きくクリブログ

2025.07.02更新

【消化器内科はどんなときに受診すべき?】


■ 消化器内科とはどのような診療科か
消化器内科では、食道・胃・小腸・大腸といった消化管や、肝臓・胆のう・膵臓といった消化を助ける臓器に関する病気を専門的に診療しています。

たとえば、「お腹が痛い」「胸やけが続く」「便の調子が悪い」といった比較的軽い症状から、がんや慢性の炎症性疾患など重い病気まで、幅広い不調に対応しています。

おなかの不具合は、生活の快適さに直結するだけでなく、早期に発見・治療しないと深刻な疾患に進展することもあります。

早めの受診が健康を守る第一歩です。

 

 

■ どんな症状があれば、消化器内科に行くべき?

「ちょっとした不調だから様子を見よう」と我慢される方も少なくありませんが、以下のような症状がある場合は、

当院の内科外来受診をご検討ください。

 

・胃の痛みや胸やけが長引いている
 市販の薬を使っても改善しない場合、胃炎や胃潰瘍、逆流性食道炎といった疾患が潜んでいることがあります。

 

・食欲が出ない・体重が減ってきた
 原因不明の食欲低下や体重減少は、消化器疾患に限らず、全身の病気が背景にあることも考えられます。

 

・便秘・下痢が続いている
 2週間以上便通異常が続く場合は、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、大腸がんなどの可能性があります。

 

・血便や黒っぽい便が出る
 血液が混じった便やタールのような黒い便は、消化管のどこかで出血が起きているサインかもしれません。

 

・吐き気や嘔吐が続く
 胃腸の炎症や閉塞、または肝胆膵の病気が原因となるケースもあります。長引く場合は要注意です。

 

 

■ 特に注意すべき緊急性の高い症状

以下のような症状は、命に関わる病気の可能性もあるため、できるだけ早く当院へ相談、もしくは救急外来を受診してください。

 

・急激な腹痛、激しい痛み
 急性膵炎、虫垂炎、消化管穿孔など緊急処置が必要な病気のサインかもしれません。

 

・吐血や下血
 吐いたものに血が混じる、赤い便・黒色便が出る場合は、消化管出血の疑いがあり、至急の対応が求められます。

 

・黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)
 肝臓や胆道系の障害が進行している可能性があります。

 

・高熱を伴う腹痛
 腹膜炎や感染症などが疑われるため、早急な検査が必要です。

 

・脱水症や意識の低下
 嘔吐や下痢が続いて水分補給ができない状態では、脱水や電解質異常による意識障害が起こることもあります。

 

 

■ 受診すべきか迷ったときの判断のポイント

症状が軽くても、次のような場合には受診を考えてみましょう。

 

・市販薬で改善せず、1〜2週間以上続いている

 

・症状が徐々に悪化している

 

・発熱や体重減少、血便など他の症状も出てきた

 

・ご家族に消化器疾患の既往がある(がん、ポリープ、潰瘍など)

 

また、40歳を過ぎた方、たばこやお酒の習慣がある方、ストレスの多い生活を送っている方は、
軽い症状でも早めに医師の診察を受けることが大切です。

 

 

■ 検査・予防目的での消化器内科受診も重要

消化器の病気の中には、症状が出にくいまま進行するものも多いため、症状がなくても定期的な検査を受けることで、病気の早期発見・早期治療が可能になります。

 

・40歳以上の方は、一度胃カメラ・大腸カメラの受診を
 胃がんや大腸がんは、早期に発見できれば治療の選択肢も広がります。

 

★☆見落としの少ない最新のAI内視鏡検査のご予約はこちらから☆★

〈予約リンク〉こちらをクリックしてください
〈電話〉03-5638-1515

 

 

・ピロリ菌の検査と除菌
 ピロリ菌は胃がんのリスクに関わる細菌です。陽性の場合は除菌治療を行いましょう。

 

・肝臓・胆のう・膵臓のチェック
 自覚症状が乏しい臓器のため、超音波検査や血液検査での定期的なチェックが効果的です。

 

・家族に消化器疾患がある方は、若いうちからの受診を
 家族歴がある場合、発症リスクが高まる可能性があります。

 

 

■ まとめ:消化器の不調は放置せず、早めの相談を

お腹の症状は誰にでも起こるものですが、「大したことない」と思って放置すると、重大な病気が進行してしまうこともあります。

少しでも気になることがあれば、早めに当院を受診し、安心につなげましょう。

当院では、患者様のお悩みや症状に寄り添いながら、総合内科専門医、消化器内視鏡専門医が丁寧に診察・検査・治療を行っています。

定期検査をご希望の方や、不安な症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

医療法人社団 俊爽会 理事長  

日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医 小林俊一

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.06.26更新

溶連菌について

 

