2025.10.09更新

皮脂欠乏性湿疹という症状を聞いたことがあるかと思いますihi

なぜこの時期に多いか(・・?

気温が下がり、空気が乾燥し始めることで肌の水分が失われ、乾燥やかゆみ、湿疹が生じやすくなります。

特にすねなどに出やすいですnnn

 

皮脂欠乏性湿疹とは?

肌の乾燥が進んでかゆみや炎症が現れる「皮脂欠乏性湿疹(ひしけつぼうせいしっしん)」は、乾燥肌が悪化した状態の一つです。

とくに高齢の方や、乾燥しやすい季節に多く見られます。

皮脂や水分が不足し、肌のバリア機能が低下することで、外部刺激に過敏になり湿疹が起こるのが特徴です。

症状が軽いうちにケアを行うことで、悪化を防ぐことができます。

 

症状の特徴

皮脂欠乏性湿疹の代表的な症状には以下のようなものがあります。

・皮膚がカサカサし、白い粉をふいたようになる

・強いかゆみ

・かき壊しによる赤みや小さなぶつぶつ

・ひび割れや出血を伴うことも

乾燥だけでなく、かゆみ→掻く→悪化、という悪循環が起きやすいため、早めの対処が大切です。

 

皮脂欠乏性湿疹が起こる原因

加齢:皮脂や汗の分泌量が減少するため

・乾燥した環境:冬場の暖房、湿度の低下など

・洗いすぎ・摩擦:強い洗浄剤やタオルによる刺激

・基礎疾患:糖尿病や腎機能障害などによる皮膚の乾燥

肌のバリア機能が弱まることで、外部刺激に敏感になり、炎症が生じやすくなります。

 

皮脂欠乏性湿疹の種類

単純型:皮膚の乾燥による湿疹。初期段階では保湿中心で対応可能。

・慢性型:かゆみが長期間続き、かき壊しによって皮膚が厚くなるタイプ。

・二次感染型:かき壊した部分に細菌が感染し、化膿や赤みを伴うケース。

 

発生部位ごとの特徴

すね・ふくらはぎ:とくに冬場に乾燥しやすく、かゆみを感じやすい部位

・腕や背中:摩擦が起きやすく、衣類の刺激も影響

・腰やお尻:長時間座ることによるムレや摩擦で悪化することも

・手の甲や指先:水仕事の多い方に多く見られます。

 

引き起こす主な疾患

糖尿病:皮膚の代謝が乱れやすく、乾燥しやすい

・腎機能低下:体内の水分バランスが乱れ、かゆみを引き起こすことがある

・アトピー性皮膚炎:もともとバリア機能が低い方は乾燥しやすく悪化しやすい

 

自分でできる対処法は?

保湿を徹底する:お風呂上がり10分以内に保湿剤を塗る

・刺激の少ないボディソープを使う:弱酸性や無香料のものがおすすめ

・ぬるめのお湯に浸かる:熱いお湯は皮脂を取りすぎてしまう

・掻かない工夫をする:爪を短く保ち、保冷剤などで冷やしてかゆみを抑える

・継続したスキンケアが、症状の悪化を防ぐ鍵です。

 

受診をした方が良い場合は?

保湿してもかゆみや湿疹が治まらない

出血や滲出液(じんしゅつえき)が出ている

・かゆみで夜眠れない

・感染(膿や腫れ)が疑われる

 

どのような検査が必要で、何を調べる?

アレルギー検査(血液・パッチテスト)

・皮膚の生検

・感染の有無を調べる検査

 

どのような診断と治療が行われるの?

保湿剤の処方(ヘパリン類似物質、ワセリンなど)

・ステロイド外用薬:炎症が強い場合に使用

・抗ヒスタミン薬の内服:かゆみが強い場合に併用されることも

・生活指導:入浴法、衣類の選び方など

 

どのような診察が行われるの?

1.症状の経過のヒアリング

2.かゆみの程度や生活習慣の確認

3.皮膚の状態の観察(視診)

4.必要に応じた検査

 

最後に…

皮脂欠乏性湿疹は、「単なる乾燥」と見過ごされがちですが、放置すると強いかゆみや湿疹が広がってしまうこともあります。

もしお肌のことで何か気になることがあれば、どうぞお気軽に菊川内科皮膚科クリニックへお越しくださいgyaheart

 

 

 

~監修 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一~

 

投稿者: 医療法人社団俊爽会

2017.05.02更新

・体を洗いすぎない。
・暖房のついている部屋では加湿を行うなどの工夫をする。
・バランスのよい食事をとる。(ビタミンは多めにとるのが良い)
・睡眠を十分にとる。
・禁煙する。
・水分を適度にとる。

以上のことに気を付けてみましょう!

flower2市ヶ谷駅からも電車で1本。菊川内科皮膚科クリニックです

 

投稿者: 医療法人社団俊爽会

2017.05.01更新

かゆみの原因となるヒスタミンの働きを抑える薬(抗アレルギー剤)を服用します。簡単にいうとアレルギーを抑える薬ですね。

かゆみを抑えて、なるべく掻かないようにした方が治りが速いです!

flower2本八幡駅から電車で1本。菊川内科皮膚科クリニックです

 

投稿者: 医療法人社団俊爽会

2017.04.30更新

乾燥性湿疹は視診で診断でき、すぐに治療に入れます。
ステロイド外用薬(炎症を鎮める)や保湿剤(乾燥を防ぐ)などを使います。
(主な保湿剤・・・ワセリン、尿素剤、ヘパリン類似物質、セラミド)
ステロイド外用薬は保湿剤を塗ってから1日2回、上から塗ります。
塗り薬の効果が出るまでには一週間くらいかかるので、かゆみがひどい場合には飲み薬も併用しましょう。
また、副作用にも注意していかなければなりませんので、医師の指示に従って使うようにしましょう。

 

flower2船堀駅から電車で1本。菊川内科皮膚科クリニックです

 

投稿者: 医療法人社団俊爽会

2017.04.29更新

全身に症状がでますが、特にすね、太もも、腰、背中などに強いかゆみが生じます。
日中はかゆみを我慢している方でも就寝時、布団に入って体が温まることでかゆみが出て掻いてしまうことがあるようですね。ですが、掻きむしってしまうと皮膚は傷つき、湿疹が出来てしまいます。

flower2墨田区・江東区の皮膚症状はお任せください。菊川内科皮膚科クリニックです

投稿者: 医療法人社団俊爽会

2017.04.28更新

空気が乾燥する冬場は、皮膚も乾燥によるかゆみが出やすくなります。
特に、40代以上の人、皮脂分泌の少ない幼児、暖房がきいている部屋に長時間いる人などが乾燥性湿疹になりやすいです。

flower2菊川内科皮膚科クリニックは、森下・清澄白河からもお越しいただきやすいクリニックです。

投稿者: 医療法人社団俊爽会

菊川内科皮膚科クリニック TEL0120-979-893 お気軽にお問い合わせください 内視鏡検査専用TEL:0120-979-893 菊川内科皮膚科クリニック TEL0120-979-893 お気軽にお問い合わせください 内視鏡検査専用TEL:0120-979-893