紫外線についてまとめました。
・紫外線の種類
紫外線(UV)は太陽光の中で強いエネルギーをもつ光で、波長の長さにとって、UV-A・UV-B・UV-Cに分けられます。 UV-AとUV-Bの一部がオゾン層が通過し、地表に届きます。
紫外線は目に見えませんが、肌にさまざまな悪影響を及ぼします。
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Q.紫外線が肌に及ぼす影響とは
A. UV-Aは波長が長く、その35%~50%が表皮を通過、真皮まで到達し、肌を黒くさせる色素沈着(サンタン)を起こします。また、慢性的に浴び続けると皮膚の弾力繊維や膠原繊維にダメージを与え、シワやたるみなどの肌の老化を引き起こす原因となります。
UV-Bは波長が短いため真皮まで到達せず、浴びた直後からおもに表皮で急激に作用して肌が赤くなる炎症(サンバーン)を起こし、シミやソバカスなど、肌の乾燥の原因となります。
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Q.紫外線対策っていつ頃から始めればいいの?
A.紫外線は3月頃から増え始め、6~7月が最も強くなります。春先からの紫外線対策がとくに大切です。また、冬場でも紫外線は常に降り注いでいるので、年間を通じた紫外線対策が必要です。
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Q.時間帯によって紫外線の量はちがうの?
A.午前10時から午後2時までに、1日の半分以上の紫外線が降り注いでいます。普段、洗濯物を干したり、庭の手入れをしたりするちょっとした時間だけなら、「大丈夫」と思いがちですが気づかないうちに意外と日焼けしているものです。
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Q.紫外線の防ぎかたは?
A.①日焼けどめを塗りましょう
肌が露出している部分に、適量をムラなく塗りのばしましょう。目安として、2~3時間おきに塗りなおすことをおすすめします。
②外出時には日傘をさし、黒っぽい服や長袖を着用しましょう。
白っぽい服は紫外線を通しやすいのでなるべく夏場でも黒っぽい服を着用し日傘をさすようにしましょう。
③帽子やサングラスを着用しましょう。
帽子で約20%、UVカット機能付きのメガネやサングラスで約90%紫外線から目を守ることができます。
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Q.日焼け止めと外用薬(治療薬、保湿製品どっちを先に塗ればいいの?
A.先に保湿製品や治療薬などを塗った後、その上から日焼け止めを適量手にとり塗りムラがないように均一に塗りのばすようにしましょう。
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Q.部屋の中では紫外線対策しなくても大丈夫?
A.UV-Bは窓ガラスに吸収されますがUV-Aは透過してしまいます。したがって光で肌がかぶれる光線過敏症の方は部屋の中でも紫外線対策をする必要があります。たとえば「紫外線防止フィルムを窓ガラスに貼る」などは手軽な方法の一つです。
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・疾患別のUVケア
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎の方は肌が敏感になっており容易に皮膚炎を生じてしまいます。紫外線の影響も受けやすくなっているため、紫外線が刺激となってさらに、皮膚炎を悪化させる原因となることがあります。正しい治療とスキンケアが大切です。
光線過敏症
光線過敏症は、普通では皮膚に変化を起こさない量の紫外線によって疾患を誘発したり、症状を増悪させることがあります。光線過敏症も方は低刺激性でUV-A・UV-Bをカットする効果が高い日焼け止めが効果的です。
☆日焼け止めの選び方
肌が敏感な方には低刺激性でできるだけ配合成分が少なく紫外線吸収剤無配合のノンケミカルタイプをおすすめします。ただし、肌状態や治療方針によっても異なりますので皮膚科医に相談するようにしましょう。
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