きくクリブログ

2021.09.13更新

小児アトピー性皮膚炎について、よくある質問をまとめました。

 

 

Q アトピー性皮膚炎とは、どんな病気でしょうか?


A かゆみのある湿疹が良くなったり悪くなったりを長く繰り返す病気です。かゆみがひどくて眠れないこともあります。10歳以上になると自然に軽くなり、ほとんど治ってしまうこともあります。

乳幼児の時のアトピー性皮膚炎が悪いままだと、成長するにつれて、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎など他のアレルギー症状が出ることもあります。
アトピー性皮膚炎の湿疹が軽くなったからといって自己判断で治療を中断しないようにしましょう。治療が不十分だと湿疹などの症状が出ない状態を長く続けることができず、かえって治療が長引いてしまうことがあります。

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Q アトピー性皮膚炎の皮膚の特徴は、どのようなものですか?


A 正常な皮膚は、保湿因子によって皮膚バリア機能が保たれており、体の外からの刺激やアレルゲン(アレルギーの原因となるもの)などが入ってこないようになっています。」アトピー性皮膚炎の患者さんは皮膚バリア機能が低下しているため、体の外から刺激やアレルゲンなどが簡単に皮膚の中に入ってきてしまいます。その結果、炎症が起きて様々な症状があらわれます。アトピー性皮膚炎の患者さんは、湿疹がある部分だけでなく、湿疹がない部分でも皮膚バリア機能が低下しています。また、かゆみの知覚神経が伸びてかゆみを感じやすくなっています。

 

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Q アトピー性皮膚炎の治療目標はどのようなものですか?

 

A 治療期間に分けて、以下を目標にします。
「短期・中期の治療目標」
・湿疹が治まっている
・皮膚を掻かないでいられる
・お薬による治療により皮膚を良い状態に保てている
「長期の治療目標」
・日常生活に支障がなく、スキンケアのみで皮膚を良い状態に保てている

※アトピー性皮膚炎は短期間の治療で湿疹などの症状を一時的によくすることができます。正しい治療を行い、湿疹などの症状が出ない状態を長く続けられることが出来れば、お薬の量を減らすことができたり、お薬を使用しなくてすむようになります。
正しい治療を続けて、皮膚バリア機能が整ってくるとアトピー性皮膚炎の悪循環(皮膚バリア機能の低下→刺激→かゆみ→掻く→皮膚バリア機能の低下)から抜け出せるようになります。

治療目標は医師と相談して決めましょう。

 

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Q アトピー性皮膚炎の治療は、どのようなものですか?


A アトピー性皮膚炎は、人それぞれの症状に合わせて「悪化させる原因の対策」「スキンケア」「お薬の治療」の3つを組み合わせた治療を行っていきます。


「悪化させる原因の対策」
・アトピー性皮膚炎では、それぞれ悪化させる原因が異なります。悪化させる原因の除去は検査などで確認してから必要に応じて医師の指導のもと行います。
例)食物アレルギー、ハウスダスト、汗、乾燥、ストレスなど
「スキンケア」
・アトピー性皮膚炎では皮膚バリア機能が低下しています。適切なスキンケアで皮膚バリア機能を補います。スキンケアによってかゆみが軽減することもあります。
「お薬による治療」
・アトピー性皮膚炎の炎症やかゆみを抑えるための塗り薬(ステロイド外用薬や免疫抑制外用薬)や皮膚の乾燥を防ぐための薬(保湿剤)を使用します。必要に応じて飲み薬を使用することもあります。

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Q お薬の塗り方のポイントはありますか?


A 塗る人の手や塗るところを綺麗にしてから塗りましょう。すりこまず、患部に乗せるように塗りましょう。軟膏が固い場合は手のひらで温めてから塗るようにしましょう。

チューブの場合「大人の人差し指の先端から一つ目の関節まで伸ばした量」が大人の手のひら約2枚分の面積に塗る量の目安になります。

詳しくは、医師にご相談ください。

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

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