2017.03.30更新

インフルエンザワクチンの予防接種は最も確実な予防法のひとつです。

インフルエンザワクチンの効果
1. インフルエンザにかかりにくくする。
2. 感染後に発病する可能性を低減させる。
3. 死亡や脳症といった重症化を防ぐ。

4.A型、B型、新型すべてに対応している。

 つまり、インフルエンザワクチンで期待する効果は、インフルエンザにかかりにくくし、もしインフルエンザにかかっても症状を軽くすることやインフルエンザ脳症など重症化することを防ぐことです。 

前回述べたとおり、発症してからの抗インフルエンザ薬の投与よりも予防接種の方が重要と言われています。当院では毎年10月よりインフルエンザ予防接種を行っています。

13歳未満の方、高齢の方、免疫力が乏しい方(免疫力を抑える薬を使っている方など含め)は予防接種の2回打ちの方がより抗体を得やすいと言われています。

成人の方でも希望により2回打ちが可能です。

また予防接種投与後、抗体を獲得するまでは2~3週間程はかかると言われているため、遅くても11月中には接種するように心がけましょう。

投稿者: 医療法人社団俊爽会

2017.03.21更新

インフルエンザの症状を改善するためには、体内にいるインフルエンザウイルスの増殖を防ぐ「抗インフルエンザウイルス薬」の服用が有効です。抗インフルエンザウイルス薬を発症後すぐに服用を開始すると、服用していない場合と比べて発熱期間が1~2日短縮され、ウイルスの排泄量も減少し、症状が徐々に改善されていきます。

発症後48時間以上経過してからの抗インフルエンザ薬の効果は期待できません。これは抗インフルエンザ薬が、あくまでウイルスを除去する薬ではなく、増殖を抑える薬なので、ウイルスが増えきってしまうと効果が乏しくなります。

インフルエンザは肺炎や脳症などを併発し重症化することがあります。早めに治療することは重要ですが、発症してからの抗インフルエンザ薬の投与よりも、予防接種の方が大事と言われています。

予防接種については次回ご説明します。

 

投稿者: 医療法人社団俊爽会

2017.03.07更新

インフルエンザの検査は、迅速検査が普及してすぐに結果が出るようになりました。
鼻腔の拭い液、咽頭の拭い液などを採取して、迅速検査キットなどで調べます。検査にかかる時間は、当院では約8分です。A型とB型を区別する事ができます。


しかし、検査結果が陰性(マイナス)だからといって必ずしもインフルエンザにかかっていないとは言いきれません。検査はある程度ウイルスが増殖してから行わないと検出できない場合があります。ウイルス量の少ない初期(発症してから10時間くらいまで)には「偽陰性」となることがあります。
また、新型インフルエンザでは、通常の季節性インフルエンザに比べると、明らかに発症から陽性反応が出るまでの時間が長いことが分かっています。

投稿者: 医療法人社団俊爽会

2017.02.24更新

症状としては、寒気や38℃以上の高熱を伴うことが多く、上気道炎症状、関節痛、筋肉痛、頭痛などの他、全身倦怠感、食欲不振、下痢などの全身症状が強く現れるのが特徴です。重症化すると、肺炎や脳症を合併して、命を落とす場合もあります。

予防接種を打っていたり、感冒薬を飲んでいると、熱があまり上がらなかったりする場合もあり、インフルエンザを発症している方との接触がある場合などは、軽めの症状でも検査を受けることをお勧めします。

 

投稿者: 医療法人社団俊爽会

2017.02.15更新

インフルエンザとは、一般的な風邪とは違いインフルエンザウイルスに感染してから1~3日の潜伏期間を経て発症する感染症です。かぜは1年を通してみられますが、インフルエンザは季節性を示し、例年11~12月頃に流行が始まり、1~3月にピークを迎えます。

インフルエンザは毎回、変異をきたしているため、抗体やワクチンを確立しづらく、毎年流行していると言われています。

投稿者: 医療法人社団俊爽会

2017.02.02更新

一般的には、インフルエンザ発症の前日から、発熱して5日間は、鼻やのどからウィルスを排出するといわれているため、その期間は外出を控える必要があります。


学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています。ただし、病状により学校医その他の医師が「感染のおそれがない」と認めたときは、この限りではありません。

 

投稿者: 医療法人社団俊爽会

2017.01.31更新

食事以外で普段の生活において注意することは、
① 肥満を解消する。
② 寒暖差に注意する。
③ ストレスをため込まない。
④ 睡眠不足にならないように休息をとる。
⑤ 適度な運動をする。
⑥ 過剰な飲酒を避ける。
⑦ タバコを控える。
⑧ 血圧を測る。 

気を付けなければならないことがたくさんありますね。

高血圧にならないための予防も大切です。また、高血圧症と診断された方も改善に向かうように生活習慣の見直しが重要なカギとなりそうですね。

 

 

投稿者: 医療法人社団俊爽会

2017.01.24更新

生活習慣の改善で重要となってくるのが食事です。
ここでは、高血圧を改善するにあたってどのようなことを意識したらよいのか記載していきます。

<積極的に摂取するべき食品>
タンパク質・・・魚 大豆  *腎不全などの病気がある方を除く
脂質・・・青魚(マグロ、サンマ、イワシなど)
*動物性脂肪の摂り過ぎはコレステロール値を上昇させ動脈硬化を促進させるので注意。
カリウム・・・新鮮な野菜 果物  *腎不全などの病気がある方を除く
カルシウム・・・小魚 乳製品
マグネシウム・・・ゴマ ピーナッツ 大豆 海藻
タウリン・・・魚 貝類 いか たこ 魚の血合い

食事についての注意点
① 減塩に努める。
食塩を摂り過ぎると血圧が上昇するといわれています。
推奨されている一日の塩分摂取量は10g未満です(高血圧患者は6g)。
② 朝食を摂る。

投稿者: 医療法人社団俊爽会

2017.01.12更新

治療薬は重症度によって、薬の種類や量を医師が判断し処方します。
降圧剤は血圧を下げる薬ですが高血圧を治す薬ではありません。ですから、薬をやめるとまた血圧が上がってしまう方も少なくありません。高血圧が続く間は、薬は飲みながら生活し、合併症の予防としても降圧剤の服用は大切です。前項でお話しした食事療法を行いながら血圧の変化を長期的にみていく必要があります。
自己判断は避け決められた量を飲むようにしましょう。また生活改善により血圧が落ち着いてきた場合、処方内容の検討も必要になりますので定期的に受診し医師に相談しましょう。

投稿者: 医療法人社団俊爽会

2016.12.27更新

原因がはっきりしている高血圧症については、原因を除去したり原因となっている疾患を治療することで改善していきます。
原因のはっきりしていない高血圧症は、生活習慣の改善を行い、必要に応じて降圧剤等の薬物療法を併用する治療を行います。

次回は、生活習慣の改善について詳しく説明します。

投稿者: 医療法人社団俊爽会

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