きくクリブログ

2021.04.23更新

アレルギー性鼻炎について、よくある質問をまとめました。 

 

 

Q.アレルギー性鼻炎が起こる理由はどのようなものですか?

A. アレルギーの原因物質(アレルゲン)が鼻に入ると身体の中に抗体がつくられ、鼻の粘膜表面にある肥満細胞につきます。再びアレルゲンが入ると抗体が反応して刺激を受け取り、細胞からヒスタミンやロイコトリエンなどの化学物質が放出されて神経や血管などに働きかけ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどを引き起こします。

 

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Q.アレルギー性鼻炎の症状はどのようなものですか?

A. 発作的に繰り返し起こるくしゃみ、多量の鼻水、鼻づまりが3大症状となります。そのほか、眼や鼻のかゆみ、寒気や頭痛を伴うことがあります。
アレルギー性鼻炎は、原因物質や好発時期により通年性と季節性の2つのタイプに分けられます。

 

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Q.通年性アレルギー性鼻炎の原因はどのようなものですか?

A.通年性アレルギー性鼻炎の原因の多くは、ハウスダストやダニ(ヒョウダニ)です。最近ではペットのアレルギーなどもみられます。

 

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Q.季節性アレルギー性鼻炎の原因はどのようなものですか?

A.季節性アレルギー性鼻炎の原因のほとんどは花粉です。季節や地域により1年を通して様々な植物の花粉が飛散します。

いつ頃、どんな花粉が飛散するのか、あらかじめ知っておくことが大切です。

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Q. アレルギー性鼻炎の治療法は、どのようなものがありますか?

A. アレルゲンの除去と回避は、もっとも大切であり、できるだけ気を付けましょう。
鼻炎のタイプや重症度を考慮して
薬物療法は症状や年齢、ライフスタイルに合わせて行います。
アレルゲン免疫療法は、アレルゲンのエキスを体内に入れて体質を変えていく方法で、2~3年以上の継続治療と注意深い観察が必要です。
詳しくは、医師にご相談ください。

 

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Q.アレルゲンの除去と回避方法は、どのようなことに気をつければよいですか?

A. 年性アレルギー性鼻炎の場合…ハウスダストやダニを除去するために室内の掃除や寝具類の洗濯などが重要です。ダニを減らすため、除湿器を用いて室内の湿度を低く保ちます。ペットのアレルギーに対しては飼育しないことが一番ですが、難しい場合はペットを清潔に保ち、できるだけ接触を避けます。

 季節性アレルギー性鼻炎の場合…花粉情報を利用して飛散の多い時の外出を控えます。外出時はマスクを着用し、帰宅時はうがいをするなど、できるだけ花粉を吸入しないための対策を立てましょう。

 

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Q. 合併症はどのようなものがありますか?

A. アレルギー性鼻炎により生じた鼻腔内の炎症などに伴い福鼻腔炎を合併すると、鼻づまりや鼻水などの症状がなおりにくくなることがあります。特に鼻づまりの症状が強くなると、副鼻腔炎の治療を同時に行う必要があります。
 アレルギー性鼻炎と気管支喘息の合併は、特に小児に多くみられます。両者は互いに影響を及ぼし合い、アレルギー背鼻炎が悪化すると気管支喘息も悪化します。
特にスギ花粉飛散期に症状の悪化が知られているため、注意が必要です。
アレルギー結膜炎は、特に季節性アレルギー性鼻炎に合併するため、花粉症に伴い眼のかゆみや涙、充血、目やになどを生じることがあります。花粉症の人はコンタクトレンズを避けて眼鏡をかけるようにしましょう。

 

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Q. 抗ヒスタミン薬の服用で注意することはありますか?


