きくクリブログ

2021.10.22更新

高尿酸血症について、よくある質問をまとめました。

 

 

Q 高尿酸血症とは、どのようなものですか?

A 血液中の尿酸の濃度のことを尿酸値といいますが、尿酸値が7.0mg/dLを超えたら「高尿酸血症」と呼びます。今は何の自覚症状がなくても、高尿酸値血症は様々な合併症の黄色信号です。
高尿酸値血症の状態が長く続くと、尿酸の血症が身体のあちこちに沈着し始め、激痛で知られる「痛風発作」をはじめとする様々な症状を引き起こします。
・腎障害(痛風腎)
尿酸の血症が腎臓に沈着して、腎臓の動きが低下する。腎障害が進むと腎不全を引き起こし、透析が必要になることもあります。
・痛風結節
尿酸の血症が皮膚組織(皮膚の下)に沈着してかたまりができる。肘や手の甲、耳介などの体温の低いところにできやすい。
・痛風発作
尿酸の血症が関節内に沈着して起こる関節炎で、あるとき突然腫れや芸痛を伴って起こることが特徴です。
・尿路結石
尿が酸性になって、尿の中の尿石が溶けにくくなり、結石ができる。

また、最近では、嗄得尿酸血症は高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病や慢性腎臓病を合併しやすいことが分かってきました。生活習慣病のベースにはメタボリックシンドロームといわれる内臓脂肪肥満の代謝異常がありますが、高尿酸血症も全身の代謝異常のひとつの現れともいえます。高尿酸血症はこれらの疾患と密接に関係し、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こすリスクを高めているともいわれています。
高尿酸血症では、水面下に隠れている見えない重大な合併症に注意することが大切です。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

Q 尿酸とは何ですか?

A 尿酸という名前から「尿の酸」のことだと勘違いされやすいのですが。尿酸はひとつの物質の名前です。尿酸の元として食品に含まれる「プリン体」が有名ですが。実が食品のプリン体からつくられる尿酸は全体の20%にすぎず、残りの80%は体内でつくられるエネルギーの燃えかすと、遺伝子が分解されることによって生じる老廃物です。できた尿酸は、尿の中に排泄され、体内の尿酸の量(尿酸プール)は常に一定に保たれています。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

Q 尿酸値はどうして高くなるのですか?

A 体内で尿酸がつくられすぎたり、不要となった尿酸がうまく身体の外に排泄されなくなることで、血液中の尿酸の濃度が高くなります。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


Q 痛風とはどのような病気ですか?

A 痛風発作は痛風関節炎ともいわれ、尿酸の血症が関節に沈着することで起こります。発作はある日突然起こり、腫れと激痛を伴うことが特徴です。場所は足の親指の付け根が最も多く痛むのは普通一度に1か所だけです。
発作は1~2週間程度でおさまりますが、根本にある高尿酸血症を放っておくと発作を繰り返します。
痛風患者の95%が男性で、激しい運動を好んだり仕事熱心でアルコール(特にビール)を好み、肥満の方がなりやすいです。尿酸値が7.0mg/dLを超えた状態が長く続くと、血液に溶け切らなかった尿酸が結晶化して関節に沈着します。ストレスや激しい運動、尿酸の過激な変動など、何らかのきっかけで沈着していた尿酸の結晶が関節の中で剥がれ落ちると、白血球がそれを排除しようと格闘します。その結果関節の炎症が起きるのです。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

Q 高尿酸血症と痛風には、どのような治療をするのですか?

A 高尿酸血症だからといってすぐに薬による治療が必要になるわけではありません。まずは生活習慣を見直してみましょう。ただし、痛付発作を起こしたことがある方や尿酸値が8.0g/dL以上で合併症がある方、尿酸値が9.0mg/dL以上の方などは薬を飲むことがすすめられますので、まずは医師にご相談ください。
治療の基本は6.0mg/dL以下を目指した尿酸値の継続的なコントロールです。
・食事の量を抑えて体重を落としましょう
・アルコールを減らしましょう
・水分を十分に摂りましょう
・適度な有酸素運動をしましょう
・ストレスを上手に発散しましょう

食生活ですが、まずは適正カロリーを守ることをこころがけてください。
1日に接種する適正カロリーは、標準体重×25~30kalです。
食べてはいけないものはないとはいえ、プリン体を大量にとると尿酸値が上がることは間違いありません。プリン体の多い食品は「たまに」「少し」楽しんでください。
尿酸値が高いと尿が酸性になり、尿酸が溶けにくくなって尿路結石ができやすくなります。野菜、開窓、牛乳などのアルカリ性食品を積極的に摂るとともに水分を十分にとりましょう。水やお茶でまめな水分補給を心がけ1日2リットルを目安に摂取しましょう。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

Q 痛風発作が起きたときの対処法はありますか?

A 痛風発作が起きたら、患部を心臓より高くして冷やします。温めたり揉んだりすると逆効果です。無理に歩き回るのも禁物です。
発作の治療に尿酸値を下げる薬は使いません。痛風発作は、尿酸値が上がったときだけでなく急に下がっても起きやすいので、発作中は尿酸値をなるべく変動させないことが原則です。発作が治まってから尿酸値を下げる治療を始めます。
尿酸値はゆっくりとしっかりと下げることを目標に治療します。詳しくは医師にご相談ください。

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2021.10.18更新

新生児・乳幼児のスキンケアについて、よくある質問をまとめました。

 

Q アレルギー疾患になりやすい特徴はありますか?

