きくクリブログ

2023.02.20更新

爪水虫について、よくある質問をまとめました。

 

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Q.爪水虫とは?

 

A.白癬菌というカビ(真菌と呼ぶ)の仲間による感染症です。足水虫をきちんと治療しなかったために、足から爪へ白癬菌がうつり住んでおこることが多いです。爪水虫は根気よく治療を継続すれば治る病気なので、完治を目指して治療をしましょう。

 

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Q.治療の目的は?

 

A.①健康な爪を取り戻す…爪水虫は根気よく治療を継続することで健康な爪に戻りますので、放置しないようにしましょう。

 ②悪化させない…爪水虫の初期は自覚症状はありませんが、悪化して爪が変色すると靴にあたって痛くなることがあります。

 ➂爪水虫・足水虫を再発させない…見た目がきれいになっても、白癬菌が残ってる場合があります。また、爪水虫を治さないと足水虫も再発や悪化することがあります。

  健康な爪になるまで医師に診てもらいましょう。

 ④家族へうつさない…爪水虫も足水虫と同じように人にうつるので、家族にうつさないためにも治療が必要です。

 

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Q.爪水虫はどうして起こるの?

 

A.爪水虫は、白癬菌が爪に住み着くためにおこります。

 白癬菌が付いたまま通気性の悪い靴を長時間履いたりすることで、徐々に白癬菌が増殖していきます。増殖した白癬菌は、爪の周りの皮膚から爪に入り込んで住み着きます。

 

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Q.爪水虫にはどんな治療があるの?

 

A.爪水虫の治療には、白癬菌を殺す作用のある抗真菌薬と呼ばれるお薬が使われます。抗真菌薬には内服薬(飲み薬)と外用薬(塗り薬)があります。

 患者さんの症状や状態などに合わせて処方されます。

 ◎内用薬…内服すると有効成分が血液により爪まで運ばれて、皮膚及び爪の内側から効果を発揮します。

 ◎外用薬…爪の表面に塗る事で有効成分が白癬菌のいる爪の中や爪床(爪の裏と接している皮膚)まで浸透し、効果を発揮します。

 

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Q.爪水虫治療の経過は?

 

A.抗真菌薬は、白癬菌を殺す作用はありますが、一旦変色した爪がもとに戻るわけではありません。

 有効成分が効いてくると爪の成長に伴って、白癬菌に感染した爪が先端の方へと押し出され、健康な爪におきかわります。

 

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Q.ネイリンはどんなお薬?

 

A.ネイリンは内服する抗真菌薬です。

 ネイリンを服用すると有効成分がからだに吸収され、血液の流れにのって全身に運ばれます。有効成分が血液によって手や足の先まで到達した後、爪の中へ浸透して内側から白癬菌に作用していきます。

 

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Q.服用方法は?

 

A.1日1回1カプセルを12週間服用して下さい。ネイリンの服用が終了した後も、爪が生え変わり健康な爪になるまでには時間がかかります。定期的に医師に診てもらい、完治を目指しましょう。

 

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Q.服用中の注意は?

 ◎自分の判断でお薬を止めないで下さい。

 ◎お薬は服用する直前に、PTPシートから取り出してください。PTPシートからお薬を出したままにしておくと、お薬が湿ってしまう可能性があります。

 ◎服用を忘れたときは、その時点で1カプセルを服用してください。一度に2カプセルを服用しないようにしてください。

 ◎治療経過や副作用のチェックの為に定期的に医療機関を受診してください。

 ◎妊婦さんまたは妊娠している可能性のある女性患者さんは服用しないで下さい。

 ◎妊娠する可能性のある女性患者さんは服用しないでください。

 ◎妊娠する可能性のある女性患者さんは、ネイリン服用後3か月間は避妊するようにしてください。

 ◎別の医療機関を受診した時は、ネイリンを服用していることを医師や薬剤師に伝えるようにしてください。

 

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Q.ネイリンの副作用は?

 

A.ネイリン服用前に比べ、以下のような症状があらわれたら、医師、薬剤師に相談して下さい。

 ・全身倦怠感 ・発熱 ・黄疸 ・食欲不振 ・吐き気、嘔吐 ・くちびるや目の赤み ・痒み、発疹 ・皮膚が広範囲に赤くなり、水ぶくれができる

 

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Q.再発を防ぎ、完治させるためのポイントは?

 

A.◎足水虫も一緒に治療する

 ◎足は毎日指の間まで優しく丁寧に洗う。

 ◎毎日靴を履き替えて靴を乾燥させる。

 ◎部屋はこまめに掃除して清潔に保つ。

 ◎バスマット、スリッパなどは共有せず、その都度交換。

 ◎温泉やスポーツジム、サウナを利用した後は足を洗う。

 

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ご不明な点がございましたら当院までお問い合わせください。

 

 

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

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