きくクリブログ

2025.08.01更新

とても暑くなってきましたねehe

水分をしっかり補給して、熱中症にならないように気をつけましょう!!

室内で、冷房をかけていても熱中症になることがあるので、油断大敵ですdire

 

休む

 

菊川内科皮膚科クリニックが属する医療法人社団 俊爽会では、年間を通して患者様の健康意識を高め、

健康寿命を伸ばしていただくための取り組みを行っています!

8月の取り組みについてのお知らせです。

 

8月の取り組みは『ワクチン接種』です。

ワクチン接種を受けることで、病気の発症や合併症のリスクを軽減することができます。
特にお子様や高齢者の方、糖尿病治療、免疫抑制剤をしている方にとっては、ワクチン接種が重要な健康対策になります。

今回は、数あるワクチンの中で4つ程紹介しますihi

 

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。
体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い発疹と水ぶくれが多数集まって帯状に生じます。
80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。
子どもの時に水痘・帯状疱疹ウイルスに感染した方は、このウイルスに対する免疫を持っていますが、獲得した免疫は年齢とともに弱まり、帯状疱疹を発症することが多くなる傾向があります。
ワクチンを接種して免疫の強化を図ろうというのが帯状疱疹の予防接種です。

50歳以上の方が接種を受けることができます。

 

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌は、日常でかかる肺炎の原因として特に多い細菌です。
肺炎球菌による肺炎は、ワクチンの接種や、うがい手洗い・マスクの着用や口腔ケアといった毎日の感染対策を行うことで予防することができます。

65歳以上の方が接種を受けることができます。

 

RSウイルス感染症は、大人も子供もかかる呼吸器感染症です。
RSウイルスは、一般的には乳幼児の呼吸器感染症の原因ウイルスとして知られていますが、高齢者や基礎疾患のある成人についても、症状が重くなり、肺炎を引き起こすこともあることが報告されています。
現在、乳児ではRSウイルス感染症の発症を抑えるお薬がありますが、成人ではRSウイルス感染症に対する特定の治療法はあらず、症状を和らげるための対症療法が行われます。
RSウイルス感染症にかからないようにするために、予防するワクチンがあります。

60歳以上の方が接種を受けることができます。

 

HPVワクチン

子宮頚がんを引き起こす高リスク型HPVの感染を予防するワクチンです。
検診で見つかりにくい腺がんも増えていますので、ワクチンによる予防は大切です。
一方で、感染を予防できない高リスク型HPVもありますので、ワクチンと合わせて検診による早期発見も重要です。
HPVワクチンは定期接種のワクチンです。法律に基づいて、市区町村が主体となって実施する予防接種となります。
自己負担の有無や運用方法などに関しては各自治体の取り決めによります。

 

ワクチン

 

 

当院では、帯状疱疹ワクチン、肺炎球菌ワクチン、RSワクチンの接種が可能です。

各自治体のクーポンや公費助成は使えません。

自費でのお支払いとなります。ご了承ください。

 

興味のある方は、ぜひ当院までお問合せください♪

 

小さな気づきが、大きな一歩!

身近なクリニックで、一緒に始めよう!

健康意識改革( ̄▽+ ̄)

 

都営新宿線菊川駅より徒歩2分、菊川内科皮膚科クリニックです。

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

2025.08.01更新

私たちの体の中で、皮膚は最も外側にあり、常に外部環境にさらされています。

そのため、ちょっとした刺激や体調の変化で、様々なトラブルが生じやすい部位です。

かゆみ、赤み、できもの、乾燥など、皮膚の症状は「見える」からこそ、多くの方が不安を感じやすいものです。

 

はじめに:皮膚のトラブルは皮膚科へご相談を

皮膚の症状は「見える」からこそ専門家へ

皮膚の症状は見た目が似ていても、原因や病名は多岐にわたります。例えば、湿疹一つをとっても、職業、生活習慣、アレルギーの有無によって注意すべきポイントが変わります。

 

 

自己判断の危険性

自己判断で市販薬を使用したり、放置したりすると、症状が悪化したり、適切な治療の機会を逃してしまったりすることも少なくありません。

皮膚の専門家である皮膚科医は、豊富な知識と経験に基づき、症状を正確に診断し、最適な治療法を提案することができます。

どんな些細な皮膚の悩みでも、まずは皮膚科医にご相談いただくことが、早期解決への第一歩となります。

 

皮膚科でよく見られる主な病気とその特徴

皮膚科には多種多様な症状の患者様が来院されますが、その中でも特に多く見られる代表的な病気について、その特徴と一般的な治療の考え方をご紹介します。

 

◎湿疹・皮膚炎:皮膚科受診の約3分の1を占める最も身近な疾患

「湿疹」は、皮膚科で最も頻繁に診断される病名の一つです。

あるクリニックのデータによると、皮膚科の症例の約3分の1が湿疹に分類されるほどです 。

赤み、かゆみ、小さなブツブツ、水ぶくれ、カサカサとした皮むけなど、様々な見た目の症状を呈します。

原因が特定できるもの(例:接触皮膚炎)や、特定の部位に生じるもの(例:手湿疹)は個別の病名が付きますが、それ以外は症状の出現期間によって分類されることもあります 。

