 

日本内科学会 総合内科医 小林 俊一

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.08.04更新


夏の体調不良、もしかして「食中毒」かも?

いよいよ本格的な夏がやってきました。

夏は楽しいイベントがたくさんありますが、実は体調を崩しやすい季節でもあります。

「夏風邪かな?」と思っていたら、実は食中毒だった、なんてことも珍しくありません。

「食中毒って、なんだか他人事のように感じる…」そんな方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、食中毒の原因菌は、身の回りのどこにでも潜んでいます。

このブログでは、食中毒を予防するためのヒントや、もしもの時の対処法等についてお話しさせていただきます。

 

食中毒とは?症状の特徴と原因

食中毒とは、食べ物や飲み物と一緒に、体に有害な細菌やウイルスなどが体内に入り、お腹の調子が悪くなる病気です。

食中毒と聞くと、激しい下痢や嘔吐をイメージされるかもしれませんが、軽度の発熱や腹痛、倦怠感だけで済む場合もあります。

 

主な症状は以下の通りです。

 

・下痢

・嘔吐、吐き気

・腹痛

・発熱

・全身の倦怠感

 

これらの症状は、原因となる菌やウイルスによって、食べた直後から数日後まで、現れるタイミングが異なります。

 

 

食中毒が起こる主な原因

食中毒の原因は多岐にわたりますが、夏の食中毒の多くは「細菌性食中毒」です。

高温多湿な環境は、細菌が繁殖するのに最適なため、食材の管理には特に注意が必要です。

主な原因菌としては、サルモネラ菌やカンピロバクターなどが知られています。

これらは加熱が不十分な肉や卵、生野菜などから感染することが多く、ご家庭でも注意が必要です。

 

もしも食中毒かな?と思ったら…自分でできる対処法

「なんだかお腹の調子が悪い…」と感じた時、ご自身でできる対処法はいくつかあります。

 

1. 水分補給をこまめに行う

下痢や嘔吐で一番怖いのは脱水症状です。

スポーツドリンクや経口補水液を少しずつ、こまめに飲むようにしてください。

 

2. 胃腸を休ませる

症状がひどい時は、食事は控えて胃腸を休ませてあげましょう。

症状が落ち着いてきたら、おかゆなど消化の良いものから少しずつ始めてください。

 

3. 下痢止め薬は自己判断で使わない

下痢は、体内にいる悪い菌や毒素を外に出そうとする体の防御反応です。

下痢止め薬で無理に止めてしまうと、かえって症状が悪化することもあります。

必ず医師にご相談ください。

 

こんな時はすぐにクリニックへ!
自分でできる対処法で様子を見ることも大切ですが、次のような症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。

・激しい下痢や嘔吐が止まらない

・血便がある

・水分がまったく摂れない

・高熱が続く

・お子様やご高齢の方、持病をお持ちの方

 

「もう症状が治まってきたけど、なんだかお腹の調子がずっと良くない…」

そんな場合も、ご相談ください。

一見、食中毒の症状が落ち着いたように見えても、別の病気が隠れている可能性もあります。

 

診断と治療

食中毒が疑われる場合は、まず問診で症状や食事内容を詳しく伺い、必要に応じて便の検査などで原因を特定します。

症状がひどい場合は、点滴で水分補給を行い、症状を和らげるためのお薬を処方します。

 

当院は内視鏡検査にも力を入れております。

「胃カメラ」や「大腸カメラ」と聞くと、辛いイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、当院では患者様の負担をできる限り軽減できるよう、最新の内視鏡システムを導入しています。

「便秘や下痢が続く」「お腹の張りが気になる」といった慢性的な不調には、内視鏡検査で根本的な原因を調べることが大切です。

早期発見・早期治療のためにも、定期的な検査をお勧めしています。

 

★☆見落としの少ない最新のAI内視鏡検査☆★

♪ ご予約はこちらから ♪

 

 

 

最後に…

食中毒は、日頃のちょっとした心がけで予防できる病気です。

食中毒予防の3原則「つけない・増やさない・やっつける」を意識して、安全な食生活を心がけましょう。

お腹の不調は、食中毒だけでなく、様々な病気のサインかもしれません。

些細なことでも「気になるな」と思ったら、お一人で悩まずに、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

都営新宿線菊川駅より徒歩2分、菊川内科皮膚科クリニックです。

 

 


監修:俊爽会 理事長 

日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医 

日本内科学会 総合内科専門医  小林俊一

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.08.01更新

とても暑くなってきましたねehe

水分をしっかり補給して、熱中症にならないように気をつけましょう!!

