水いぼ(伝染性軟属腫)について
2023.03.17更新
水いぼについて、よくある質問をまとめました。
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Q.水いぼとは?
A.ウイルスが原因で起こる皮膚の感染症で、医学用語では伝染性軟属腫と言います。子供に多い病気です。
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Q.症状は?
A.1~5㎜程度の光沢のあるいぼができます。いぼの中央にくぼみがありその中にある白い芯のような部分にウイルスが多く含まれています。
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Q.症状が出るまでの期間は?
A.ウイルスに感染しても、水いぼの症状が出るまでには14~50日程度かかります。そのため、一旦治療して良くなっても、すでに感染していたウイルスによって水いぼがまた出てくることがあります。
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Q.水いぼがよくできるところは?
A.胸やおなかなど皮膚の薄いところや脇の下などのこすれやすいところによくできます。
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Q.どんな治療をするの?
A.ピンセットでいぼを取る(摘除)…専用のピンセットで水いぼを摘み取る方法が一般的です。この治療では摘み取る際に痛みを伴うことが多いため、麻酔のテープ剤を使用する場合があります。
麻酔のテープ剤の使用により、痛みをやわらげることができます。
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Q.その他の治療法は?
A.液体窒素や硝酸銀ペーストを使用するなど、いろいろな治療法があります。
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Q.水いぼは取らないといけないの?
A.水いぼは放置しても自然に治りますが、それまでには長期間(6か月~5年)かかります。
その間に他の場所にうつったり、他の人にうつしたりすることがあります。また、かゆみを伴うことがあってかき壊し、とびひなどの他の皮膚の感染症にかかったり、アトピー性皮膚炎がひどくなったりすることがあるので、
水いぼの数が少ないうちに取っておいた方が良いでしょう。
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Q.プールに入っても良いの?
A.プールの水ではうつらない為入っても構いません。ただし、互いの皮膚の接触でうつる機会が増えるため注意が必要です。
水着やタオルなどは共用しないようにし、プールの後はシャワーで洗いましょう。
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Q.予防する為にはどうすれば良いの?
A.◎衣類やタオルなどを共有しないようにしましょう。※熱湯消毒すればウイルスの力は弱くなります。
◎プールでは水着、タオル、浮き輪などを共有しないようにしましょう。
◎適切なスキンケアを行い、健康な状態を保ちましょう。
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Q.うつさないためにはどうすれば良いの?
A.◎水いぼをかき壊さないようにしましょう。ほかの場所にうつすだけでなく、とびひなどの原因にもなります。
◎水いぼのある場所は衣服や絆創膏などで覆っておき、患部が直接ふれないようにしましょう。
◎皮膚を清潔にしましょう。プールからでた後などは体をシャワーで良く洗い流し、保湿剤を塗るなどスキンケアをしましょう。
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ご不明点がありましたら当院までお問い合わせください。
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