きくクリブログ

2021.12.24更新

12/29(水)~1/3(月)は休診とさせていただきます。

なお、お休み明けの1/4(火)は混雑が、見込まれます。

当院は予約制ではございませんので、お時間に余裕をもってのご来院をお願い致します。

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2021.12.03更新

掌蹠膿疱症について、よくある質問をまとめました。

 

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Q.どのような病気ですか?

A.掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に左右対称に膿(膿疱)が繰り返し出来る病気です。膿疱とともに紅い斑点(紅斑)や鱗屑と呼ばれるカサカサしたフケのようなものがあらわれます。風邪や扁桃炎などの上気道炎症状などがきっかけになって膿疱が出てくることがあります。

 

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Q.掌蹠膿疱症の症状を教えてください。

A.小水疱(みずぶくれ)、小膿疱(膿):1~5mm程度の大きさの小水疱や小膿疱ができます。

 炎症:主に小水疱や小膿疱の周りに炎症反応がみられます。

 かゆみ:膿疱が出来る部位にかゆみがみられる場合があります。

 爪の変形、にごり:頻度は低いですが、爪の変形や濁りがみられる場合があります。

 

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Q.症状は、どのように変化しますか?

A.まず透明な小水疱や黄色い小膿疱ができます。これが次第に茶色くにごり、かさぶたになります。最終的にそのかさぶたが剥がれ落ちます。この過程で、紅斑が現れ炎症反応もみられます。古い膿疱がなくなるとともに、新しい膿疱が現れ、これらが繰り返されます。

 

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Q.症状が出る部位は、どこですか?

A.手のひら:手のひらの中央、母指球、小指球などにみられます。
 足:土踏まず、かかと、足の縁などにみられます。
 その他:まれに、膝などにみられることもあります。

 

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Q.病気の原因は?

A.扁桃炎、虫歯、副鼻腔炎、中耳炎などの病巣感染や、絲瓜金属などの金属アレルギーが関係していることもありますが、はっきりとした原因は現在のところ分かっていません。

 

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Q.どのくらいの期間発症しますか?

A.患者さんによって異なりますが、多くは平均3~7年で軽快すると言われています。

 

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Q.治療方法を教えてください。

A.掌蹠膿疱症の治療でまず試みるのは、お薬や紫外線での治療です。また、病巣感染や金属アレルギーなどが明らかな場合は、それらを除去する治療を行う場合もあります。
お薬による治療では、外用療法を中心に行います。外用療法であまり効果がない場合などに内服療法や注射を行います。紫外線による治療もあります。詳しくは医師にご確認ください。
その他、扁桃炎の関与が疑われた場合、扁桃腺を摘出することで、掌蹠膿疱症がよくなることがあります。また、虫歯や歯周病、歯科金属アレルギー、中耳炎などが原因になっている場合には、それらの治療を行うことで軽快することがあります。

 

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Q.日常生活で気を付けることはありますか?

A.掌蹠膿疱症の患者さんは喫煙者が多いことから、掌蹠膿疱症と喫煙は何らかの関係があると考えられています。禁煙すると症状がよくなるかどうかについて明らかに証明されているわけではありませんが、健康のためにも喫煙しましょう。また、風邪や扁桃炎がきっかけになって発症することがあります。日頃から、風邪をひかないように注意し、うがいを心がけましょう。

 

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Q.掌蹠膿疱症は治りますか?

A.患者さんによって異なりますが多くは3~7年で軽快するといわれています。早く治すためには、しっかりとした治療をおこなうことが大切です。

 

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Q.膿疱の中に菌はいますか?

A.無菌性膿疱ですので菌はいません。

 

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Q.ほかの人に感染しますか?

A.膿疱の中に菌がいないことから、他の人に感染することはありません。

 

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Q.何歳くらいで発症することが多いですか?


A,統計によると40~50代に発症のピークがありますが、個人差があります。

 

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Q.水虫と似た症状がありますが、水虫とは違うのですか?

 

A,しばしば似た症状を示しますが、全く異なる病気です。したがって治療方法おも異なりますので、自己判断でお薬を使ったりせず医師に相談しましょう。

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

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