室内で、冷房をかけていても熱中症になることがあるので、油断大敵ですdire

 

休む

 

菊川内科皮膚科クリニックが属する医療法人社団 俊爽会では、年間を通して患者様の健康意識を高め、

健康寿命を伸ばしていただくための取り組みを行っています!

8月の取り組みについてのお知らせです。

 

8月の取り組みは『ワクチン接種』です。

ワクチン接種を受けることで、病気の発症や合併症のリスクを軽減することができます。
特にお子様や高齢者の方、糖尿病治療、免疫抑制剤をしている方にとっては、ワクチン接種が重要な健康対策になります。

今回は、数あるワクチンの中で4つ程紹介しますihi

 

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。
体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い発疹と水ぶくれが多数集まって帯状に生じます。
80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。
子どもの時に水痘・帯状疱疹ウイルスに感染した方は、このウイルスに対する免疫を持っていますが、獲得した免疫は年齢とともに弱まり、帯状疱疹を発症することが多くなる傾向があります。
ワクチンを接種して免疫の強化を図ろうというのが帯状疱疹の予防接種です。

50歳以上の方が接種を受けることができます。

 

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌は、日常でかかる肺炎の原因として特に多い細菌です。
肺炎球菌による肺炎は、ワクチンの接種や、うがい手洗い・マスクの着用や口腔ケアといった毎日の感染対策を行うことで予防することができます。

65歳以上の方が接種を受けることができます。

 

RSウイルス感染症は、大人も子供もかかる呼吸器感染症です。
RSウイルスは、一般的には乳幼児の呼吸器感染症の原因ウイルスとして知られていますが、高齢者や基礎疾患のある成人についても、症状が重くなり、肺炎を引き起こすこともあることが報告されています。
現在、乳児ではRSウイルス感染症の発症を抑えるお薬がありますが、成人ではRSウイルス感染症に対する特定の治療法はあらず、症状を和らげるための対症療法が行われます。
RSウイルス感染症にかからないようにするために、予防するワクチンがあります。

60歳以上の方が接種を受けることができます。

 

HPVワクチン

子宮頚がんを引き起こす高リスク型HPVの感染を予防するワクチンです。
検診で見つかりにくい腺がんも増えていますので、ワクチンによる予防は大切です。
一方で、感染を予防できない高リスク型HPVもありますので、ワクチンと合わせて検診による早期発見も重要です。
HPVワクチンは定期接種のワクチンです。法律に基づいて、市区町村が主体となって実施する予防接種となります。
自己負担の有無や運用方法などに関しては各自治体の取り決めによります。

 

ワクチン

 

 

当院では、帯状疱疹ワクチン、肺炎球菌ワクチン、RSワクチンの接種が可能です。

各自治体のクーポンや公費助成は使えません。

自費でのお支払いとなります。ご了承ください。

 

興味のある方は、ぜひ当院までお問合せください♪

 

小さな気づきが、大きな一歩!

身近なクリニックで、一緒に始めよう!

健康意識改革( ̄▽+ ̄)

 

都営新宿線菊川駅より徒歩2分、菊川内科皮膚科クリニックです。

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.08.01更新

私たちの体の中で、皮膚は最も外側にあり、常に外部環境にさらされています。

そのため、ちょっとした刺激や体調の変化で、様々なトラブルが生じやすい部位です。

かゆみ、赤み、できもの、乾燥など、皮膚の症状は「見える」からこそ、多くの方が不安を感じやすいものです。

 

はじめに:皮膚のトラブルは皮膚科へご相談を

皮膚の症状は「見える」からこそ専門家へ

皮膚の症状は見た目が似ていても、原因や病名は多岐にわたります。例えば、湿疹一つをとっても、職業、生活習慣、アレルギーの有無によって注意すべきポイントが変わります。

 

 

自己判断の危険性

自己判断で市販薬を使用したり、放置したりすると、症状が悪化したり、適切な治療の機会を逃してしまったりすることも少なくありません。

皮膚の専門家である皮膚科医は、豊富な知識と経験に基づき、症状を正確に診断し、最適な治療法を提案することができます。

どんな些細な皮膚の悩みでも、まずは皮膚科医にご相談いただくことが、早期解決への第一歩となります。

 