A お子さまのご両親または兄弟の一人でもアレルギー疾患を持っていたら、そのお子さまはアレルギー疾患になりやすい体質の可能性があります。こうした、お子さまを「アレルギーのハイリスク児」と呼んでいます。
アレルギーのハイリスク児は成長するにつれて食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、気管支喘息など、さまざまなアレルギー疾患になりやすくなります。
この原因は解明されていませんが、乳幼期に湿疹(皮膚炎)があるとアレルゲン(アレルギーを引き起こす原因となるもの)が皮膚から体の中に侵入してアレルゲンに対するIgE抗体を作りやすいことが原因の一つであると考えられています。アレルゲンに対するIgE抗体が作られていると、アレルゲンが体内に侵入してきたときにアレルギー反応を引き起こす可能性があります。皮膚を外の刺激から守るバリア機能が低下すると、アレルゲンは皮膚から体の中に侵入しやすくなるので、アレルギーのハイリスク児では皮膚を健康に保つために、特にスキンケアが重要と考えられています。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

Q なぜ新生児や乳幼児のスキンケアは大切なのでしょか?

A スキンケアによって皮膚を健康な状態に保ち、アレルゲンが体内に侵入してこないようにするためです。また、アレルギーのハイリスク児の場合、新生児期からのスキンケアがアトピー性皮膚炎の発症を減少させる可能性があるためです。
新生児や乳幼児の皮膚のバリア機能は生まれつき個人差があります。しかし、バリア機能が弱い赤ちゃんは、スキンケアで強化できる場合があります。
通常、皮膚には「バリア機能」というはたらきが備わっていて、ダニや食べ物などのアレルゲンや細菌などが体内に侵入してこないように、また水分が体内から逃げないようにして皮膚を健康な状態に保っています。新生児や乳幼児の場合、大人と比べてこの「バリア機能」がまだ十分に発達していない為、一部の赤ちゃんは皮膚が乾燥しやすく、本来なら皮膚から入ってこないはずのアレルゲンが皮膚の中に入りやすい状態になっています。皮膚についたアレルゲンを洗い落とし、皮膚を保湿して乾燥を防ぎ、アレルゲンが侵入できないような健康な肌にしておくことが大切です。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

Q スキンケアについて、詳しく教えてください。

A スキンケアとは、皮膚の汚れを落として清潔にすることと、保湿して皮膚のバリア機能を補うことです。皮膚を清潔にしてアレルゲンや汚れなどの刺激を防ぐことにより、保湿剤やステロイド外用薬の効果を高め、皮膚を清潔に保ちやすくなります。
また、正常な皮膚では皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質によって皮膚の潤いが保たれています。一方、乾燥して皮膚では正常な皮膚と比較するとこれらの因子が減少し、皮膚から水分が逃げていきやすく、アレルゲンや細菌の毒素などが侵入しやすくなっています。
このバリア機能の低下を改善するためには、保湿剤で潤いを補い、乾燥した皮膚を正常な皮膚の状態に近づけることが必要です。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

Q 季節によってスキンケアの方法は変わりますか?

A どの季節でも清潔と保湿が基本です。夏は汗とうまく付き合い、冬は乾燥対策を心がけましょう。
特に冬は空気が乾燥しているので、皮膚の水分が失われやすく乾燥しがちです。皮膚が乾燥すると、かゆみを悪化させ、さらに掻いてしまうという悪循環を引き起こす可能性があります。こうしたことを防ぐために、こまめにスキンケアを行いましょう。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

Q 皮膚を清潔に保つために気を付けることはありますか?

A まず石鹸は、保湿剤など特別な成分が含まれている必要はなく、普通のもので構いません。ただし、石鹸に含まれている添加物(防腐剤、着色料、香料)は、皮膚に刺激を与え炎症を起こしたり、アトピー性皮膚炎の症状を悪化させることがありますので、できるだけ添加物の入っていないものを選びましょう。次に、石鹸を良く泡立てます。泡立てた泡を手にとって優しく洗いましょう。石鹸で洗い終わったら、38~39℃のぬるめのお湯でよくすすぎましょう。皮膚に石鹸の成分が残っていると皮膚の状態が悪くなることがありますので、残らないように、十分に洗い流してください。体をふくときは、こすらないように軽く皮膚をおさえながら水分をふきとりましょう。入浴後は、石鹸によって保湿成分も洗い流されてしまうので、皮膚が乾燥しやすくなります。体をふいたら保湿剤を塗りましょう。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

Q 保湿はどのようにしたらよいですか?

A 保湿剤は大きく分けて、皮膚の水分が逃げないように蓋をするものと、皮膚に浸透して水分を蓄えるはたらきがあるものの2種類があります。市販の保湿剤を選ぶ際は、できるだけ着色料や香料など皮膚に刺激を与える可能性がある添加物が入っていないものにしましょう。詳しくは医師にご相談ください。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

Q どのような症状が出たら病院を受診すればよいですか?

A 皮膚のブツブツや乾燥、かゆみ、症状が悪化したなど、少しでもおかしいなと思ったら受診しましょう。

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2021.10.08更新

金曜日の山賀先生の診察は、誠に勝手ではございますが午前中のみとさせていただきます。

患者様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

菊川内科皮膚科クリニック TEL0120-979-893 お気軽にお問い合わせください 内視鏡検査専用TEL:0120-979-893
top_inq_sp.png