胃カメラ
胃内視鏡検査
胃がんは特に日本人に多いがんで、毎年約5万人の方が亡くなっています。
患者数はもっとも多いがんですが、早期に治療を行えば、治癒することもできます。
(出典:国立がん研究センターがん対策情報センター2013)
胃内視鏡検査とは
胃内視鏡とは、胃がんを発見したり、胸やけ、胃痛、胃もたれなどの原因を調べたりするために行う検査で、「胃カメラ」とも言われていますが、胃だけではなく、食道、胃、十二指腸まで確認する事が出来ます。細い管(中にはカメラだけでなくライトや空気を出す装置、水を吸引する装置などが入っています)を胃の中に入れ、直接粘膜を観察することで病変を発見します。また、必要があれば胃の中の組織を採取して、顕微鏡の検査にて、詳しく調べることも可能です。
こんな方にお勧め
日本人は胃がん患者数が多いため、早期発見のために40歳を過ぎたら毎年胃内視鏡検査を受けられることをお勧めします。特に以下に当てはまる方は胃がんの発症率が高いため、必ず検査を受けるようにしましょう。
- 胸焼けがする
- ゲップが出やすい
- 空腹時に胃がもたれる
- 胃が痛い
- 親族に胃がんになった人がいる
- 40歳以上でこれまでに一度も胃内視鏡検査を受けたことがない
- ピロリ菌に感染している
- 家族がピロリ菌に感染している
- お酒をよく飲む
- タバコを吸う
- 辛い、しょっぱい食べ物が好き
- のどの違和感、食事がつっかえる方
バリウム検査との違い
胃の中を調べる方法としましては、内視鏡以外にもバリウム検査があります。バリウム検査は異常が見つかった場合、結局は内視鏡検査を実施することになります。当院の内視鏡検査は鎮静剤を使って検査を行っています。
- 直接粘膜を観察することができる
- レントゲン撮影による被曝がない
- ピロリ菌感染も調べることができる
- 胃がんのなりやすさ(粘膜萎縮の程度)もわかる
最新のシステムによる胃内視鏡検査
富士フィルムの最新機種LASEREO(レザリオ)VP-7000を導入
先端のAdvanciaHD(アドバンシア)から、最新のLASEREO(レザリオ)VP-7000を導入しました。 仁愛堂クリニックをはじめ当法人は、更に先を見据えた胃内視鏡検査(胃カメラ)にこだわります。検査技術もさることながら最新の設備を用いて、皆様の早期発見のお手伝いをして参ります。
当院の胃内視鏡検査が苦しくない4つの理由
胃内視鏡検査を受ける際に最も気になるのが、管を挿入した時の苦しさだと思います。当院ではこれを和らげるために、いくつかの工夫を取り入れています。
POINT1鼻から管を挿入
当院では、鼻から内視鏡を挿入します。これを経鼻内視鏡検査と言います。口からの内視鏡検査と違い、内視鏡が舌の根元に触れないため「おえっ」となりにくく、不快感が大幅に軽減されます。
左図)口から入れた場合 内視鏡が舌の付け 根を通るため不快に感じやすくなります。
右図)鼻から入れた場合 内視鏡が舌の付け根を通らないため不快に感じず吐き気も感じにくくなります。
POINT2検査中の会話が可能
鼻から管を入れることで、検査中の会話が可能になります。意思疎通ができる状態で検査を受けることは、安心感にも繋がります。(鎮静剤を使用しなかった場合)
POINT3身体への負担を軽減
鼻から入れる内視鏡は細くて柔らかいため、身体への負担が少なくなります。鎮静剤を使用することで、眠っている間にも検査が終わります。
写真左)経鼻内視鏡
写真右)経口内視鏡
POINT4検査時間を短縮
最新の胃内視鏡システムを導入することで、検査中の処置がスピーディーになり、結果的に検査時間を短縮することが実現できます。検査時間も5分程で終わります。
胃カメラの検査前説明
内視鏡のインターネット予約
24時間受付の内視鏡検査インターネット予約も便利です。ご利用ください。