糖尿病食事療法についてまとめました。
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◆だれでもできる食事療法とは
◎自分に合った食事療法を見つける◎
食習慣の気づきから簡単にできることを決め、それを日々の生活に取り入れていきましょう。
食事生活の目的は、心身ともに長寿であること!
・血糖を良好に管理していきましょう。
・糖尿病の合併症を防止しましょう。
・筋肉の減少や体脂肪の増加を防ぎましょう。
・肥満の改善をしていきましょう。
◎食事療法の3つのポイント◎
①食べる量(摂取エネルギー量)
②バランスの良い食事
いろいろな種類の食品を食べましょう。
➂食事のタイミング
1日3食・食事の間隔・食べ方に気を付けましょう。
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◆食べ過ぎかどうか、どうすればわかるの?
体重が目安になります。
BMI=〔体重(㎏)〕÷〔身長(m)の二乗〕を計算します。
BMI≧30の方は、実効性のある目標設定(体重の3%減)にして、段階的に減量しましょう。
BMI≦20の方は、食事量を増やして、適度な運動で筋力アップも大切です。
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◆栄養バランス食って、なに?
食事の基本は、主食・主菜・副菜です。
以下の二点に気を付けましょう。
①一汁三菜の知恵
食品の組み合わせパターン例…
・ごはん一膳+卵(納豆)とみそ汁
・ごはん一膳+魚(肉)+野菜料理など組み合わせ
②腹八分目でゆっくりと味わうこと
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◆食べるタイミングとは?
◎健康のための栄養・食事です
・朝、昼、夕の食事を規則正しくとりましょう。
・腹八分目としましょう。
・食品の種類はできるだけ多くしましょう。
・ゆっくり時間をかけて食べましょう。
朝食を抜くと「昼・夕食後の血糖が上昇」しやすく、身体へ負担がかかります。
3食しっかりとりましょう。
また、血糖の急上昇・急降下を抑えることが重要です。
糖分が「大量に」かつ「いっぺんに」体内に吸収されると、血糖スパイクが起こってしまいます。
食後の血糖上昇をマネジメントしていきましょう。
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◆食後の血糖をゆるやかにするには
①朝食について
規則正しい3回食はむしろ、血糖を安定させます。
朝食を作る時間がない場合にも、前日に用意をしたり、社員食堂を利用してみたり、工夫して朝食をとることを心がけましょう。
②食べ方次第
野菜と魚・肉料理はそれぞれの異なる仕組みで血糖上昇を抑えることにつながります。いろいろと組み合わせることで、より効果的です。
肉や魚などのおかずを先に食べると、腸から「インクレチン」というホルモンの分泌を促します。
胃運動をゆっくりにし、最後に主食(ごはん・パン等)を食べると効率よくインスリンを分泌し、食後の血糖上昇を緩やかにします。
野菜を先に食べると、腸からの糖の吸収が遅れ、食後の血糖上昇が緩やかになります。
空腹時に野菜を先に食べておくと、食べ過ぎ防止にもつながります。
➂食べ方次第(外食)
ラーメンとおにぎり、ドリアとピザ、などの重ね食べはしないようにしましょう。
糖質のとりすぎにより、長時間血糖を上昇させて身体への負担が大きくなります。
糖質の多い単品メニューより、主食量が調整されている定職がおすすめです。
また、麺類や丼を食べるときには、具材が多く入っているものを選ぶか、野菜料理をプラスしてみましょう。
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何かご不明点がございましたら当院までお問い合わせください。
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