きくクリブログ

2020.05.22更新

菊川内科皮膚科クリニックでは毎週水曜日、木曜日日本東洋医学会漢方専門医の医師による診察を開始しました。

通常の一般内科(生活習慣病・風邪等の急性期症状)、消化器内科(胃腸科・内視鏡科)に加えて漢方専門の診察も可能な医師となっておりますのでご来院、ご相談の際の参考としていただければ幸いでございます。

漢方診療の診断方法について
漢方診療においては、望診、問診、聞診、切診といった漢方特有の診断を行います。

望診
顔色や体格、皮膚の色、動作などをよく観ることです。この望診のなかに舌診という舌の診察があります。舌の形状や舌質の色、苔の色や厚さにより、体力や寒熱などを判断します。舌診は漢方診療において非常に大切な項目です。
問診
主訴や自覚症状、病歴、家族歴を確認する点では現代医学と同じですが、食欲、排便、睡眠、汗、口の渇き、月経の状態、冷えやのぼせなど、いくつかの必要な項目を確認し、全身状態を把握します。
聞診
声の調子や呼吸音、咳の音、おなかの鳴る音などを観察することです。においなど嗅覚による情報も聞診にあたります。
切診
体に触れて診断することで、現代医学でいう触診を意味します。この切診で特に重要なのは、脈診と腹診です。脈診は脈を診ることです。両手首の動脈に指をあてて、脈の力や速さを確認します。腹診は腹部を診ることです。腹部を触り、充実度や圧痛点を確認します。

診断・処方

これらの漢方的なものさしによって、個々の症状や全身状態を総合的に判断します。証は体質ともいえます。これらの個別的な所見を証といいます。証が決まるとそれに対応する漢方薬が決まります。

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

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