IBS(過敏性腸症候群)について
2020.04.22更新
過敏性腸症候群(IBS)とは、大腸に腫瘍や炎症などの病気がないのに、下痢や便秘、腹痛、お通じの異常などの症状が数か月おこり続けるものをいいます。
過敏性腸症候群は20~40歳代に多く見られます。日本では10~15%程度の人がこの病気であるといわれています。
過敏性腸症候群の明らかな原因は不明だといわれています。
大腸や小腸など消化管の運動異常や知覚過敏、精神的なストレス等が関係しているとされ、複数の要因が組み合わさることで発症すると考えられています。
また細菌やウイルスによる感染性腸炎にかかった場合、回復後に過敏性腸症候群になりやすいことも言われています。
自覚症状に基づいた世界的な診断基準があるのですが、過敏性腸症候群と似たような症状が現れる病気として、細菌性・ウイルス性腸炎や潰瘍性大腸炎、大腸がんなど様々な病気があります。
このため血液検査、便検査、レントゲン検査、胃カメラや大腸カメラなどの検査を行い、他の病気がないか確認することも大切となります。
★平日は毎日、土日も胃、大腸内視鏡検査を行っております。菊川内科皮膚科クリニック
投稿者: