細菌CMやネットで逆流性食道炎というワードを聞くことが多いかと思います
この病名って何だろう(・・? 聞いたことはあるけど分からないなと思う方が多いと思うので
皆様に知っていただきたいのでこのブログでお伝えできればと思います

最近、食事のあとに「胸がムカムカする」「酸っぱいものが口まで上がってくる感覚がある」…そんなお悩みはありませんか?
これらは「逆流性食道炎」という病気の代表的なサインです。
本来、私たちの胃の中には食べ物を消化するために「胃酸」という非常に強い酸があります。
この胃酸が、何らかの原因で食道に逆流し、食道の粘膜に炎症(ただれ)を起こしてしまうのがこの病気です。
食道の粘膜は胃と違って酸に弱いため、少しの逆流でも痛みや違和感として現れます。
最近では、食生活の欧米化や加齢、ストレスの影響で、20代の若年層から80代のご高齢の方まで、非常に多くの患者様が増えている現代病のひとつです。
「症状の特徴」
最も多いのは「胸焼け」ですが、実はそれだけではありません。 「喉がつかえる感じがする」といったものから、一見関係なさそうな「長引く空咳」や「声が枯れる」といった症状で現れることもあります。
「心臓が痛いのかと思った」と仰って来院される患者様も少なくありません。こうした多彩な症状が起こるのが、逆流性食道炎の大きな特徴です。
「逆流性食道炎についてが起こる原因」
最大の原因は、胃と食道の境目にある「下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)」という筋肉の緩みです。
通常は、食べ物が通るとき以外は巾着袋の口のようにピタッと閉じていますが、加齢や肥満、あるいはデスクワークなどによる「前かがみの姿勢」を長時間続けることで、
この筋肉が緩んでしまいます。また、早食いや食べ過ぎによって胃の中の圧力(腹圧)が上がることも、逆流を招く大きな要因となります。
「逆流性食道炎についての種類」
・「逆流性食道炎」:内視鏡検査(胃カメラ)で見たときに、食道の粘膜に実際に炎症や傷が見られるもの。
・「非びらん性胃食道逆流症(NERD)」:症状はとてもお辛いのに、検査では粘膜に傷が見られないもの。
どちらも「胃酸の逆流」が原因であることに変わりはなく、適切な治療で症状を改善することが可能です。
「逆流性食道炎についての発生部位ごとの特徴」
主な発生部位は、胃と食道が合流する「食道接合部」付近です。ここは構造的に胃酸が溜まりやすく、最も炎症が起きやすい場所です。
この部分に繰り返し強い酸の刺激を受け続けると、食道の細胞が変質し、放置すると食道がんのリスクを高める原因にもなりかねません。そのため、初期段階での適切なコントロールが非常に大切です。
「逆流性食道炎についてを引き起こす主な疾患」
「食道裂孔(れっこう)ヘルニア」という状態があることが多く見られます。これは、横隔膜にある穴から胃の一部が胸の方へ滑り出してしまっている状態で、
逆流を防ぐバリア機能が弱まっています。また、最近ではピロリ菌を除菌した後に胃が元気になることで、一時的に酸の分泌が活発になり、症状が出る患者様もいらっしゃいます。
「逆流性食道炎についてを和らげるために自分でできる対処法は?」
・食事の工夫 脂っこい食事、甘いチョコレート、炭酸飲料、アルコールは胃酸の逆流を助長します。 腹八分目を心がけ、よく噛んで食べるだけでも胃の負担は大きく減ります。
・就寝時の姿勢 食後2〜3時間は、胃の内容物が逆流しやすいため横にならないようにしましょう。 お休みになる際は、クッションを使って上半身を少し高くしたり、胃の形に合わせて「左側を下にして寝る」と構造的に逆流しにくくなります。
「受診をした方が良い場合は?」
「飲み込みにくさを感じる」「体重が減ってきた」「便が黒っぽい」といった症状がある場合は、重大な疾患が隠れている可能性があるため、早急に受診をおすすめします。
「どのような検査が必要で、何を調べる?」
当院では、胃カメラ(上部消化管内視鏡)による検査を推奨しています。 炎症の広がりだけでなく、粘膜のわずかな色味の変化を見逃さないよう詳しく調べます。
「カメラは苦しそう」と不安な方のために、当院では「鼻から通す細い内視鏡」や「リラックスできる鎮静剤」を使用し、ウトウトと眠っている間に終わるような工夫を行っています!!
「どのような診断と治療が行われるの?」
多くの方は、お薬を飲み始めて数日で劇的な症状の改善を実感されます。ただし、炎症をしっかり治し、粘膜を元の綺麗な状態に戻すためには、
症状が消えてもしばらく継続してお薬を服用することが、再発を防ぐための最大のポイントです。
「どのような診察が行われるの?」
当院では、まずは患者様の生活スタイルやお困りごとをじっくり伺うことから始めます。 診察室は、どんな些細な疑問でも聞きやすい「温かい雰囲気」を大切にしています。
お一人おひとりの生活リズムに寄り添った、無理のない治療計画をご提案いたします
「最後に…」
歳だから仕方ない」「ただの胸焼け」と、お一人で我慢していませんか? 逆流性食道炎は、正しい知識と適切なケアでしっかりと改善できる病気です。
皆様が、美味しいものを笑顔で食べ、ぐっすり眠れる毎日を過ごせるよう、私たちが全力でサポートいたします。
ご自身のことだけでなく、もし周りで「最近食後に辛そうにしている」ご家族やご友人がいらしたら、ぜひこの記事の内容を伝えてあげてくださいね。
少しでも気になる症状があれば、いつでもお気軽に当院にいらしてください!!
健康や病気について学べるクリニック
都営新宿線菊川駅徒歩2分 菊川内科皮膚科クリニック
監修 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 日本内科学会
総合内科専門医 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
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