皮膚科でよく見られる主な病気とその特徴

皮膚科には多種多様な症状の患者様が来院されますが、その中でも特に多く見られる代表的な病気について、その特徴と一般的な治療の考え方をご紹介します。

 

◎湿疹・皮膚炎:皮膚科受診の約3分の1を占める最も身近な疾患

「湿疹」は、皮膚科で最も頻繁に診断される病名の一つです。

あるクリニックのデータによると、皮膚科の症例の約3分の1が湿疹に分類されるほどです 。

赤み、かゆみ、小さなブツブツ、水ぶくれ、カサカサとした皮むけなど、様々な見た目の症状を呈します。

原因が特定できるもの(例:接触皮膚炎)や、特定の部位に生じるもの(例:手湿疹)は個別の病名が付きますが、それ以外は症状の出現期間によって分類されることもあります 。

治療は、炎症を抑えるステロイド外用薬が主体となることが多いですが、原因に応じた対策も非常に重要です。

 

◎アトピー性皮膚炎:かゆみと炎症が慢性的に続く皮膚疾患

アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返す慢性的な皮膚の病気です。

アレルギー体質に加え、生活習慣、職業、ストレスなどが症状に大きく影響すると考えられています 。

近年では、生物学的製剤やJAK阻害薬といった新しい治療薬の登場により、これまで治療が難しかった重症のアトピー性皮膚炎も、大幅に症状を改善できるようになりました 。

特に大人のアトピー性皮膚炎は、忙しく十分な外用ケアが難しい方も少なくありません。

当院では、患者様のライフスタイルに合わせた治療計画を提案し、継続しやすい形で症状のコントロールを目指します。

 

◎蕁麻疹(じんましん):突然現れるかゆみを伴う膨らみ

蕁麻疹は、皮膚の一部が突然赤く盛り上がり、強いかゆみを伴う病気です。

数十分から数時間で消えることがほとんどですが、繰り返し現れるのが特徴です 。

原因が特定できない「特発性蕁麻疹」が多いですが、物理的な刺激や特定の食物、感染症、ストレスによって誘発されることもあります 。

多くの場合、数週間以内に改善しますが、「慢性蕁麻疹」と診断された場合は、数年単位で内服薬が必要となることもあります 。

 

◎ニキビ(尋常性ざ瘡):思春期から大人まで悩む身近な皮膚トラブル

ニキビは、皮脂腺の分泌が活発になる思春期から現れやすい皮膚トラブルですが、20代や30代の女性、男性にも増えています。

毛穴が詰まり、皮脂が過剰に分泌されることでアクネ菌が増殖し、炎症を起こして赤く腫れたり、膿を持ったりします。背中など顔以外にもできることがあります。

ニキビ跡を残さないためには、炎症がひどくなる前の早期治療が非常に重要です。

最近では、過酸化ベンゾイルやアダパレンといった新しい外用薬が治療の中心となっており、炎症が強い場合は抗菌薬の内服も治療候補となります。

以前に比べて効果的な治療が可能になっています。

 

◎水虫(足白癬):足や爪に潜む真菌感染症

水虫は、白癬菌というカビの一種が足の皮膚や爪に感染することで起こる病気です。

足の指の間がジュクジュクしたり、皮がむけたり、かゆみを伴うことが多いですが、かゆみがほとんどない場合もあります。

爪に感染すると、爪が白く濁ったり、厚くなったりします 。

市販薬で一時的に症状が改善しても、菌が完全に除去されていないと再発を繰り返すことがあります。

特に爪水虫は市販の塗り薬では改善しにくいことが多く、専門的な治療が必要です 。

股部に感染する「いんきんたむし」も水虫の一種で、湿疹と間違えられやすいですが、治療法が異なるため正確な診断が重要です。

 

◎乾癬(かんせん):カサカサとした赤い皮疹が特徴の慢性疾患

乾癬は、皮膚に赤く盛り上がった発疹ができ、その表面に銀白色のフケのようなカサカサ(鱗屑)が厚く付着する慢性的な炎症性疾患です 。

遺伝的要因に加えて、ストレス、肥満、感染症、薬剤など様々な要因が複合的に関与して発症すると考えられています。

頭部から爪まで全身に症状が現れることもあれば、一部に限定されることもあります 。

関節に炎症が起こる「乾癬性関節炎」を合併することもあり、その場合は心臓病や生活習慣病を合併するリスクも報告されています 。

乾癬の治療法は、ステロイドやビタミンD3の外用薬、免疫抑制剤の内服、紫外線療法、そして近年著しい進歩を遂げている生物学的製剤など多岐にわたります。

 

