消化器内科の受診・検査で「食事制限」は必要?
〜消化器内科で行われる検査とは?内容から注意点まで詳しく解説〜
2. 消化器内科の主な検査内容とその特徴
2-1. 基本のスクリーニング(採血・尿・便潜血)
体の内部情報を手軽に把握するための重要な第一歩です。
採血検査: 肝機能や膵機能、貧血、炎症反応を調べます。腫瘍マーカーや肝炎ウイルス、ピロリ菌感染の有無も確認でき、全身の健康状態を評価します。
尿検査: 腎機能や糖尿病、尿路の異常を早期に見つける手がかりとなります。
便潜血検査: 肉眼で見えないわずかな出血を検出し、大腸がんやポリープの早期発見に役立てます。陽性の場合は精密検査(大腸カメラ)が必要です。
2-2. 腹部レントゲン検査
X線を使用して腹部全体を撮影します。短時間で広範囲を評価できるため、急な腹痛や「お腹の張り(膨満感)」の原因特定に有用です。腸閉塞や胆石、ガス貯留の状態などを迅速に診断します。
2-3. 腹部超音波検査(エコー)
体表から超音波を当て、リアルタイムで内部を観察します。
対象: 肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓など。
メリット: 放射線被ばくがなく、痛みもありません。脂肪肝、胆石、ポリープ、腫瘍の診断に極めて有効で、妊婦様やお子様も安心して受けられます。
2-4. 上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
細いカメラを口または鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸を直接観察します。
診断できる病気: 逆流性食道炎、胃潰瘍、胃がん、食道がんなど。
当院の特徴: 「つらい」という不安を払拭するため、鎮静剤を使用して眠っているような状態での検査が可能です。また、女性医師による検査のご相談にも応じています。
2-5. 下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)
肛門から内視鏡を挿入し、大腸全体を観察します。
診断・治療: 大腸がんや潰瘍性大腸炎の診断に加え、発見したポリープをその場で切除することも可能です。
最新設備: 当院ではAI(人工知能)搭載の内視鏡を導入しており、医師の目とAIの解析を組み合わせることで、微細な病変も見逃さない高精度な診断を目指しています。
2-6. CT・MRI検査および特殊内視鏡
カプセル内視鏡やCT・MRIなどは、より詳細な断層画像が必要な際や、一般的な内視鏡では届かない部位を調べるために実施されます。高度な精密診断が必要な場合は、連携医療機関と協力して対応いたします。
3. 検査の流れと受診時の注意点
検査前日の準備
内視鏡やエコー検査では、正確な観察のために「絶食」や「下剤の服用」が必要になる場合があります。
※お薬について: 糖尿病薬や抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)を服用中の方は、事前に必ずお申し出ください。休薬の調整が必要な場合があります。
検査当日・後の注意
当日の流れ: 問診後に検査の目的と内容を再確認し、同意をいただいた上でリラックスして受けられるようスタッフがサポートします。
検査後: 鎮静剤を使用した場合は、院内で30分〜1時間ほどお休みいただきます。当日の車・バイク・自転車の運転は厳禁ですので、公共交通機関でご来院ください。
結果説明: 診断結果は、当日または組織検査(生検)の結果を待って後日詳しくご説明します。
~ 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医 ~
菊川内科皮膚科クリニックでは地元の墨田区菊川、墨田区立川、墨田区江東橋、江東区森下、江東区住吉、江東区猿江、はもちろんですが、都営新宿線の近隣駅である住吉、西大島、大島、東大島、森下、浜町、都営大江戸線の両国、蔵前、東京メトロ半蔵門線の清澄白河、錦糸町、押上、からも診察や内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)受診目的でご来院していただいております。
また、墨田区千歳、墨田区両国、墨田区亀沢、江東区深川、江東区白河、江東区扇橋、江東区千田などからの患者様もいらっしゃいます。
遠方の方やご自宅での下剤服用に不安がある方でも安心して内視鏡検査を受けていただくために、院内にも下剤服用スペースを準備しております。また、内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)の開始時間のご相談にも可能な限り対応させていただいております。
内科、皮膚科、美容皮膚科など、当院在勤の専門医が幅広い年齢層の方々のお悩みに対応しておりますので、お気軽にご相談ください。






