溶連菌とは

溶連菌は「溶血性連鎖球菌(ようけつせいれんさきゅうきん)」という細菌の一種で、主にのどに感染することで発熱やのどの痛みなどの症状を引き起こします。

特にA群β溶連菌が原因になることが多く、子どもから大人までかかることがあります。

<主な症状>

・急に38~39℃くらいの高い熱が出る

・のどの強い痛みがある(唾を飲み込むのもつらいことがあります)

・のどや扁桃腺が赤く腫れる、白い膿がつくこともある

・体や手足に小さな赤い発疹が出ることがある

・舌がイチゴのようにブツブツになる(「イチゴ舌」)

 

頭痛、首のリンパ節の腫れ、腹痛や嘔吐などの症状もみられることがあります。

風邪と違い、咳や鼻水はほとんど出ません。

 

 

原因

溶連菌感染症は、「A群溶血性連鎖球菌(A群β溶連菌)」という細菌が体に感染することで起こります。

主な感染経路には以下のようなものがあります。

 

・飛沫感染
感染者の咳やくしゃみ、会話などで飛び散った唾液や鼻水のしぶきを吸い込むことでうつります。

 

・接触感染
感染者が使ったタオルや食器、ドアノブなどを介して菌が手に付き、その手で口や鼻、目などを触ることで感染します。

 

・食品感染
まれに、溶連菌に汚染された食品を食べることで感染することもあります。

 

・その他の要因

 溶連菌は普段から人の鼻やのどの中にいることもありますが、体調が悪いときや免疫力が低下しているときに発症しやすくなります。

 

 

診断

溶連菌感染症の診断は、主に「症状」と「検査結果」を組み合わせて総合的に行います。

 

<主な検査方法>

現場でよく行われる検査は以下の3つです。

 

1. 迅速抗原検査(迅速診断キット)
綿棒でのどの奥をぬぐい、検体を採取して溶連菌の抗原があるかを調べます。 

結果は5~10分程度で分かり、診察当日に結果が出るため最も一般的に使われています。

ただし、菌が少ない場合や保菌者の場合は正確性に限界があるため、症状と合わせて判断します。

こちらの検査は当院でも行うことができ、10分ほどで結果が分かります。

 

2. 培養検査
綿棒で採取した咽頭ぬぐい液を培養して、溶連菌が実際に増殖するかを確認します。

より正確ですが、結果が出るまで数日~1週間ほどかかります。

 

3. 血液抗体検査(ASO・ASK)
血液を採取して、溶連菌に対する抗体(ASO、ASK)が増えているかを調べます。

抗体は感染後1週間ほどで上昇し始めるため、急性期の診断には向きませんが、合併症の診断や経過観察に使われます。

 

補足検査

合併症(急性糸球体腎炎など)が疑われる場合、尿検査や追加の血液検査を行うこともあります。

 

 

治療

溶連菌感染症の治療は、「抗生物質(抗菌薬)」を飲むことが基本です。

一番よく使われるのは「ペニシリン系」という種類の抗生物質です。アレルギーがある方には他の種類の抗生物質を使うこともあります。

抗生物質を飲み始めると、熱やのどの痛みは1~2日で楽になることが多いです。

ただし、症状が良くなっても自己判断で薬をやめてはいけません。

処方された期間(通常は7~10日間)は、必ず最後まで飲み切ることがとても大切です。

途中で薬をやめてしまうと、体の中に残った溶連菌が再び増えて、症状がぶり返したり、リウマチ熱や腎炎などの合併症を引き起こしたりすることがあります。

抗生物質を飲み始めて24時間ほど経つと、他の人にうつす心配はほとんどなくなります。

 

 

予防

溶連菌は、主に「飛沫感染」と「接触感染」でうつる細菌です。

日常生活でできる予防策をしっかり行うことで、感染を防ぐことができます。

 

<主な予防策>

・こまめな手洗い

外から帰ったとき、食事の前、トイレの後などは、石けんと流水でしっかり手を洗いましょう。

指の間や手首まで丁寧に洗うことが大切です。

 

・うがいの習慣

帰宅時や食事前にうがいをすることで、のどについた菌を洗い流すことができます。

 

・マスクの着用と咳エチケット

咳やくしゃみをするときはマスクを着用したり、口や鼻をハンカチやティッシュ、袖で覆いましょう。

周囲に感染を広げないためにも、マスクの着用は効果的です。

 

・タオルや食器の共用を避ける

家族間でもタオルや食器、歯ブラシなどは別々に使いましょう。

特に感染者がいる場合は、共有を避けてください。

 

・身の回りの消毒

ドアノブやおもちゃなど、よく触れる場所はアルコールや次亜塩素酸ナトリウムなどでこまめに消毒しましょう。

 