◎帯状疱疹(たいじょうほうしん):ピリピリとした痛みと水ぶくれ

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスが原因で起こる病気です。

子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスが、体内の神経節に潜伏し、加齢やストレス、疲労などで免疫力が低下した際に再活性化して発症します。

体の片側に、ピリピリとした痛みや違和感が生じた後、数日して赤い発疹や水ぶくれが帯状に現れるのが特徴です 。

発症から72時間以内に抗ウイルス薬の内服を開始することが、症状の悪化や後遺症(帯状疱疹後神経痛)の予防に重要とされています 。

顔面に発症した場合は、目や耳、顔面神経に影響を及ぼす可能性があるため、特に早期の受診が推奨されます。

 

◎円形脱毛症:突然、髪の毛が抜けてしまう病気

円形脱毛症は、ある日突然、円形や楕円形に髪の毛が抜けてしまう病気です。

原因は、毛根周囲で自己免疫反応が起こり、自分の免疫細胞が誤って毛根を攻撃してしまうためと考えられています 。

単発性のものから、多発性、頭部全体に広がるもの、全身の毛が抜けるものまで様々です。

治療は、症状の進行度合いに応じて、ステロイド外用薬や内服薬、局所免疫療法などが行われます 。

早期に治療を開始することで、改善が期待できます。

 

その他、皮膚科でよく診る疾患

上記の他にも、皮膚科では以下のような様々な病気を診察しています 。

 

◎脂漏性皮膚炎:フケやかゆみが気になる頭部や顔の湿疹

皮脂の分泌が多い頭部、眉毛、鼻の脇、脇の下、陰部などに生じる湿疹で、フケのようなカサカサが付着するのが特徴です 。

皮脂の分解産物やマラセチア菌というカビの一種が関与していると考えられており、ステロイド外用薬や抗真菌薬で治療を行います。

 

◎痒疹(ようしん):強いかゆみを伴うしこり状の皮疹

激しいかゆみが特徴で、小さなしこり状の皮疹が多発性に生じます 。

虫刺されの跡やアトピー性皮膚炎に合併することもありますが、原因が明らかでない慢性的な痒疹の場合、悪性腫瘍や内臓の病気が隠れていないか検査が必要となることもあります。

 

◎掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう):手足に膿がたまる病気

手のひらや足の裏に赤みや膿疱(膿の入った水ぶくれ)、皮膚の剥がれなどが生じる病気です 。

タバコ、虫歯、歯科金属アレルギー、扁桃炎などが原因となることがあり、採血検査やパッチテストを行うことがあります。

ステロイドやビタミンD3の外用、内服薬、紫外線療法などが用いられます。

 

◎粉瘤(ふんりゅう):皮膚の下にできるしこり

皮膚の下にできる、やや硬く触れるしこりで、中央に黒い点(開口部)が見られることがあります 。

皮膚の垢や皮脂が袋状の構造の中にたまって大きくなる良性腫瘍です。

炎症を起こすと赤く腫れて痛みを伴うことがあり、その場合は切開して膿を出す処置が必要になることもあります 。

炎症を起こす前の段階で手術で摘出することが、きれいに治すためのポイントです。

 

◎魚の目・タコ:足の裏や指の皮膚の厚み

足の裏や指など、特定の部位に繰り返し圧迫や摩擦が加わることで皮膚が厚くなる状態です。

タコ(胼胝)は広範囲に皮膚が硬くなるのに対し、魚の目(鶏眼)は中心に硬い芯ができ、それが奥に食い込むため、歩く際に強い痛みを伴います 。

靴の選び方、歩き方、足の変形などが原因となることが多く、根本的な改善にはこれらの見直しも重要です。

 

◎ホクロ(色素性母斑):気になる皮膚の黒い点

ホクロは、色素細胞が増殖してできる良性の皮膚腫瘍です 。

ほとんどのホクロは心配ありませんが、中には悪性黒色腫(メラノーマ)や基底細胞癌といった皮膚がんとの区別が難しい場合もあります。

皮膚科ではダーモスコープという特殊な拡大鏡を用いて詳しく観察し、診断を行います。気になるホクロがある場合は、専門医の診察を受けることをお勧めします。

 

