気胸について
2020.06.15更新
気胸とは、肺の表面に穴が開き、肺の空気が胸膜腔に入ってしまい、空気がたまる状態です。
胸膜腔の内圧が上がり、息を吸っても肺が広がりにくくなります。これにより呼吸がうまくできなくなります。
突然の胸の痛みと息苦しくなる(呼吸困難になる)ことが最も多い症状となります。
10~30代のやせ型の男性に多く発症しやすいといわれています。
検査としては、X線写真やCTで、胸部の胸膜腔内に空気があることを見つければ診断できます。
肺表面にあいた穴が小さく軽度の気胸であれば、安静のみで改善します。しかし胸膜腔内の空気が多い場合は、胸の外からチューブを入れて胸膜腔内の空気を抜く必要があります。
空気の漏れが止まらない場合は、場合によっては手術で穴を塞ぐ治療が行われることもあります。
気胸は場合によっては死亡に至る重篤な状態になる可能性もあります。
また、自然気胸の場合は再発することもあるため、過去に自然気胸だといわれた方は激しい運動を避けるなどの注意が必要になります。
もし気になる症状があった場合はすぐに受診しましょう。
当院は消化器内科ですが、一般内科もお受けしております。レントゲン検査も可能です。
もし医師が必要と判断した場合は他院へのご紹介も行っておりますので、気になる症状がある方は一度お問合せ下さい。
菊川内科皮膚科クリニック
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