・感染者との濃厚接触を避ける

感染した方との接触はできるだけ控えましょう。

 

・早めの受診と治療

のどの痛みや発熱など、気になる症状があれば早めに医療機関を受診してください。

 

 

症状が悪化した場合…

溶連菌感染症は、抗生物質をしっかり飲めば多くの場合すぐに良くなりますが、治療が不十分だったり、放置したりすると「合併症」と呼ばれる重い病気を引き起こすことがあります。

 

<悪化した場合に起こる主な合併症>

・リウマチ熱
溶連菌感染後2~3週間ほどして発症することがあり、関節が腫れて痛くなったり、心臓に炎症が起きることがあります。まれですが、心臓の弁膜症など後遺症を残すこともあります。

 

・急性糸球体腎炎(きゅうせいしきゅうたいじんえん)
こちらも感染後2~3週間で発症し、腎臓に炎症が起きます。むくみや血尿(赤黒い尿)、高血圧、頭痛などの症状が出ることがあります。

 

・劇症型溶連菌感染症
きわめてまれですが、急激に重症化し、命に関わることもある危険な病気です。急な発熱、強い痛み、意識障害などが現れます。

 

・その他
中耳炎、肺炎、敗血症、皮膚の発疹や紫斑など、さまざまな合併症が起こる可能性があります。

 

 

溶連菌感染症は、症状が軽くなっても自己判断で薬をやめず、必ず医師の指示通りに最後まで飲み切ることが大切です。

 

もし、のどの痛みや発熱が続く、体がむくむ、尿の色が赤黒い、関節が腫れる・痛む、息切れや動悸があるなど、気になる症状が出た場合は、早めにクリニックを受診してください。

 

合併症を防ぐためにも、治療後1か月ほど経ったら尿検査などの経過観察もおすすめしています。不安なことがあれば、いつでもご相談ください。

 


都営新宿線菊川駅より徒歩2分、菊川内科皮膚科クリニックです。

【監修:俊爽会 理事長 小林俊一】

 

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.06.13更新

7月になりました。2025年も後半戦という事実にびっくりです。

気温も急激に高くなり、日傘や日焼け止めが必須になってきましたen

熱中症が怖くなる時期です。水分補給など、こまめに行い、体調管理にお気を付けください。

 

 

菊川内科皮膚科クリニックが属する医療法人社団 俊爽会では、年間を通して患者様の健康意識を高め、健康寿命を伸ばしていただくための取り組みを行っています。

患者様の健康維持の為のお手伝いが出来るように様々な取り組みを行っていきます。

年に一度の健康診断だけでは拾いきれない検査も多くあるかと思います。何か気になる点がございましたらお気軽にスタッフまでお問い合わせください。

 

7月の取り組みは『胃・大腸内視鏡検査です!

定期的に内視鏡検査を受けることで、胃や大腸の健康状態を評価し、胃癌・大腸癌の早期発見や治療を行うことが出来ます。

 

leaf胃内視鏡検査

→通常検査価格22000円(税込)のところ、

 期間中は20000円(税込)でお受けいただけます。

 

leaf大腸内視鏡検査

→通常検査価格28600円(税込)のところ、

 期間中は25000円(税込)でお受けいただけます。

 

leaf胃・大腸同時内視検査

→通常検査価格48400円(税込)のところ、

 期間中は44000円(税込)でお受けいただけます。

 

※期間中:ご予約受付期間 2025年7月1日から7月31日まで

     8月31日までの検査日でご予約いただけます。

 

こちらは現在、自覚症状のない方を対象とした検査コースです。

何か症状がある方は保険診療にて診察をお受け下さい。

 

ご興味のある方は、お気軽にお問合せくださいtelephone

 

 

 

最近、胃もたれがする…便秘気味かも…など、症状のある方は、保険適応での内視鏡検査が可能です。

また、以前内視鏡検査を行ったことがあり、数年ぶりにフォローアップで検査を受けようかな…という方も保険が適応されます。

 

★☆見落としの少ない最新のAI内視鏡検査のご予約はこちらから☆★


〈予約リンク〉こちらをクリックしてください
〈電話〉03-5638-1515

 

 

小さな気づきが、大きな一歩!

身近なクリニックで、一緒に始めよう!

健康意識改革( ̄▽+ ̄)

 fireflower

 

 

 

 

都営新宿線菊川駅より徒歩2分、菊川内科皮膚科クリニックです。

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.06.12更新

先日、ドボベットについてのお勉強会を開いていただきましたstar

ドボベットは尋常性乾癬の治療に使われるお薬です。

 

尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)とは

皮膚に赤く盛り上がった発疹ができ、その上に銀白色のフケのような垢が付着し、ポロポロとはがれ落ちる病気です。

主な症状

皮膚に境界がはっきりした赤い斑点(紅斑)ができ、少し盛り上がります。

その表面に白いフケのようなもの(鱗屑)が付着します。

かゆみを伴うこともありますが、程度は人それぞれです。

主に頭皮、ひじ、ひざ、腰回りなど、刺激を受けやすい場所にできやすいです。

爪にも症状が出ることがあり、爪が変形したり、表面に凹凸ができることもあります。

 

ドボベットについて

 

ドボベットの塗り方

ドボベットは1日1回、適量を患部に塗布してください。

お薬を塗り終わった後は、手をやさしく洗って、手についたお薬をきれいに洗い落としてください。

toire

 

<大きな皮疹>

皮疹の境目まで優しく塗り広げて下さい。

強く擦り込むと患部を刺激し、かゆみが出るなど症状が悪化する原因となることがあります。

油性のお薬なので、塗りすぎるとべたつきを感じることがあります。適量を塗り広げることが大切です。

使用量は、「表面がてかる程度」や「ティッシュペーパーが軽くくっつく程度」を目安にご判断ください。

<頭部や小さな皮疹>

皮疹部分にのせるように、優しく丁寧に塗って下さい。

指先に薬剤を取り、皮疹に塗って下さい。

頭部に塗る場合、お薬を出す前に皮疹の部分をよく確認しておきましょう。

<爪への塗り方>

皮膚と爪の境目、爪の先や根本に入れ込む様にして塗ります。

 

 

 

ドボベットには軟膏ゲルフォームの3種類があります。

それぞれの特徴や使い方について、伺いました。

 

 <ドボベット軟膏の使い方>

人差し指の先から第1関節までの量(約0.5g)で、手のひら2枚分(指を含む)の面積に塗ることができます。

15gと30gの2種類の包装があります。

 

<ドボベットゲルの使い方>

最初にボトルを振ってからお使いください。

1円玉大の量(約0.5g)で、手のひら2枚分(指を含む)の面積に塗ることができます。

ドボベットゲルは、水やアルコールを含まない油性ゲル製剤です。

15gと30gの2種類の包装があります。

 

※上記2種類の薬剤について、1週間に使用する量は、90gまでとしてください※

※複数の剤形のドボベットをお使いの場合、すべての剤形をあわせて1週間に90gを超えて使用できません※

 

<ドボベットフォームの使い方>

上下に5秒以上よく振ってからお使いください。

ボタンを下まで押し切って噴霧してください。

3cm以上離して噴霧します。6cm程度(こぶし一つ分ほど)が離す長さの目安です。

2秒間噴射した量(約0.5g)で、手のひら2枚分(指を含む)の面積に塗ることができます。

 

噴射する時は「0.1.2」と0から数えるとちょうどいい量になるとコツを教えていただきましたpencil2

噴霧直後のひんやりとした感じが気になる場合は、一度手に取ってから塗布することをおすすめします。

 

※輸送中の誤噴射を防ぐ目的で、ボタンが本体に接合されているため、初回ご使用時は、ボタンを強めに押し込んでください※

※ボタンがうまく押せないときは、指を少し後ろにずらし、ボタンの外側を押すようにすると、下まで押しやすくなります※

 

「早く治したい」という患者様の声から、フォーム剤ができたとお話を伺いましたglitter3

当院でも処方が可能なお薬となっています。

ご興味のある方は、皮膚科にて、お気軽にご相談ください。

 

都営新宿線菊川駅より徒歩2分、菊川内科皮膚科クリニックです。

 

【監修:俊爽会 理事長 小林俊一】

 

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.06.12更新

疥癬について

★疥癬(かいせん)とは?
疥癬とは、ヒゼンダニ(疥癬虫)という非常に小さなダニが皮膚に寄生することで起こる感染症です。肉眼ではほとんど見えないダニですが、皮膚の角質層にトンネルを掘って寄生し、産卵することで強いかゆみなどの症状を引き起こします。

人から人へ感染する病気で、主に「通常疥癬」と「角化型疥癬(ノルウェー疥癬)」の2つのタイプがあります。

 

症状
疥癬の主な症状は激しいかゆみと皮膚の発疹です。特に夜間、体が温まるとかゆみが強くなるのが特徴です。


1.通常疥癬(つうじょうかいせん)
◌ かゆみ

夜間に特に強くなる激しいかゆみがあります。

◌ 皮 疹

①疥癬トンネル: メスのヒゼンダニが皮膚の角質層に掘った、数mmから1cm程度の灰白色の線状の盛り上がりです。指の間、手首の内側、肘、脇の下、下腹部、陰部、太ももの内側など、皮膚の柔らかい部分によく見られます。

②紅色丘疹(こうしょくきゅうしん): 赤いブツブツが体や四肢に散発します。
③結節(けっせつ): 陰部や脇の下、肘などにやや硬いしこりのようなものができることがあります。


2.角化型疥癬(かくかがたかいせん)(ノルウェー疥癬)
通常疥癬よりも非常に多くのヒゼンダニが寄生する重症型です。免疫力が低下している高齢者や病気の方に多く見られます。

◌ かゆみ

かゆみが軽度であることもありますが、非常に強い場合もあります。

◌ 皮 疹

全身の皮膚が厚くなり、フケのようにボロボロと角質が剥がれ落ちる(落屑)のが特徴です。頭や顔を含め全身に及ぶこともあります。この剥がれ落ちた角質の中には、大量のヒゼンダニが含まれており、感染力が非常に強いです。

 

原因
疥癬の原因は、ヒゼンダニ(疥癬虫)というダニが皮膚に寄生することです。
主な感染経路は3つあります。


1.直接接触感染
最も一般的な感染経路です。皮膚と皮膚が長時間直接触れることで、ダニが移動して感染します。例えば、寝具を共有する、手をつなぐ、抱き合うなどの密な接触が挙げられます。短時間の接触では感染しにくいとされています。
性的接触によって感染することもあります。


2.間接接触感染
患者さんが使用した寝具、衣類、タオルなどを共有することで感染することもありますが、通常疥癬では比較的まれです。


3.角化型疥癬の場合
感染力が非常に強いため、患者さんの皮膚から剥がれ落ちた角質(落屑)に触れ
るだけでも感染する可能性があります。そのため、短時間の接触や、寝具、衣
類、床などに残ったダニを介しても容易に感染が広がります。高齢者施設や病院
などで集団感染の原因となることがあります。
ヒゼンダニは乾燥に弱く、人の体から離れると数時間で感染力が低下します。また、50℃以上の熱で10分程度で死滅します。


治療法
疥癬は自然治癒することはほとんどなく、適切な治療が必要です。治療には内服薬と外用薬があります。

 

治療期間と経過

通常疥癬の場合、しっかりと治療すれば2週間から1ヶ月程度で症状が軽快し、終息することが多いです。
角化型疥癬の場合、ダニの数が非常に多いため、より長期間の治療(約2ヶ月程度)が必要となることがあります。
治療後も、かゆみや発疹がしばらく残ることがありますが、これはダニの死骸や排泄物に対するアレルギー反応であることが多く、心配ありません。しかし、再発の可能性もあるため、治療後も数ヶ月は皮膚の状態を注意深く観察し、医師の指示に従ってフォローアップを受けることが重要です。

 

予防法
疥癬の予防は、感染を広げないために非常に重要です。
1.早期診断と早期治療
かゆみなどの症状が見られたら、早めに皮膚科を受診し、診断と治療を開始することが最も重要です。

 

2.接触を避ける
患者さんとの長時間の肌の直接接触は避けましょう。
寝具、衣類、タオルなどの共有は避け、個別に管理しましょう。特に、パジャマや下着など、肌に直接触れるものは毎日交換することが望ましいです。

 

3.環境整備(特に角化型疥癬の場合)
個室での管理
角化型疥癬の患者さんの場合、感染力が非常に強いため、可能であれば個室で過ごしてもらうことが望ましいです。

 

◌ 衣類・寝具の洗濯・熱処理
患者さんが使用した衣類、シーツ、タオルなどは毎日交換し、50℃以上のお湯に10分以上浸すか、乾燥機にかけるなどして熱処理をしてから洗濯しましょう。洗濯できないものは、ビニール袋に入れて数日間密封しておくことでダニが死滅します。

◌ 掃 除
居室を中心に掃除機で丁寧に掃除しましょう。特に寝具やマットは念入りに掃除機をかけ、剥がれ落ちた角質を除去することが大切です。

◌ 入 浴
患者さんは毎日入浴し、厚くなった角質を優しくこすり落としましょう。入浴は家族の中で最後にするなど、他の人への感染を防ぐ工夫も有効です。浴槽や洗い場は使用後に水で流し、清掃しましょう。


◌ ケア時の感染対策
角化型疥癬の患者さんのケアをする際は、予防着や手袋を着用し、感染拡大を防ぎましょう。

 

まとめ
疥癬は早期に発見し適切な治療と予防策を講じることで治癒が期待できる病気です。ご自身や周囲の方に疑わしい症状が見られた場合は、ためらわずに当院にご相談ください。一緒に根気強く治療していきましょう。

 

 

都営新宿線菊川駅より徒歩2分、菊川内科皮膚科クリニックです。

 

【監修:俊爽会 理事長 小林俊一】

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.06.05更新

ふと私が思ったことをブログで書こうと思いますnico

 

よく立ち仕事をしている方のストレッチやむくみ解消の話は聞くのですが

デスクワークの仕事をしている人はどうしたらいいのか??