皮膚科でよくある病気:概要と受診の目安

それぞれの疾患の受診の目安は以下の通りです。

 

hihuka




早期受診のメリットと当院の役割

皮膚のトラブルは、放置すると悪化したり、治療が長引いたりするだけでなく、思わぬ病気が隠れている可能性もあります。

早期に皮膚科を受診することには、以下のような大きなメリットがあります。

 

症状の悪化を防ぎ、適切な治療へ

正確な診断を受け、症状や原因に合わせた最適な治療法を早期に開始することで、症状の悪化や慢性化を防ぎ、跡を残すリスクを減らすことができます。

専門医に相談することで、不安が軽減され、安心して治療に取り組めます。

 

当院の診療方針と患者様へのメッセージ

菊川内科皮膚科クリニックでは、患者様一人ひとりの症状や生活習慣を丁寧に伺い、最適な治療を提供することを心がけております。

どのような皮膚の悩みでも、お気軽にご相談ください。

地域の皆様の皮膚の健康を守る「かかりつけ皮膚科医」として、最新の知見に基づいた質の高い医療を提供してまいります。

 

まとめ:皮膚の健康は日々のケアと専門家への相談から

皮膚は私たちの健康状態を映し出す鏡のようなものです。

日々の適切なスキンケアはもちろん大切ですが、気になる症状が現れた際には、自己判断せずに皮膚科専門医にご相談いただくことが、皮膚の健康を維持し、快適な生活を送るための最も確実な方法です。
このコラム記事が、皆様の皮膚の健康に対する理解を深め、皮膚科受診のきっかけとなることを願っております。

菊川内科皮膚科クリニックは、地域の皆様の皮膚の悩みに寄り添い、安心してご相談いただけるクリニックでありたいと考えております。

 

♪ 診察のご予約はこちらから ♪

 

 


~~監修 医療法人社団 俊爽会  理事長 小林俊一~~

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.08.01更新

先日、「メルスモン」というプラセンタのお薬の勉強会を開いていただきました!

 

 

メルスモンはどのような病気に効くの?

メルスモンは、人間の胎盤から抽出された「プラセンタ」を有効成分とする医薬品です。

プラセンタは、日本では古くから漢方薬として使われてきた歴史があります。

このメルスモンは、更年期障害乳汁分泌不全の治療薬として国の認可を受けています。

 

「更年期障害」は、女性ホルモンの減少によって起こる心と体の不調です。

ほてり、発汗、動悸、イライラ、不眠など、様々な症状が現れますが、メルスモンはこれらの症状を和らげる効果が期待できます。

また、「乳汁分泌不全」は、お母さんの母乳の出が悪い状態を指し、メルスモンがこの改善にも用いられます。

 

保険適用外となりますが、美容や疲労回復、肩こり、冷え性の改善などにも効果があることが知られており、幅広い年代の方にご利用いただいています。

 

 

どのような種類があるの?

メルスモンは、注射薬としてのみ製造・販売されています。

これは、メルスモンが持つ有効成分を、効率よく、そして確実に体内に吸収させるために最も適した方法だからです。

 

 

 

メルスモン薬の正しい使い方・留意点

メルスモンは注射薬ですので、患者様ご自身で服用していただくことはありません。

正しい「使い方」は、医療機関で医師の指示に従って投与を受けることです。

通常、週に2~3回程度の皮下注射を行うことが一般的です。

治療期間や頻度は、患者様の症状や体質によって異なりますので、医師とよく相談して決めていきます。

また、メルスモンは献血ができなくなるなど、いくつか留意点がありますので、必ず以下をご確認ください。

 

 

メルスモン薬の副作用と特に重要な留意点

どのような薬にも、良い効果がある一方で、副作用のリスクもゼロではありません。メルスモンも例外ではありません。

 

よくある副作用

注射を打った箇所が赤くなったり、かゆみや痛みを伴ったりすることがあります。

ほとんどは一時的なもので、数日で治まります。もし症状が続くようでしたら、クリニックにご相談ください。

 

稀な重篤な副作用

ごく稀にですが、ショックやアレルギー反応などが報告されています。

全身の蕁麻疹、呼吸困難、血圧低下などの症状が現れた場合は、すぐに医療機関へご連絡ください。

 

献血について

メルスモンなどのヒト由来プラセンタ製剤を注射された方は、献血ができなくなります。

これは、感染症のリスクを排除するためです。

ご自身がメルスモン治療を始めた場合だけでなく、ご家族や友人が献血を考えている場合にも、この情報を共有していただくことが大切です。

 

 

 

勉強会では、メルスモンの他にも、

ウマやブタのプラセンタを健康食品や化粧品なども紹介していただきましたglitter

ありがとうございましたo(^▽^)o

 

メルスモン、プラセンタのお薬に興味のある方は、

診察にて先生にご相談ください。

 

 

 

~監修 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一~

 

 

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.07.30更新

 

先週、ピザ会を開催しました!