A. 抗ヒスタミン薬を服用すると、自分でも気づいていない集中力や判断力、作業能率の低下がみられる場合があります。眠気やだるさを自覚していなくても、自動車の運転が不安定になったり、勉強や仕事への集中力が低下している場合があります。これは、抗ヒスタミン薬が脳内のヒスタミンの動きを抑えるために起こると考えられていますが、薬の種類や個人の体質によってその起こりやすさには差があります。自動車の運転など気になる方は医師にご相談ください。

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2021.04.20更新

4月29日(木)、5月3日(月)、4日(火)、5日(水)は休診とさせていただきます。
患者様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、ご了承下さいますようお願い致します。

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2021.04.05更新

アトピー性皮膚炎について、よくある質問をまとめました。

 

 

Q.どのような症状をアトピー性皮膚炎と呼ぶのでしょうか?

A.アトピー性皮膚炎は、皮膚にかゆみのある湿疹が現れる病気です。湿疹は、顔面や口周り、上半身、手足などのさまざまな場所で左右対称にみられることが多く、悪くなったり良くなったりを繰り返します。また、患者さんには気管支喘息、アレルギー性鼻炎といったアレルギー体質の方が多くみられます。

 

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Q.アトピー性皮膚炎の皮膚の特徴は、どのようなものですか?

 

A.正常な皮膚は皮膚膜によるバリア機能でさまざまな刺激から守られています。
アトピー性皮膚炎の皮膚は乾燥し、バリア機能が低下しているためアレルギーの原因物質(アレルゲン)や刺激が入り込みやすく、炎症が起こりやすくなっています。また、患者さんの皮膚はかゆみに敏感になっているともいわれています。

 

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Q.かゆみの原因は、どのようなものですか?

 

A.日常生活のさまざまな要素が、かゆみを悪化させる原因になることがあります。
 ・アレルゲン…ダニ、ホコリ、花粉、ペットの毛など
 ・皮膚への刺激…衣服、汗、髪、化粧品、シャンプーの接触や摩擦、お風呂の熱など
 ・心理的要因…ストレス、不安など
 何がかゆみを引き起こすかは、患者さんごとに異なります。

 

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Q.夜にかゆみが増す原因は何ですか?

 

A.夜、寝る前は特にかゆみが悪化しやすい時間帯です。
入浴後、布団に入って身体が温まると熱の刺激でかゆみが引き起こされます。また、布団に入って緊張がほぐれると、かゆみを感じやすくなります。かゆみが気になって眠れないと睡眠不足になり、ストレスによって更にかゆくなります。
強くかくことで、皮膚のバリア機能が低下し、湿疹や炎症が悪化してしまいます。
かゆみを抑えることは、心地よい睡眠にも繋がります。

 

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Q.治療薬はどのようなものがありますか?

 

A.薬での治療は、まず炎症をしっかりと抑えることが大切です。炎症を抑える塗り薬と、かゆみの原因となる体内ヒスタミンの働きを抑える飲み薬があります。
治療の際には、自分に合った治療法について医師にご相談ください。

 

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Q.スキンケアのポイントはありますか?


 
A.皮膚の水分量が少なくなると皮膚バリア機能はより低下し、せっかく治まった炎症が再発することがあります。保湿剤を用いてスキンケアを行うと皮膚バリア機能が正常に保たれ、炎症の再発防止だけでなく、かゆみも和らげます。

 

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Q.普段から注意出来ることはありますか?

 

A.衣服や髪の毛も刺激のひとつです。髪の毛は肌に触れないように束ねたり、自分の肌に合った素材の腹を選ぶことも大切です。
意外と注意が必要なのが汗です。汗には皮膚の温度調節、汗腺防御、保湿といった大事な役割があります。そのため、適度な発汗が大切です。
ただし洗い流さず放置すると、かゆみを引き起こす原因になります。汗をかいたときは、こまめに洗い流すように心がけましょう。
また、ストレスをため込んでいるなど、日常生活にも症状を悪化させる要因があります。普段の生活のなかから、これらの要因を取り除くように気をつけましょう。

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

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