 

このブログを見ている方に役に立つ情報をお伝えしますnotenote2

 

エコノミー症候群とは??

長時間の座位姿勢により下肢静脈に血栓が形成され、これが肺動脈に詰まる疾患のことです。

正式名称は「静脈血栓塞栓症」で、飛行機のエコノミークラス利用者に多発したことから通称が定着しました。

economy

 

 

実践的対策

1. 30分ごとの運動ルーティン

足指グーパー運動:10回×3セット(両足)で血流促進

かかと上げ下げ:つま先を床につけたまま10回繰り返し

足首回旋運動:左右各10回ずつ回転させ静脈還流を改善

 

少し意識して、行動していきましょうniheart

 

2. 水分補給の最適化

2時間ごと200mlの水摂取(1日1.5L目標)

避ける飲料:コーヒー・アルコール(利尿作用で逆効果)

推奨タイミング:作業開始前・会議後・休憩時など習慣化

 

仕事終わりのビールbeerやアルコールwineはすごく美味しいですが、飲み過ぎには注意しましょうehe

 

3. 座位でのマッサージ法

ふくらはぎ圧迫:アキレス腱から膝裏まで手のひらでゆっくり押す

ストレッチ:つま先を手前に引き10秒保持(3セット)

服装注意点:締め付けないゆったりした衣類が理想的です!!

strechi

 

目の疲れも気になると思うので豆知識をちょこっとお伝えしますniheart3

睛明(せいめい)
目頭と鼻の付け根の間のくぼみに位置し、目の充血や痛み、視力低下に効果的です。

指の腹で円を描くように1分程度優しく押しましょう。

風池(ふうち)

後頭部の髪の生え際から親指1本分上にあるくぼみで、10~20秒間優しく押すことを2~3回繰り返します。

緊張性頭痛にも効果的です

瞳子髎(どうしりょう)
目尻の外側にあるくぼみで、数秒間の指圧を繰り返すと効果的です。目の周辺のマッサージの起点としても推奨されます.

 

 

実際経験をして効果のあることをお伝えしましたglitter

 

みなさんも是非意識して行ってみてくださいgya

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.06.04更新

 

この度、患者様により快適にお過ごしいただくため、院内にてフリーWi-Fiサービスを導入しました。

 

院内掲示のパスワードを入力していただくと、診察の待ち時間に、お手持ちのスマートフォンや、タブレット等からインターネットをご利用いただけます。

wifi

 

ぜひ、ご活用ください。

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.06.01更新

あっという間に、6月です。

じめじめして暑かったり、寒かったりと気温差の激しい天気の続くこの頃ですが、皆様いかがお過ごしですか。

はやくカラッと晴れてほしいような、まだ暑くはなってほしくないような…。

入梅も間近となり不安定な空模様が続いております。お体に気を付けてお過ごしください。

 

 

菊川内科皮膚科クリニックが属する医療法人社団 俊爽会では、年間を通して患者様の健康意識を高め、健康寿命を伸ばしていただくための取り組みを行っています。

患者様の健康維持の為のお手伝いが出来るように様々な取り組みを行っていきます。

年に一度の健康診断だけでは拾いきれない検査も多くあるかと思います。何か気になる点がございましたらお気軽にスタッフまでお問い合わせください。

 

6月の取り組みは『胸部レントゲン・骨密度測定・心電図検査』です!

胸部レントゲンは、肺炎結核肺がん心臓の拡大などの疾患を診断するのに役立ちます。

骨密度測定は、骨の密度や強度の評価骨粗しょう症の診断に役立ちます。

心電図検査は、心臓の電気的な活動を記録し、心臓のリズムや拍動を評価し、不整脈心臓の病気を診断する検査です。

 

leaf胸部レントゲン  

→通常検査価格550円(税込)ところ期間中は500円(税込)でお受けいただけます。

 

leaf骨密度検査

 

→通常検査価格2200円(税込)ところ期間中は1980円(税込)でお受けいただけます。

 

leaf心電図検査

→通常検査価格1650円(税込)ところ期間中は1400円(税込)でお受けいただけます。

 

※期間中:2025年6月1日から6月30日まで
こちらは現在、自覚症状のない方を対象とした検査コースです。何か症状がある方は保険診療にて診察をお受け下さい。

 

ご興味のある方は、お気軽にお問合せくださいtelephone

 

 

小さな気づきが、大きな一歩!

身近なクリニックで、一緒に始めよう!

健康意識改革( ̄▽+ ̄)

 

 

rain 

 

 

都営新宿線菊川駅より徒歩2分、菊川内科皮膚科クリニックです。

 

 

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.05.22更新

 シミとは??

シミとは、肌の一部が周りの皮膚よりも濃い色になって見える状態のことを言います。

紫外線・生活習慣・ホルモンバランスなど複数の要因が重なり、メラニンが皮膚内に蓄積することで発生します。

 

主な原因は?

・紫外線

 UVB(夏の強い日差し):メラニンを過剰生成させ、排出しきれず沈着

 UVA(日常的な弱い光):長期的な曝露でメラノサイトを刺激

・生活習慣
 偏食・運動不足・睡眠不足がターンオーバーを乱し、メラニン排出を阻害。喫煙はビタミンCを消費しシミを悪化

・スキンケアの誤り
 過剰洗顔や刺激成分でバリア機能低下→紫外線ダメージを受けやすくなる

・ホルモンバランス
 ストレス・妊娠・ピル服用でメラノサイトが活性化。肝斑の主因

 

シミの種類と特徴

・老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)30代以降、紫外線の蓄積で出現。境界明瞭な褐色斑
・雀卵斑(そばかす)遺伝性。幼少期から鼻周辺に小斑点
・肝斑 30-40代女性に多く、左右対称の淡い褐色斑。ホルモン関連
・脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)老人性色素斑が隆起した良性腫瘍。加齢と共に増加
・炎症後色素沈着 ニキビ・虫刺されの炎症後に残る。過剰摩擦で悪化
 
予防策

SPF50、SPF++++の日焼け止めを毎日使用→できれば2~3時間に塗り直すとGOODです。

 

ビタミンC→ビタミンCの抗酸化作用の働きにより美白を保てます!!

 

当院ではビタミンC注射を行っております

しみ、そばかす、肌荒れ、日焼け等の色素沈着による肌トラブルの改善、更に疲労回復、風邪の予防、

二日酔いなどにも効果が期待できるため、女性のみならず男性の方にもおすすめです。食事やサプリメントでの摂取では栄養が吸収されるまでに時間がかかりますが、

注射の場合は血管に直接投与をすることで即効性があり効果的と言われております。

この機会に是非お試ししてみてはいかがでしょうか?ihiheart3

 

 

22:00-2:00「肌のゴールデンタイム」に睡眠

なかなか難しい時間ですが、意識するだけでも素晴らしいことだと思います!!

 

~ちょっとした豆知識~

メラニンを抑制できる料理をご紹介します。

・トマトスープ(リコピン豊富なトマトを加熱し、ブロッコリーやじゃがいもを加えるとさらに効果的)

・牛肉とパプリカの炒めもの(ビタミンC豊富なパプリカとLシステインを含む牛肉で肌のターンオーバー促進)

・ベリーナッツヨーグルト(ポリフェノールを含むベリー類とナッツ類をヨーグルトに加えた簡単レシピ)
 
これらの食事もおすすめです。
 
 
 
ご不明点などございましたら、当院までお問い合わせ下さい。

【監修:俊爽会 理事長 小林俊一】
 


都営新宿線菊川駅より徒歩2分、菊川内科皮膚科クリニックです。
 

 

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.05.15更新

爪水虫(爪白癬)とは

爪水虫は、白癬菌というカビ(真菌)が爪に感染して起こる病気です。足の指の爪に起こることが多いですが、手の指の爪にも起こることがあります。

 

・爪水虫の症状と特徴

爪水虫の症状は、進行の度合いや感染した菌の種類によって様々ですが、一般的には以下のような変化が見られます。

爪の変色: 白く濁ったり、黄色っぽく変色したりします。進行すると、茶色や黒っぽく変色することもあります。
爪の肥厚(厚くなる): 爪が通常よりも厚く盛り上がることがあります。
爪の変形: 爪の形が歪んだり、ボロボロになったり、剥がれやすくなったりします。
爪の表面の凹凸: 爪の表面がザラザラしたり、縦や横に筋が入ったりすることがあります。
爪の脆弱化: 爪がもろくなり、割れやすくなります。
痛みやかゆみ: 初期にはほとんどありませんが、進行して爪が周囲の皮膚に食い込んだりすると、痛みを感じることがあります。かゆみは通常ありません。

・爪水虫の原因

爪水虫の主な原因は、白癬菌というカビの一種です。この菌は、高温多湿な環境を好み、足の裏や指の間の水虫(足白癬)から感染することが多いです。

足白癬からの感染: 足の水虫を放置していると、白癬菌が爪の隙間から侵入し、爪水虫を引き起こすことがあります。これが最も一般的な感染経路です。
家族内感染: 家族に水虫の人がいる場合、バスマットやスリッパなどを共有することで感染することがあります。
温泉やプール、ジムなどの利用: これらの場所は白癬菌が存在しやすい環境であり、素足で歩くことで感染のリスクが高まります。
通気性の悪い靴や靴下: ムレやすい環境は白癬菌の繁殖を促します。
免疫力の低下: 高齢者や免疫力が低下している方は、感染しやすい傾向があります。
外傷: 爪に小さな傷があると、そこから菌が侵入しやすくなります。