ピザ会とはクリニックのスタッフみんなで

お弁当を食べながら(ピザに限らず)、

テーマを決めて開催するランチミーティングのことですmeal

 

 

今回は、菊川駅前にある、ペリペリチキン専門店 ファイヤーチキン 菊川店さんの

ペリチキバーガーセットをいただきましたsun

 

ハンバーガーの写真を撮ろうと思っていたのですが……

おなかぺこぺこの昼休み……

ハンバーガーを目の前にその余裕はありませんでした(ノ_・。)

(意訳:写真撮るの、忘れました)

 

 

ソースを6種類から選んだり、ドリンクはどれにしようかと話したり、

菊川スタッフのみんなとワイワイ準備ができて楽しかったですheart3

 

↓ とっても美味しいハンバーガーに夢中なスタッフ一同  ↓

 pizza

 

今回のトークテーマは、『食生活について』でした。

健康に、この暑すぎる夏を乗り越えるためには、

どんなことに気を付けていけばいいのでしょう…ehe

 

・アイスは食べたいけど、ラクトアイスは減らす

・早起きはつらいけど、朝ごはんは食べる

・好きなもの(お菓子)だけ買わずに、野菜とたんぱく質も摂るようにする

 

食生活改善を頑張ろう!と我慢しすぎても、

心がついていかないよねえ、という声も。

心の中の〇〇したいなあ、という気持ちに寄り添い、

自分の身体のことも思いやりつつ、無理せず頑張っていきたいです。

 

菊川のスタッフの仲の良さを再確認できる、ピザ会となりましたflower2

 

 

最後に問題ですglitter

我らが古賀先生が、ペリチキバーガーセットのお供に選んだドリンクは何でしょう?

1、コーラ

2、オレンジジュース

3、CCレモン

 

答えが気になる方は、スタッフにお声がけください(。・艸-。)

 

 

 

 

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.07.28更新

胃痛・胸やけ・お腹の不調…

       その症状、もしかして?

 

はじめに:消化器の不調、我慢していませんか?

「胃が痛い」「胸やけがする」「お腹の調子が悪い」──。

多くの方が一度は経験したことのあるこれらの症状。

実は、日常生活に潜む様々な病気のサインかもしれません。

消化器の不調は、放置するとQOL(生活の質)を低下させるだけでなく、重篤な病気の発見を遅らせる原因にもなりかねません。

このブログでは、菊川内科皮膚科クリニックの消化器内科でよく診察している代表的な病気について、その症状や原因、治療法、そして受診の目安を分かりやすく解説します。

ご自身の症状と照らし合わせながら、ぜひ最後までお読みください。

 

 

消化器とは?その役割と対象臓器

消化器は、私たちが食べたものを消化・吸収し、不要なものを体外へ排出する重要な役割を担う器官の総称です。

具体的には、口から食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、そして肝臓、胆のう、膵臓といった、消化・吸収に関わる様々な臓器が含まれます。

これらのどこか一つでも不調をきたすと、様々な症状が現れます。

 

消化器内科でよく診る病気

ここでは、菊川内科皮膚科クリニックの消化器内科で特に多くみられる代表的な病気をいくつかご紹介します。

 

1. 逆流性食道炎

どんな病気?

胃酸が食道に逆流し、食道の粘膜を刺激することで炎症が起きる病気です。

食道と胃の境目にある筋肉(下部食道括約筋)の働きが悪くなったり、胃酸が過剰に分泌されたりすることが原因で起こります。

 

主な症状

「胸やけ」「胃酸がこみ上げてくる感じ(呑酸)」「のどの違和感」「胸の痛み」「慢性的な咳」などが特徴的です。

食後に悪化しやすい傾向があります。

 

原因

脂肪分の多い食事、食べ過ぎ、早食い、食後すぐに横になる、肥満、ストレスなどが挙げられます。

治療法 胃酸の分泌を抑える薬(プロトンポンプ阻害薬など)の服用が中心です。食事内容や生活習慣の改善も非常に重要です。

 

2. 胃炎・胃潰瘍

どんな病気?

