膵臓が炎症症状が長期間続くことによって膵臓の働きが徐々に低下していく病気です。
原因として最も多いのが長期間にわたる大量の飲酒です。
他、胆石やストレスが原因で発症することもあり、また原因が不明の場合もあるといわれています。
一度発症すると基本的には治ることはないといわれていますので、適切な治療をして進行を遅らせることが大切となります。
一般的には40~50歳代で発症することが多いです。非常に稀ですが遺伝が原因の慢性膵炎は若い人にも発症することがあります。
お腹(みぞおち)のあたりの痛み、体がだるいなどが主な症状となります。
飲酒後や食べすぎの後におこることが多くなります。
慢性膵炎が疑われるときは血液検査などで消化酵素の値を検査します。また腹部超音波、腹部レントゲン検査、CT検査、MRI検査などの画像検査を行う事もあります。
より詳細な検査としては、内視鏡を用いて胆管や膵管を観察して胆石の有無などを調べるERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)などの内視鏡検査があります。
みぞおちの痛みとしては慢性膵炎のほかに胃炎や胃潰瘍、胆石なども疑われますので、検査をして鑑別が必要となります。
当院では血液検査、腹部超音波検査、腹部レントゲン検査が可能です。(※内視鏡検査は胃カメラと大腸カメラのみなので、膵臓の内視鏡が必要と判断した場合は専門の医療機関にご紹介となります)
慢性膵炎は早期に発見して適切な治療をすることが大切となります。
気になる症状がある方はお気軽にお問い合わせください。
菊川内科皮膚科クリニック