治療は、炎症を抑えるステロイド外用薬が主体となることが多いですが、原因に応じた対策も非常に重要です。

 

◎アトピー性皮膚炎:かゆみと炎症が慢性的に続く皮膚疾患

アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返す慢性的な皮膚の病気です。

アレルギー体質に加え、生活習慣、職業、ストレスなどが症状に大きく影響すると考えられています 。

近年では、生物学的製剤やJAK阻害薬といった新しい治療薬の登場により、これまで治療が難しかった重症のアトピー性皮膚炎も、大幅に症状を改善できるようになりました 。

特に大人のアトピー性皮膚炎は、忙しく十分な外用ケアが難しい方も少なくありません。

当院では、患者様のライフスタイルに合わせた治療計画を提案し、継続しやすい形で症状のコントロールを目指します。

 

◎蕁麻疹(じんましん):突然現れるかゆみを伴う膨らみ

蕁麻疹は、皮膚の一部が突然赤く盛り上がり、強いかゆみを伴う病気です。

数十分から数時間で消えることがほとんどですが、繰り返し現れるのが特徴です 。

原因が特定できない「特発性蕁麻疹」が多いですが、物理的な刺激や特定の食物、感染症、ストレスによって誘発されることもあります 。

多くの場合、数週間以内に改善しますが、「慢性蕁麻疹」と診断された場合は、数年単位で内服薬が必要となることもあります 。

 

◎ニキビ(尋常性ざ瘡):思春期から大人まで悩む身近な皮膚トラブル

ニキビは、皮脂腺の分泌が活発になる思春期から現れやすい皮膚トラブルですが、20代や30代の女性、男性にも増えています。

毛穴が詰まり、皮脂が過剰に分泌されることでアクネ菌が増殖し、炎症を起こして赤く腫れたり、膿を持ったりします。背中など顔以外にもできることがあります。

ニキビ跡を残さないためには、炎症がひどくなる前の早期治療が非常に重要です。

最近では、過酸化ベンゾイルやアダパレンといった新しい外用薬が治療の中心となっており、炎症が強い場合は抗菌薬の内服も治療候補となります。

以前に比べて効果的な治療が可能になっています。

 

◎水虫(足白癬):足や爪に潜む真菌感染症

水虫は、白癬菌というカビの一種が足の皮膚や爪に感染することで起こる病気です。

足の指の間がジュクジュクしたり、皮がむけたり、かゆみを伴うことが多いですが、かゆみがほとんどない場合もあります。

爪に感染すると、爪が白く濁ったり、厚くなったりします 。

市販薬で一時的に症状が改善しても、菌が完全に除去されていないと再発を繰り返すことがあります。

特に爪水虫は市販の塗り薬では改善しにくいことが多く、専門的な治療が必要です 。

股部に感染する「いんきんたむし」も水虫の一種で、湿疹と間違えられやすいですが、治療法が異なるため正確な診断が重要です。

 

◎乾癬(かんせん):カサカサとした赤い皮疹が特徴の慢性疾患

乾癬は、皮膚に赤く盛り上がった発疹ができ、その表面に銀白色のフケのようなカサカサ(鱗屑)が厚く付着する慢性的な炎症性疾患です 。

遺伝的要因に加えて、ストレス、肥満、感染症、薬剤など様々な要因が複合的に関与して発症すると考えられています。

頭部から爪まで全身に症状が現れることもあれば、一部に限定されることもあります 。

関節に炎症が起こる「乾癬性関節炎」を合併することもあり、その場合は心臓病や生活習慣病を合併するリスクも報告されています 。

乾癬の治療法は、ステロイドやビタミンD3の外用薬、免疫抑制剤の内服、紫外線療法、そして近年著しい進歩を遂げている生物学的製剤など多岐にわたります。

 

◎帯状疱疹(たいじょうほうしん):ピリピリとした痛みと水ぶくれ

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスが原因で起こる病気です。

子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスが、体内の神経節に潜伏し、加齢やストレス、疲労などで免疫力が低下した際に再活性化して発症します。

体の片側に、ピリピリとした痛みや違和感が生じた後、数日して赤い発疹や水ぶくれが帯状に現れるのが特徴です 。

発症から72時間以内に抗ウイルス薬の内服を開始することが、症状の悪化や後遺症(帯状疱疹後神経痛)の予防に重要とされています 。

顔面に発症した場合は、目や耳、顔面神経に影響を及ぼす可能性があるため、特に早期の受診が推奨されます。

 

◎円形脱毛症:突然、髪の毛が抜けてしまう病気

円形脱毛症は、ある日突然、円形や楕円形に髪の毛が抜けてしまう病気です。

原因は、毛根周囲で自己免疫反応が起こり、自分の免疫細胞が誤って毛根を攻撃してしまうためと考えられています 。

単発性のものから、多発性、頭部全体に広がるもの、全身の毛が抜けるものまで様々です。

治療は、症状の進行度合いに応じて、ステロイド外用薬や内服薬、局所免疫療法などが行われます 。

早期に治療を開始することで、改善が期待できます。

 