胃炎: 胃の粘膜に炎症が起きている状態です。

急性と慢性があり、慢性胃炎はさらにいくつかのタイプに分類されます。

 

胃潰瘍: 胃の粘膜が深く傷つき、粘膜の一部が欠損してしまう状態です。ひどい場合は胃壁に穴が開くこともあります。

 

主な症状

胃炎: 「みぞおちの痛み」「胃もたれ」「吐き気」「食欲不振」など。

 

胃潰瘍: 「みぞおちのキリキリとした痛み(特に空腹時や夜間)」「吐血」「黒い便(タール便)」など、より強い症状が現れることがあります。

 

原因

ヘリコバクター・ピロリ菌感染、非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)の長期服用、ストレス、喫煙、過度の飲酒などが主な原因です。

 

治療法

ピロリ菌がいる場合は除菌治療を行います。胃酸を抑える薬や粘膜を保護する薬を服用し、症状の緩和と粘膜の修復を促します。

 

3. 過敏性腸症候群(IBS)

どんな病気?

大腸に炎症や潰瘍などの器質的な異常がないにもかかわらず、「下痢」や「便秘」、または「下痢と便秘の繰り返し」といった便通異常とお腹の痛み・不快感が慢性的に続く病気です。

 

主な症状

「腹痛」「腹部の膨満感」「下痢」「便秘」などが特徴的で、これらの症状が排便によって軽くなる傾向があります。

ストレスや緊張で症状が悪化しやすいのも特徴です。

 

原因

消化管の運動異常や知覚過敏、自律神経の乱れ、精神的ストレスなどが複雑に絡み合っていると考えられています。

 

治療法

症状に応じた薬(整腸剤、下痢止め、便秘薬、消化管運動改善薬など)の服用が中心です。

食事内容の見直し、ストレスマネジメント、生活習慣の改善も非常に重要です。

 

4. 大腸ポリープ・大腸がん

どんな病気?

大腸ポリープ: 大腸の粘膜にできるイボ状の盛り上がりの総称です。

腺腫性ポリープと呼ばれる一部のポリープは、放置すると大腸がんへ進行する可能性があります。

 

大腸がん: 大腸の粘膜から発生する悪性の腫瘍です。

早期発見・早期治療が非常に重要です。

 

主な症状

早期には自覚症状がほとんどないことが多いです。

進行すると「血便」「便が細くなる」「便秘と下痢を繰り返す」「腹痛」「お腹の張り」「貧血」「体重減少」などが現れることがあります。

 

原因

食生活の欧米化(高脂肪・低食物繊維食)、運動不足、肥満、喫煙、過度の飲酒、遺伝などがリスク要因として挙げられます。

 

治療法

内視鏡によるポリープ切除が一般的です。

がんが見つかった場合は、進行度合いに応じて内視鏡治療、手術、化学療法、放射線治療などを組み合わせます。

 

重要なこと

大腸がんは、早期発見・早期治療によって治癒する可能性が高い病気です。

症状がなくても、40歳を過ぎたら定期的な大腸がん検診(便潜血検査など)や、必要に応じた大腸内視鏡検査を受けることが非常に重要です。

 

 

まとめ:消化器の健康は、全身の健康の源

消化器は、私たちが生きていく上で欠かせない栄養を取り込む重要な器官です。

消化器の健康は、全身の健康に直結すると言っても過言ではありません。

「これくらいなら大丈夫だろう」と症状を我慢したり、市販薬でごまかしたりせず、不調を感じたらまずは専門医にご相談ください。

菊川内科皮膚科クリニックでは、患者様一人ひとりの症状に真摯に向き合い、適切な検査と治療をご提案いたします。

消化器のことで気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

★☆見落としの少ない最新のAI内視鏡検査☆★

♪ ご予約はこちらから ♪

 

 

 

 

 

監修:俊爽会 理事長 

日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医 

日本内科学会 総合内科専門医  小林俊一

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

前へ 前へ

entryの検索

月別ブログ記事一覧

菊川内科皮膚科クリニック TEL0120-979-893 お気軽にお問い合わせください 内視鏡検査専用TEL:0120-979-893 菊川内科皮膚科クリニック TEL0120-979-893 お気軽にお問い合わせください 内視鏡検査専用TEL:0120-979-893