・治療法

爪水虫は自然に治ることはほとんどなく、適切な治療が必要です。治療法には、大きく分けて外用療法と内服療法があります。

・外用療法(塗り薬)

爪の表面に直接塗る抗真菌薬です。

以前は浸透性が低い薬が多かったのですが、近年では爪への浸透性を高めた新しい外用薬が登場しています。
爪の表面だけの比較的軽度な感染に適応されます。
効果が出るまでに時間がかかることがありますので根気強く続けることが大切です。
爪の厚い部分には、やすりで表面を削ってから塗ると、薬の浸透が良くなることがあります。ただし、自己判断で行わず、医師の指示に従ってください

・内服療法(飲み薬)

抗真菌薬を内服することで、体の内側から白癬菌を駆除します。

外用療法よりも効果が高いとされています。
爪の奥深くまで感染が広がっている場合や、複数の爪に感染している場合に適応されます。

・内服薬の種類と特徴
イトラコナゾール: パルス療法(一定期間服用と休薬を繰り返す方法)と持続療法があります。他の薬との飲み合わせに注意が必要です。
テルビナフィン: 比較的短期間で効果が期待できます。肝機能に注意が必要です。
ホスラブコナゾール: 新しい内服薬で、比較的副作用が少ないとされています。他の薬との飲み合わせに注意が必要です。
内服薬は、肝機能障害などの副作用が出ることがありますので、定期的な血液検査が必要です。必ず医師の指示を守って服用してください。

・その他の治療法(補助的な治療)

爪のケア: 厚くなった爪を薄くしたり、変形した部分を整えたりすることで、外用薬の浸透を助けたり、症状の緩和につながることがあります。ただし、無理に行うと爪を傷つける可能性があるため、医師や専門家の指導のもとで行ってください
レーザー治療: 近年、新しい治療法としてレーザー治療を行う医療機関も出てきていますが、まだ保険適用外であり、効果や安全性については十分な情報がない場合もあります
どの治療法が最適かは、爪の状態、感染の程度、患者さんの年齢や基礎疾患、内服薬の適応などを考慮して、医師が判断します。自己判断で市販薬を使用したり、治療を中断したりせず、必ず医師の指示に従ってください。

 

・治療期間

爪が生え変わるのには時間がかかるため、爪水虫の治療には根気が必要です。

手の爪の場合:約半年
足の爪の場合:約1年
治療期間は、感染の程度や爪の生え変わる速度によって個人差があります。医師の指示に従い、最後までしっかりと治療を続けることが大切です。

 

・予防法

爪水虫を予防するためには、日常生活で以下の点に注意しましょう。

足を清潔に保つ: 毎日入浴し、指の間まで丁寧に洗い、しっかりと乾燥させましょう。
通気性の良い靴下や靴を選ぶ: ムレにくい素材を選び、同じ靴を毎日履くのは避けましょう。
靴を乾燥させる: 履いた靴は陰干しするなどして、十分に乾燥させましょう。
裸足で歩かない: 公共の場所(温泉、プール、ジムなど)では、スリッパやサンダルを履きましょう。
家族に水虫の人がいる場合は注意する: バスマットやタオル、スリッパなどを共有しないようにしましょう。
足白癬(水虫)を早期に治療する: 足に水虫の症状がある場合は、早めに皮膚科を受診して治療しましょう。
爪を清潔に保ち、深爪をしない: 爪を清潔に保ち、適切な長さに切りましょう。深爪は菌が侵入する原因になることがあります。


・最後に

爪水虫は、見た目の問題だけでなく、放置すると症状が悪化したり、他の人に感染させてしまう可能性もあります。気になる症状があれば、自己判断せずに早めに皮膚科を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。

何かご不明な点や心配なことがあれば、遠慮なくお尋ねください。一緒に根気強く治療していきましょう。

 

都営新宿線菊川駅より徒歩2分、菊川内科皮膚科クリニックです。

【監修:俊爽会 理事長 小林俊一】

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

前へ

entryの検索

月別ブログ記事一覧

菊川内科皮膚科クリニック TEL0120-979-893 お気軽にお問い合わせください 内視鏡検査専用TEL:0120-979-893 菊川内科皮膚科クリニック TEL0120-979-893 お気軽にお問い合わせください 内視鏡検査専用TEL:0120-979-893