その他、皮膚科でよく診る疾患

上記の他にも、皮膚科では以下のような様々な病気を診察しています 。

 

◎脂漏性皮膚炎:フケやかゆみが気になる頭部や顔の湿疹

皮脂の分泌が多い頭部、眉毛、鼻の脇、脇の下、陰部などに生じる湿疹で、フケのようなカサカサが付着するのが特徴です 。

皮脂の分解産物やマラセチア菌というカビの一種が関与していると考えられており、ステロイド外用薬や抗真菌薬で治療を行います。

 

◎痒疹(ようしん):強いかゆみを伴うしこり状の皮疹

激しいかゆみが特徴で、小さなしこり状の皮疹が多発性に生じます 。

虫刺されの跡やアトピー性皮膚炎に合併することもありますが、原因が明らかでない慢性的な痒疹の場合、悪性腫瘍や内臓の病気が隠れていないか検査が必要となることもあります。

 

◎掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう):手足に膿がたまる病気

手のひらや足の裏に赤みや膿疱(膿の入った水ぶくれ)、皮膚の剥がれなどが生じる病気です 。

タバコ、虫歯、歯科金属アレルギー、扁桃炎などが原因となることがあり、採血検査やパッチテストを行うことがあります。

ステロイドやビタミンD3の外用、内服薬、紫外線療法などが用いられます。

 

◎粉瘤(ふんりゅう):皮膚の下にできるしこり

皮膚の下にできる、やや硬く触れるしこりで、中央に黒い点(開口部)が見られることがあります 。

皮膚の垢や皮脂が袋状の構造の中にたまって大きくなる良性腫瘍です。

炎症を起こすと赤く腫れて痛みを伴うことがあり、その場合は切開して膿を出す処置が必要になることもあります 。

炎症を起こす前の段階で手術で摘出することが、きれいに治すためのポイントです。

 

◎魚の目・タコ:足の裏や指の皮膚の厚み

足の裏や指など、特定の部位に繰り返し圧迫や摩擦が加わることで皮膚が厚くなる状態です。

タコ(胼胝)は広範囲に皮膚が硬くなるのに対し、魚の目(鶏眼)は中心に硬い芯ができ、それが奥に食い込むため、歩く際に強い痛みを伴います 。

靴の選び方、歩き方、足の変形などが原因となることが多く、根本的な改善にはこれらの見直しも重要です。

 

◎ホクロ(色素性母斑):気になる皮膚の黒い点

ホクロは、色素細胞が増殖してできる良性の皮膚腫瘍です 。

ほとんどのホクロは心配ありませんが、中には悪性黒色腫(メラノーマ)や基底細胞癌といった皮膚がんとの区別が難しい場合もあります。

皮膚科ではダーモスコープという特殊な拡大鏡を用いて詳しく観察し、診断を行います。気になるホクロがある場合は、専門医の診察を受けることをお勧めします。

 

皮膚科でよくある病気:概要と受診の目安

それぞれの疾患の受診の目安は以下の通りです。

 

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早期受診のメリットと当院の役割

皮膚のトラブルは、放置すると悪化したり、治療が長引いたりするだけでなく、思わぬ病気が隠れている可能性もあります。

早期に皮膚科を受診することには、以下のような大きなメリットがあります。

 

症状の悪化を防ぎ、適切な治療へ

正確な診断を受け、症状や原因に合わせた最適な治療法を早期に開始することで、症状の悪化や慢性化を防ぎ、跡を残すリスクを減らすことができます。

専門医に相談することで、不安が軽減され、安心して治療に取り組めます。

 

当院の診療方針と患者様へのメッセージ

菊川内科皮膚科クリニックでは、患者様一人ひとりの症状や生活習慣を丁寧に伺い、最適な治療を提供することを心がけております。

どのような皮膚の悩みでも、お気軽にご相談ください。

地域の皆様の皮膚の健康を守る「かかりつけ皮膚科医」として、最新の知見に基づいた質の高い医療を提供してまいります。

 

まとめ:皮膚の健康は日々のケアと専門家への相談から

皮膚は私たちの健康状態を映し出す鏡のようなものです。

日々の適切なスキンケアはもちろん大切ですが、気になる症状が現れた際には、自己判断せずに皮膚科専門医にご相談いただくことが、皮膚の健康を維持し、快適な生活を送るための最も確実な方法です。
このコラム記事が、皆様の皮膚の健康に対する理解を深め、皮膚科受診のきっかけとなることを願っております。

菊川内科皮膚科クリニックは、地域の皆様の皮膚の悩みに寄り添い、安心してご相談いただけるクリニックでありたいと考えております。

 

♪ 診察のご予約はこちらから ♪

 

 


~~監修 医療法人社団 俊爽会  理事長 小林俊一~~

 

投稿者: 菊川内科皮膚科クリニック

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